東京大学卒業生カード

東京大学卒業生カードというものがあります。文字通り卒業生だけが持てるカードです。

ざっと調べてみた感じ、旧帝大でも全ての大学が卒業生カードを発行しているわけではないみたいです。

しかも国立なのにカード維持費が有料の帝大が普通にあります。もちろん私大は軒並み卒業生カードは有料でしょうし、国立であっても有料のところは多いようです。

例えば京都大学の卒業生カードはゴールドではないクラシックカードでも年会費が1,250円だそうです。自動的にリボ払いになってしまう「マイ・ペイすリボ」を契約していると無料だそうですが、リボ払いはまず使わない&使うべきではないものですし、毎月「リボ払いせずに一括払い」をする旨の申請をしないといけないのが悪い意味でのリスクです。

その点では無条件で年会費無料の東大のカードはまともな方だと思います。しかも家族カードも無料。

条件付きの年会費無料ではなく、“無条件”での無料が良いところです。

世の中のクレジットカードには「年間あたり10万円以上使えば次年度の年会費無料」のような”条件付き”年会費無料がたくさんあります。

ですがこの東京大学卒業生カードは全く利用しなくても年会費などの維持費は一切かからないのです。

運営しているのは三菱UFJニコスですが発行者は東大(東京大学卒業生室)なので、カード事業の収益は東大が得ることになります。そしてその利益の一部が学術・研究費に回されているようです。ただし、カード利用者にその内訳(利益剰余金のうちどれだけを科研費に回したか)の明細が送られてくるわけではありません。

NPOとかNGOのような偽善の何処の馬の骨か知れない団体にヘタな寄附するよりは、このカードを日頃からメインとして利用したほうがよっぽど日本国のためになる寄附になるのではないでしょうか。