私は学部1年のときに購入したノートPCを大学院修了まで使っていました。すでに退役させましたがそのノートPCは今でも稼働できる状態にしてあります。
そのように学生生活で長く使える、6年以上使っても壊れないほど頑丈、そして大学まで持ち運ぶことが苦にならない軽さ、そういった条件を満たしたパソコンを紹介します。
自宅のデスクトップパソコンだけで済ませて、大学までノートパソコンを持っていく必要がないという人もいますが、難しい課題が出た場合は大学でノートパソコンを広げながら友人に質問したりするものです。
特に一人暮らしをしている学生の場合は帰省するときにノートパソコンを持っていけば普段のパソコン環境を持ち運ぶことができます。そして社会人になるときは引っ越す人は多いでしょうから、引っ越しが楽なノートパソコンが賃貸一人暮らしの学生にとってはあとあと楽になります。
対象者
この記事では国公立私立、文系理系問わず一般的な学生を対象にしています。
課題を与えられたらネットで調べながらWordでレポートを書く、Excelをいじってみる、就活のときESを書く、あとはLINEやSkype、Youtubeがスムーズに閲覧できる程度の用途を想定しています。
コンピュータ科学分野の学生ならMacBookとWindows機の2台持ちがおすすめ
私のいた大学は情報基盤センターがMacを導入したため各自で購入するノートもMacBookを選んでいる人が多かったです。しかしWindows機なしで大学生活をクリアするのは難しいので最低でも1台は持っておいたほうがいいでしょう。
生協のPCは買ってはいけない
入学した学生を待ち構えている最初の罠はサークル勧誘とそしてこの生協PCの押し売りです。
生協というのはパソコンに関しては素人です。あたかも大学側とコラボしているように見せていますがコラボしていたとしてもそれは大学の事務方(職員側)であり、教員側(教授や准教授)のおすすめではありません。
大学生協のPCはたいてい地雷ですのでしっかり自分のニーズにマッチしたものを自分の価値観に照らしあわせて選ぶことが得策です。
授業で持ち運ぶ場合は15.6インチだと重すぎる 2kg未満必須
ノートパソコンを持ち運ぶなら目安として2kgが限界です。2kg以上だと重くて通学がつらくなります。ノートパソコン単体で持てば2kgなんて大して重くないのですが、バッグにいれてそれを持ちながら歩いたり電車に乗るのは本当に大変です。また逆に1kgを切っていたらあまりに画面が狭すぎてまともに使えないノートパソコンになってしまいます。よって1kg台がベストです。
HDではなくフルHD解像度にする 解像度は作業効率に影響するので妥協してはいけない
HDやHD+やフルHDと書かれた画面のノートパソコンがありますが、フルHDとは1920×1080という解像度を指します。このフルHDを買うべきです。最近のPCは基本フルHDになっています。
解像度は作業領域の広さを表すので、最低でもこのくらいの解像度がないとまともにWordやExcelなどの作業をこなしたりすることができません。HDでもまったくできないことはないですが、狭い画面というのは相当ストレスがたまるものです。
様々な分野においてこのフルHD1920x1080サイズというのは標準となりつつあります。HDやHD+ではなくフルHD以上のノートパソコンを選ぶことをおすすめします。
衝撃に弱いハードディスクはいらない SSDのみ搭載してるものを選択
ノートパソコンにはHDD(ハードディスクドライブ)を搭載したものが未だにありますが、もはやHDDは”過去の遺物”となりつつあります。というのはHDDは内部に回転するディスクが入っており、電機製品の故障原因No1がこういった”駆動部品”によるものなんです。もちろん衝撃にもよわく地面に落とすなんてレアなことをしなくても、単にバッグから取り出したノートパソコンを机に置くときに少し”ガタ”と衝撃が加わるだけでもHDDというのはダメージを受けます。HDDというのは一度のことで急に壊れるのはなく、少しずつエラーが増えていき日々すこしずつ使えなくなって最終的には全く使えなくなるといった故障のしかたをします。持ち運ぶとなると電車に乗るとき、車に乗るときでもほんの少しの衝撃でも加わってしまいますから、そういうのが積み重なってHDDというのは故障してしまうわけです。
その点SSDというのは駆動部品がありません。SSDはSolid State Driveのことですが、Solid Stateというのがまさに駆動部品がないことを示す言葉です。しかもSSDのメリットはHDDとは比べ物にならないくらいの高速性です。
WordやExcelを使っているとたまに本当にパソコンが遅くなって全然処理が進まなくなることがあります。これはHDDが遅すぎるため起こることです。HDDに読み書きするのはとても遅く、これによって待たされているからパソコンが”遅い”と感じるわけです。SSDにするとそういったことがほぼ無くなるくらい快適になります。
上記の条件を満たすノートパソコン
以下のノートパソコンの画面サイズはすべてフルHDの1920×1080の13.3インチです。13.3インチは15.6インチの次くらいに1.4kgという軽量級パソコンになっています。
さらに両方ともSSDのみの搭載となっており、衝撃で壊れやすいHDDは搭載していません。
とにかく価格の安さを重視するのと、性能を重視するのとで場合分けして2通りのおすすめノートパソコンがあります。
価格の安さを重視する場合
性能よりも安さを重視したものです。安さを重視していても1.4kgという軽量、衝撃に強いSSD搭載、1920×1080のフルHD画面といった点を維持しています。9万円を切っているのでノートパソコンとしては安い部類です。
性能を重視する場合
こちらは性能を重視しています。具体的にはCPUとしてcore i7プロセッサを搭載している点が大きいです。それでも重さは1.4kgという軽量であり、SSD搭載、1920×1080のフルHD画面といった点は上記の「安さを重視したノートパソコン」と同様維持しています。
ただしCPUの性能を重視したために価格は20万円を超えます。