おすすめ静音orファンレス電源のまとめ 通常タイプからACアダプタまで

静音パソコンを作るために、ファンレスにできる電源ユニットのサーベイを行っていたのでその内容を忘れないうちにメモ書きしておいたものです。

2017年6月にはSeasonicのPRIMEシリーズにファンレス600W電源がラインナップされました。ファンレスなのに米国販売では12年保証です。

さらに2018年11月にはSeasonicがOEM生産したものをSilverStoneが販売するSST-NJ600が発売されました。

現時点ではこの2機種がベストチョイスとなります。

また2019年5月にはSeasonicから800Wのファンレス電源が発表されました。これが発売されればこれがベストチョイスです。

電源タイプ別のインデックス:

通常のATX電源タイプの完全ファンレス電源

まず取り上げるのは一般的なATXタイプのPC電源です。ACアダプタを使うタイプは記事の一番下に掲載しました。わざわざACアダプタを使うニーズがあるのはケースの外で電圧変換をできるためであり、熱源をPCケースの外に設置できることにメリットがあります。

一般的なPC電源はAC100Vコードをケースに挿して、ケース内部においてPC各パーツが必要とする電圧まで下げる変換を行うため、熱がケース内にこもりやすいことから2000年代半ばまではあまりこのタイプのファンレス電源はありませんでした。

最近は80Plus Pratinum認証、Titanium認証を取得した高効率電源が多く出てきたので、発熱量を抑えてPC内部に設置しても問題がなくなりました。

現在では特にこだわりがないかぎり、ACアダプタタイプではなくこのATX電源タイプのファンレス電源がおすすめです。ACアダプタはとても10年も持ちませんが、ATX電源タイプなら保証期間10年~12年のものが多くでています。24時間連続稼働させるならACアダプタタイプではなくATX電源タイプを使うべきです。ACアダプタは24時間365日連続稼働させることを前提としていないためです。

<700W級>

Seasonic PRIME Fanless TX-700(SSR-700TL)

2019年5月発表。Seasonicの600Wファンレス電源の700W版です。

80Plus Titanium認証取得。115Vの入力電圧において、負荷50%時の最大変換効率は94%です。リップルノイズは20mV。

保護回路はOPP/OVP/UVP/SCP/OCP/OTP

これもこれまで通り日本国内では正規販売されず、入手するとしたら米国Amazon.comから個人輸入することになりそうです。

少し時間が経過すればSilverStoneからOEM品がでるはずなので、今までのSilverStone製ファンレス電源は日本国内正規品として販売されていることから700Wも正規品として販売されるでしょう。入手するとしたら日本国内正規品のSilverStone製を使うのが合理的になりそうです。

<600W級>

SilverStone Nightjar SST-NJ600

2018年11月発売にSilverStoneから発売されたファンレス電源です。以前からSilverStoneから販売されていた520Wファンレス電源(SST-NJ520)の後継品です。SST-NJ520は80Plus Platinum認証取得でしたが、SST-NJ600ではTitanium認証取得にアップグレードされました。

またこのSST-NJ600は、下記Seasonicの600Wファンレス電源SSR-600TLのOEM品です。Seasonicが生産し、SilverStone名義で売っているものがSST-NJ600です。実際、SST-NJ520はSeasonic製ファンレス電源のOEM品だったので、その流れを今回も踏襲しています。Seasonic SSR-600TLも80Plus Titanium認証取得なのでその点も一致しています。

SeasonicのSSR-600TLは日本国内では正規品として販売されていません。そのため日本国内正規品として購入するのなら、OEM品であるSilverStone SST-NJ600がほぼ唯一の600W級ファンレス電源になります。

しかし、下記項目にも記載していますがSeasonicのSSR-600TLは米国Amazon.comから日本国内に個人輸入可能です。個人輸入といっても面倒な手続きは要らず、日本のAmazonのように購入手続きを完了させるだけで日本国内まで発送してくれます。

故障時の交換などサポートを期待するならSilverStone製のSST-NJ600を日本国内の小売店で購入したほうがいいでしょうが、サポートは不要だという場合はAmazon.comでSeasonicのSSR-600TLを購入するのも良い選択肢です。

Seasonic Prime Titanium Fanless 600W(SSR-600TL)

2017年6月、Seasonicの最高級フラッグシップシリーズであるPRIMEシリーズにファンレスモデルが追加されることが発表されました。

これによって、今までSilverStone SST-NJ520一強だった状況が変わりそうです。日本国内ではオールテックがSeasonicの正規代理店になっていますが、毎回ファンレスタイプはオールテックが代理店となっていないため、入手するとしたら米国Amazon.comから個人輸入することになります。

ファンレスにすると冷却能力が落ちることから保証期間が短くなりがちですが、この電源は12年保証のようです。

この電源が発売される以前のSeasonicのファンレス電源はSS-520FL2(80Plus Platinum認証取得)が担当しており、そのOEMとしてSilverStoneからも520Wのファンレス電源が出ています。それが600Wになった上に最高級のPRIMEシリーズなので、最大消費電力600W級のファンレスPCを組む上で必須のファンレス電源となります。

この電源は日本国内において正規品として販売されていません。そのため流通しているとしても個人輸入した転売業者が高値で転売しているものです。転売業者もAmazon.comで購入してそれを日本国内で高値で転売しているだけなので、それなら自分でAmazon.comから購入してしまったほうが安上がりです。Amazon.comでは日本に個人輸入できるPCパーツとできないPCパーツがあるのですが、この電源は個人輸入できると思われます。私は以前Amazon.comからM.2 SSDを個人輸入したことがあるのでアカウントを持っているのですが、以下のようにこのファンレス電源を購入直前の画面まで推移させて確認してみました。

私はこの注文を確定していません。日本宛に購入できるかどうかを確認しただけです。送料や関税コストなどドルベースで表記されていますが金額は今後変わる可能性があるのでその都度確認してください。当然価格も今後変わると予想されるのでその都度確認してください。

このようにこのファンレス電源SSR-600TLは日本に個人輸入できることがわかります。

Import Fees Depositは関税コストの上限金額であり、実際かかったコストとの差分は後日クレジカードに返金されます。購入時にAmazon.comで日本円建てを選択することもできますが、一般論としてはAmazon.comではドル建てで購入してクレジットカード会社の為替換算レートで日本円請求してもらったほうが安上がりなので、基本的にはAmazon.comでは通常のドル建てで購入してクレジットカード会社から日本円で請求してもらったほうがいいでしょう。

玄人志向 KRPW-FL600W/92+(600W, 80Plus Platinum認証取得, 一部モジュラー式)

この電源は2013年発売当初は最大容量のファンレス電源でした。

この電源は画像を見てわかるようにフルモジュラー式ではありません。フルモジュラー式とは、電源ユニット本体と電源コードで分化させモジュール化されており、すべての電源コードが電源ユニットのコネクタから外せるようになっているものです。不要なコードを外すことによってPCケース内のメンテナンスをしやすくします。意外と電源コードというのは場所をとり邪魔なものです。この電源では一部のコネクタはモジュラー式ですが、ATX24ピン、CPU補助電源8ピン、PCIe補助電源6+2ピン、PCIe補助電源6ピンが本体直付けになっておりケーブルの取り外しができません。

この電源の欠点は2013年発売でありもう流通していないことです。探せばまだ残っているようですが、すでに生産中止したものをこれから買うのはあまりスマートな選択とは言えませんし、現在では600W電源でさらに高品質なSeasonic製や、SeasonicのOEM品がSilverStoneから出ているのでそちらを購入したほうがいいです。

<500W級>

SilverStone SST-NJ520

520W引き出せるファンレス電源です。玄人志向の600W電源が今となっては流通していない中、このSST-NJ520電源がファンレスの中で最も大容量な電源でしたが、既に600Wや700Wのファンレス電源がリリースされたことで今となってはこのSST-NJ520にはそこまで優位性はありません。

もし600Wや700Wもの容量は不要で500W級でも十分だとしても、2019年にはSeasonicとSilverStoneが500Wのファンレス電源を発表したのでそちらのほうがおすすめです。SilverStoneの500W電源SST-NJ500-PTは、このSST-NJ520の刷新版であり、より信頼性を高めたものです。そのためもし500W帯の電源が欲しい場合は、SilverStone SST-NJ500-PTか、Seasonic PRIME PX-500がおすすめです。

これより少し容量が大きい物ではEnermaxのファンレス電源がありますが、電源長が174mmもあり、Fractal Design Core500などのケースでは16cmか17cmまでの対応なので、ケースが限られてきます。

その点このSilverStone電源は全長16cmなのでほとんどのケースに入ります。

ドライブにSSDを使えばQuadro M6000のようなTDP250Wのグラフィックボード+TDP160WのXeonでも可能です。

よく電源は最大許容量の1/2にしたほうがよいというのを見かけますが、それは1/2の点で効率性が最大化されるからです。これは高校の物理でも相加平均相乗平均や微分を使って1/2の点で最適になるというのをやると思います。

しかし80Plus認証というのは負荷50%時以外の負荷でも効率性を高くするために始まったものです。

この電源の場合だと負荷520Wギリギリでも、もしくはその半分の260Wでも高い変換効率を維持することができるのが最近の電源です。

電源というのは最大消費量が電源の定格を下回っていればいいのです。電解コンデンサが100Vまでの部品だったら10Vで使用しても90Vで使用してもいいのと同じです。

以前オリオスペックから提供されていたファンレスPCはこのSilverStoneの電源を使用していた時期がありました。

余談ですがストレージはできるだけSSDを使いましょう。せっかく電源を無音にしてもHDDはかなりの音がでますし消費電力も発熱量も大きいです。SATA接続のSSDなら書き込み時でも数ワットです。ストレージで電力を節約すればCPUやグラフィックボードの消費電力に枠を回すことができます。

ENERMAX DIGIFANLESS EDF550AWN(550W)

台湾のPC電源・PCケース企業であるEnermaxのファンレス電源です。2015年発売。欠点は電源長が174mmもあることです。

SuperFlower SF-500P14FG(センチュリー販売)

価格も手頃であり500Wも容量があるため使用者が多かった電源です。

これを販売しているセンチュリー社は日本の会社です。しかし生産をしているわけではありません。よってメイドインジャパンではありません。

生産しているSuperFlowerという会社は台湾の会社です。保護回路はSilverStoneのものより少なめです。

また画像をみてわかるとおりすべての電源ケーブルが取り外し可能なモジュラー式ではありません。マザーボード電源やCPU電源、グラフィックボード電源などの部分は取り外しができないようになっています。

ファンがついてるが静音のタイプ(準ファンレス)

最近はファンがついていても静音のPC電源が数多く出てきています。

第一のポイントとして、80PLUS認証でTitaniumかPlatinumを獲得している電源を選ぶのがポイントです。

第二のポイントとして、10年保証の電源を選ぶことが重要です。

Seasonic

Seasonicは台湾籍の企業であり生産はチャイナで行っています。私が購入したSeasonicの最上位モデルであるPRIMEシリーズにもMade in Chinaと書いてありました。

SSR-650TD PRIMEシリーズ650W   80PLUS認証Titanium

2017年2月に私も購入した電源です。2016年10月発売です。既存のPCの電源が2006年に購入したものだったので、24時間稼働しても耐久性が高いものに交換しました。PRIMEシリーズは10年保証かつ24時間稼働を想定しているものだったのでニーズに合致していました。

グラフィックボードを挿していないPCなので一番低い650W版にしました。ファンがものすごく静かなので、以前の電源のファンを止めた状態と同じノイズレベルです。

米国のAmazonで買うと為替レートや輸入コストを勘案しても半額程度で買えるようですが、日本国内で10年保証を受けることはできません。保証を受けるためには米国に電源を送付することになります。それでもいいなら米国から安く買えますし、面倒なことをしたくないのなら日本国内で上乗せの価格プレミアムを支払って購入して保証を受けるのが賢い選択です。

SSR-750TD PRIMEシリーズ750W 80PLUS認証Titanium

SSR-850TD PRIMEシリーズ850W 80PLUS認証Titanium

SSR-1000TD PRIMEシリーズ1000W 80PLUS認証Titanium

PRIMEシリーズに2017年5月、1KWの電源が追加されました。ただし日本国内ではまだ販売されていません。Amazon.comで取扱がありますが、Amazon.comで買ってしまうと国内正規品にならないので手厚い12年保証(おそらく日本では販売されても10年保証)が付いてきません。日本の代理店であるオウルテックが販売するのを待つか、Amazon.comだとたった300ドル程度で買えるので、保証が受けられないの覚悟でAmazon.comで個人輸入してしまうのも手かもしれません。

Corsair

Corsairは自社で電源を製造していたり、または台湾のSeasonic社を委託者とし、受託者がコルセアとなるOEM生産をしている場合があります。

私はコルセア社を比較的信頼しています。なぜなら数少ないパソコンパーツ分野での米国企業だからです。SeasonicやSilverStoneやASUSを含めてほとんどのPCパーツ企業は台湾企業です。米国企業はSupermicroやCorsairなど本当に限られた数しかありません。

AX1500i CP-9020057-JP

現在Corsairから出ている唯一のTitanium電源です。

この電源に関して1500W取り出せるということから「延長コードを使うと火災になる」という嘘がネット上で出回っています。

まず一つにこの電源は日本のような100Vコンセントで運用した場合は1300Wまでしか取り出せません。つまり最大で13アンペアしか流れないので15アンペアまでの家庭用コンセントは何の問題もありません。

第二に、「延長コード」については正しくは「分配すると危険」というだけです。分配というのはいわゆるタコ足配線のことであり、一つのコンセントから取った電源を複数の家電製品で使うことです。

「延長コード」の本質は長さの足りない電源コードを延長することです。中には分配しない単なる延長を行うだけの純粋な延長コードもあります。そのようなコードを使って延長するのなら今回のCorsairの電源を接続しても何の問題もありません。

もし分配可能が延長コードを使って、この1300W電源に加えて他の家電を接続したら15アンペアの電流を超えることがあり得るため危険になりますが、それは延長コードそのものの原因ではなく他に電気機器を繋ぐことを原因として発生するものです。

つまりこのCorsair電源を直接コンセントに繋ぐなら13アンペアまでしか流れないので何の問題も無し、単なる延長コードで延長するだけなら同じく13アンペアまでなので何の問題も無し、分配可能な延長コードを使った場合は他に電気機器を延長コードに接続しなければ何の問題も無し、というのが正しい認識です。

前述した通り、このCorsair電源は日本の家庭用の100V電圧では1300Wまでしか取り出せないように設計されています。

このCorsair電源を使って1500W取り出したい場合は日本の一般家庭だと200Vコンセントに接続する必要があります。Corsair電源側は国際的なあらゆる電圧規格に合わせるために24-Vまでの電圧に対応しているので、200Vでも問題なく変換してくれます。

どの家庭でもエアコン用の200Vコンセントが必ず最初からついているものですし、エアコンで使用していて足りなかったら簡単な電気工事で200Vを造設してもらえます。

小型PC用のSFX規格の準ファンレス電源

SFX電源には80PLUS Titanium認証取得のものは今のところありません。最も高変換効率でもPlatinum認証取得までです。

Corsair

・SF450 CP-9020104-JP

7年保証です。7年保証は日本のみではなく、”Corsair guanrantee 7 years”と箱に直接印字されているので各国共通です。

TDP95WのCPU+オンボードグラフィクスのみ、SSDしか搭載せずなので、私の用途では450Wもあれば十分でした。

この電源はファンの回転数をおとすだけでなく、完全にファンを停止させる状態にも推移します。これが準ファンレスと呼ばれる所以です。ファンが完全に停止する目安としては、電源ユニット筐体の温度が25℃であり、かつ消費電力が90W以下という場合のようです。Seasonicの

・SF600 CP-9020105-JP

TDP250WレベルのグラフィックボードやHDDを積んだりするのなら、こちらの600Wタイプの方がおすすめです。SSD+オンボードグラフィクスなら上記の450Wタイプでいいでしょう。80Plus Gold認証取得でありその点は上記の450Wと同じです。

ACアダプタタイプ

ACアダプタタイプの注意点としてはケース前面に電源を設置するタイプのPCケースではだめだということです。

ほとんどのPCケースはケースの後ろ側に接する形で電源を設置します。だから問題がないことがほとんどなのですが、収納性を最優先しているPCケースでは電源をケース前方に設置するものがあります。

なぜならケース前方というのは3.5インチドライブベイが並ぶ場所であり、SSDを1つ付ける程度ならスペースががら空きで余ってしまうからです。

だから比較的スペースに余裕があるPCケース前方に電源を設置するタイプのPCケースがあります。

そういったものはケース背面に100V電源コードを差し、それをPCケース前面まで延長させて電源ユニット本体に接続するといったことをやります。

ですがACアダプタタイプの電源ではそのような延長をすることを前提に作られていません。

電源をPCケース前面に設置するタイプのPCケースでは100V電源コードをPCケース内部で延長するものが付属していますが、それはACアダプタを前提としてないのです。ACアダプタを延長するならば、PCケースの裏には100VコネクタではなくACアダプタのコネクタがなくてはいけません。でもそのようなものが用意されているPCケースはないのです。

だからACアダプタタイプというのはあまり融通がききません。ACアダプタが壊れてしまうと同等品のACアダプタを探すのが難しく、またACアダプタはOKだけど電源ユニットが壊れたときにはすでに市場で電源ユニットが流通していないということもあるのです。ACアダプタはまだ使えるのにもったいないということになります。

ACアダプタ電源を採用するときには、本当にACアダプタタイプの電源を使わなければいけない状況なのかをよく考えましょう。

交流を直流化して電圧を落とす回路は、通常の電源ではPCケース内部で行いますが、ACアダプタタイプのようにPCケースの外に直流化回路を設置する必要性が本当にあるのかどうかということです。

SilverStoneから出ている通常タイプのファンレス電源で十分だと思っています。

静音・無音パソコンで名高いオリオスペックの無音PCも以前の製品ではAbeeのACアダプタを使用していましたが、最近のシリーズではSilverStoneのファンレス電源になっています。

HDPLEX

米国のHDPLEX社が販売しているACアダプタタイプのPC電源が現在ではほぼ唯一の選択肢です。HDPLEX社はファンレスPCケースにこだわっているメーカーで、それに付随してACアダプタも手がけるようになりました。

HDPLEX社のACアダプタ電源は当初HDPLEX社のファンレスPCケースでしか使えない規格だったのですが、その規格に合わせる形で他のメーカーからもHDPLEX電源に対応したPCケースが相次いで登場したことで、「ACアダプタ電源といえばHDPLEX製」のようにデファクトスタンダードの地位まで上り詰めてしまいました。

HDPLEX社のACアダプタ電源は、AC電源をDCに変換するいわゆるACアダプタ部分と、DCを入力として受け取りPC規格で必要な各電圧に変換するためのボードという2部構成になっています。それぞれ別々に売っています。

これらの組み合わせによって、AC→DCアダプタ400W×2と800W対応の変換モジュールを使うことによって800Wのファンレス電源が作れてしまいます。

玄人志向 ACアダプタタイプPC電源 KRPW-AC120W

ACアダプタタイプのPC電源としては容量が少ない方です。120WしかないのでTDP95WのIntel Coreを動作させるのは不安があります。TDP65WのCPUまでにしておくのが無難です。

ACアダプタを使うのなら次のAbeeの方がいいと思います。

現在では既にKRPW-AC120Wは品薄です。

Abee 150W ACアダプタ電源

150Wあるタイプであり、これならCore i9 or i7+iGPU(内蔵グラフィクス)+SSDなら電力をまかなえるレベルです。

GeForceGTX1050Tiファンレスのグラフィックボードをつけてもなんとかいけるかもしれませんが、ギリギリだと思います。少なくともストレージはすべてSSDにしなければなりません。

オリオスペックのThermaltake Core V1ケースを使った無音ファンレスPCではこの電源を使っている時期がありました。

Abeeは倒産してしまったので今は別のADアダプタ電源がおすすめです。

FILCO 180W+180Wの合計360Wも可能なACアダプタ電源

こちらは180WのACアダプタ電源です。このACアダプタ電源がすごいのはケースに取り付ける電源ユニットにACアダプタジャックが2つあり、もう一つACアダプタを追加購入することで合計360WのACアダプタ電源ができてしまうことです。

普通の電源タイプ以外ではこれが最も大容量でしょう。欠点としてはもう生産をしていないようで代替品が手に入りにくいことです。故障してしまったらもうそれで終わりということになるかもしれません。在庫は残り少ないようです。