東プレRealforceの第2世代、静音かつ打鍵しきい値を変更できるAPC対応モデルR2SA-JP3-BKが発売

銀行ATMの暗証番号入力テンキーなどでも採用されている東プレのキーボードは非常に品質が高く私も使用していますが、Realforceシリーズが2017年に全面モデルチェンジをするようです。

第2世代として発売される新モデルは今までのようなマイナーチェンジではなく大幅な全面刷新となります。

私が今使用しているAll 30gのRealforceも2010年頃発売されたものなので、悪く言えば「古い」モデルであり、いい意味では「枯れている」モデルになっていました。

これまでは静音モデルやテンキー無しモデルなどマイナーチェンジが多かったRealfoceシリーズですが、今回ようやく大幅に刷新されるのは大いに歓迎できます。

(非静音、静音)×(APC非対応、APC対応)の2つの軸があり計4通りの機種ラインナップ

Realforceの新モデルは2つの軸で分類できます。静音モデルか、静音でないかが1つの軸。そして第2の軸が、キーを打鍵した際にキーが押下されたかどうかをどの程度の深さで判断するかという「しきい値」を変更できる機能です。このしきい値を変更する機能はAPC(Acutuation Point Changer)と命名されており、このAPCが「有り」と「無し」の2通りがあります。

つまり直積で考えると、(非静音、静音)×(APC非対応、APC対応)の合計4通りのラインナップがあるわけです。

キーボードの奥行きが現行モデルと比較して短くなっている EIZO液晶ディスプレイと同じでスリムベゼル化されたRealforce

現行のRealforceキーボードは大きさがでかく重いです。特に奥行きが長く、液晶ディスプレイによっては液晶ディスプレイの土台とRealforceの奥側が簡単につぶかります。

しかし新モデルのRealforceは写真を見る限りかなりスリム化されています。奥行きは大幅に削減されていますし、手前と左右も若干スリムになっています。EIZOのディスプレイで採用されているようなスリムベゼルが新モデルのRealforceでも採用されています。

4機種発売されるが、しきい値を変更できるAPCかつ静音モデル一択

今回のRealforce新モデルには2つの軸があると先程説明しましたが、その中でもフラッグシップモデルになるのは静音かつAPC対応のものです。

価格も税抜き定価で24,800円であり4通りのラインナップの中で最も高価です。間違いなくこれが東プレとしても本命でしょう。

私はこの「静音かつAPC対応」モデルを買う予定です。

その中でもブラック色のR2SA-JP3-BK

4通りのモデルではそれそれで2色ずつ展開されています。いかにもコンピュータと感じさせるアイボリー色とブラック色ですが、個人での使用ならブラック色がフィットするパターンが多いでしょう。

私は黒でEIZOモニタもデスクも統一しているので黒を買う予定です。

ブラック色かつAll 30gなのは「静音かつAPC対応」モデルだけ

私が「静音かつAPC対応」のR2SA-JP3-BKを選ぶ理由はもう一つあり、それはブラック色の中で唯一打鍵の重さが30gのモデルがあるからです。他の「非静音かつAPC非対応」、「非静音かつAPC対応」、「静音かつAPC非対応」の計3つのモデルに関しては、アイボリー色については30gのモデルもデていますが、ブラック色については45gしかありません。

「静音かつAPC対応」のモデルだけはブラック色も打鍵の重さ30gがでているので、そういった意味でも私はR2SA-JP3-BK一択だと考えています。

テンキー無しモデルも発売してくれれば満額回答

2016年には東プレからテンキー無しのゲーミングモデルとされるRealforceが発売されました。これはかなり良いモデルで、テンキーが無い分だけデスク上のスペースが空くからです。

テンキーなんて滅多に使わないので特に必要ない人にとってはテンキー無しの方が有難いです。今回のモデルにはテンキー無しはありませんが、静音かつAPC対応のモデルだけでもテンキー無し版を出してくれたら完璧です。