Realforceは良いキーボードなのですが、製品更新の頻度が低いためなかなかニーズにマッチするキーボードが発売されない状況が続いていました。
結果的に2018年に発売された第2世代Realforceを購入しました。
以下は2016年当時に購入を検討していたall30gキーボードについての記録で、結果的に2016年発売のキーボードは購入しませんでした。
2016年2月に打鍵の重さALL30g、テンキーレスのコンパクト、静音をすべて満たすタイプのRealforceキーボードが発表されました。ゲーミングキーボード扱いされているようですが、日本語環境でWindows操作をする人にとってはありがたい仕様です。
いままで東プレの静音タイプはALL45Gか変荷重しかありませんでした。
さらに言えば変荷重にはテンキーレスがあるのにALL30Gはテンキーレスタイプがなく、スペースをとらないコンパクトなALL30gのRealforceがなかったのです。
テンキーは金融機関の事務(いわゆる一般職)の人の職業道具と言っても良かったみたいですが、それも今は昔の話になりそうです。大量の紙文書や伝票を見ながらものすごい速さで打っていくいわゆる達人が多くいる(いた)テンキー業界ですが、今となっては財務諸表はEDINETから取れますし、数字を入力する機会は大きく減っています。特に自宅で使う人はテンキーはいらないことが多いでしょう。
残念なのは2016年2月下旬になってもいまだに公式ウェブページでの音沙汰がないことです。多少高くてもいいので早く発売してほしい限りです。
2016年4月になっても東プレ公式サイトのプレスリリースはメンテナンス中のままであり、本当に音沙汰無しが続いていましたがついに5月に発売されました。
色は完全なブラックではないですが、完全にブラックなものだと昇華印字タイプのキーボードだと文字が非常に見づらいという意見がありました。キーボードを見ない人にとっては何の問題もないのですが、今回のモデルではキーがグレーになっており文字が見やすくなっています。
テンキーのスペースというのは意外に邪魔であり、右利きの人がマウスを使うときにマウスの移動範囲を大きく制限する要因になります。ようやく静音かつAll30gかつテンキーなしという理想のキーボードが出てきたということは歓迎できます。