EIZO31.5インチ4KディスプレイEV3285-BK購入後のレビュー FlexScan27インチ版と同じ奥行23cmで省スペース 文字サイズ100%で表示しても読みやすい

31.5インチ4KのEIZOディスプレイが4年ぶりにモデルチェンジしました。2018年8月にFlexScan EV3285が発売され、2014年9月発売のFlexScan EV3237の後継品が誕生しました。

私はこのディスプレイEV3285を実際に購入したので以下レビューを掲載します。

2014年発売の古いEV3237(31.5インチ4K)は多数の問題を抱えていました。発展著しいブルーライトカット機能が毎年改良されていく中で、EV3285が発売された2014年当時のブルーライトカット性能では不十分であり他社製品よりも劣っている状況でした。

また2014年発売の31.5インチディスプレイでは画面前面の設定スイッチがメカニカルスイッチであったため経年劣化しやすいものでした。それがようやくタッチ式の非メカニカルスイッチに対応し耐久性が向上しています。

さらに特筆すべき点は、2018年1月に発売された27インチの4Kディスプレイ(FlexScan EV2785)と奥行きもスタンド(台座)のサイズも変わっていないことです。奥行きが長くなるとデスクのスペースが減少してしまうため、省スペースを維持したまま画面サイズを27インチから31.5インチに拡大できていることは大きく評価できます。画面サイズ以外のスペックに関しては2018年1月発売の27インチの4Kディスプレイ(FlexScan EV2785)をそのまま踏襲しているのもポイントです。

2018年8月にFlexScan EV3285-BKを予約注文し8月下旬に到着

私はFlexScan EV3285-BKをAmazon.co.jpから購入しました。販売発送ともにAmazonのものであり他社出品のものではありません。

梱包の箱は縦横奥行全てを足しても170cm以内に収まっているものでした。

液晶ディスプレイは不要になった場合メーカーにリサイクル回収してもらいますが、その際は着払いで発送することになるためダンボール箱は全ての辺の合計が170cm以下(ゆうパックの制限)になっていなければなりません。このEIZO31.5インチの箱は170cm以下なので適合しています。

つまりこのEV3285が入ってた箱はリサイクル回収時にも使える箱なので、いつかリサイクル回収するときのために保管しておいてもいいですし、または今回不要になった古いディスプレイをこの箱に入れて古いディスプレイのメーカーに回収してもらってもいいでしょう。

初期ロットは8月3日生産

製品の箱にはラベルが貼付されておりそれにはシリアルNoなども記載されているので剥がしておきました。

シリアルNoなどのバーコード部分は白抜きにしてありますが、このディスプレイは2018年8月3日に生産されたものだとわかります。

またこのディスプレイが小売店(Amazon)に納品された日もラベルに記載されています。

2018年1月に発売されたEIZO FlexScanのスペックを踏襲し画面サイズを31.5インチに拡大

2018年8月発売の31.5インチFlexScanは、2018年1月発売の27インチFlexScanと非常にスペックが似ています。これは良い意味で似ているという意味です。理由はディスプレイをデスクに置いたときの奥行が、27インチから31.5インチになっても大きくなっておらず省スペースになっているからです。

まず最初に今回発売された31.5インチのEV3285の外寸仕様を見てみます。

注目すべき点は「外観寸法」の「横表示奥行」と「モニター部奥行」です。全体の奥行230mm、モニター部奥行51.5mmとなっています。

次に27インチ版のFlexScanの外観寸法です。

27インチ版の場合は全体の奥行230mm、モニター部奥行50mmとなっています。

奥行は23cmで27インチディスプレイと同じ モニタ部の厚みもたった1.5mmしか増大していない

以上の寸法から一番驚いたのは全体の奥行の短さです。31.5インチ画面にもかかわらず27インチと同じ奥行の23cmの短さに収まっています。

通常は安定性のために台座のサイズは画面サイズが大きくなるに連れて増大します。EIZOのFlexScanシリーズの場合、2016年発売の24.1インチよりも2018年発売の27インチの台座は大きくなっています。24.1インチから27インチは2.9インチ(7.37cm)だけ画面の対角線が長いですが、そのくらい画面を大きくすると安定性のため台座は大きくなります。

しかし、今回発売されたEV3285では27インチから4.5インチ(11.43cm)も画面の対角線が長くなっているにもかかわらず、台座の大きさは同じです。奥行が23cmから変化していません。

つまり31.5インチを選ぶか27インチを選ぶかにおいて奥行は気にしなくてもいいということです。気にするのは左右のスペースになるでしょう。

モニター部分も厚みについても、31.5インチは51.5mmであり、27インチの50mmからほんも僅かしか厚くなっていません。

このようにEV3285は非常にコンパクトなディスプレイに仕上がっています。

4K解像度でも文字サイズ100%で十分使用できる

高解像度ディスプレイは画面サイズが小さいと文字サイズが小さくなります。そのため27インチディスプレイでは150%の文字サイズで表示しなければ文字が小さくなります。

40インチにもなれば文字サイズ100%で表示しても文字が小さくなりません。しかし40インチディスプレイを事務作業用途や、ゲーム用途で使うのは無理があります。ゲーム用は高々27インチくらいの大きさでないと視認性が悪くなります。プロゲーマーでも高々27インチです。

また事務用途だと高々31.5インチです。

実は40インチなくても31.5インチでも100%文字サイズで十分文字が読める程度に表示できます。

以下の画像は今回購入したFlexScan EV3285をDisplayportに接続し、トリプルディスプレイのうち中央に設置したメインディスプレイとして使用している場合の「ディスプレイ設定」画面です。

このようにEIZO31.5インチの4Kディスプレイを接続した場合でも、EIZO27インチ4Kディスプレイを接続したときに「150%(推奨)」になっているのと同じく、31.5インチでも「150%(推奨)」となっています。

実際は31.5インチだと150%は文字がでかすぎます。高々125%で十分です。私は100%にしています。27インチディスプレイでは100%文字サイズではとても使用に耐えませんが、31.5インチなら100%でも十分作業できる文字サイズです。

テキストを読むならColorEdgeよりもFlexScanのほうが目が疲れない

EIZOの30インチ台ディスプレイのラインナップには、FlexScanシリーズだと2014年発売のEV3237次が今回2018年8月発売の、31.1インチディスプレイとしては2018年5月発売のColorEdge CG319Xがあります。

しかしこのColorEdgeは正確に色を発色するためのディスプレイであり、ブルーライトカット等で目を疲れさせないことに主眼が置かれているディスプレイではありません。

ブルーライトカット性能はFlexScanのほうが優秀です。そのかわりに黄色みを帯びた温かい色になるため色の正確さは再現できませんが、相対的な色は再現されるため通常の事務用途ならなんの問題もありません。

FlexScanは発色の正確さに関しては適当です。その分だけ安いわけですが、全体的に黄色みがかっても相対的に色が認識できればそれで十分です。

文書作成やプログラミングのように文字列を扱う作業や単にYoutubeやTwitchを観るくらいだったらFlexScanが最適です。