【2018年最新版】おすすめベアボーン(NUC)の比較と選び方 Intel Core,Pentium,Celeron,Atom、AMD RyzenのCPU世代ごとにランキング評価

2016年4月にPCを新調する際にベアボーンも選択肢に入れていました。しかしベアボーンだとファンやヒートシンクが小さく静音化の達成が難しかったり割高になってしまうことからデスクトップPCを自作しました。

次のPCは2019年初頭発売のIntel Ice Lakeプロセッサを購入して組む予定ですが、2016年以来ベアボーンのサーベイを時々していたので今回まとめてみました。

ベアボーンは基本的に新しいCPUがリリースされてから発売までに半年~1年かかります。すぐに新しいCPUを試したい場合にベアボーンは不向きですが、PCをとにかく小型化したい場合は自作PCよりメリットがあります。自作PCの場合は標準化されたサイズのパーツを使うことになりますが、ベアボーンの場合はマザーボードから電源からケースまで標準規格外のものを一体的に設計しているため大幅にケースが小さくなります。自作だとたとえ超小型Mini ITXケースを使ってもベアボーンの小ささには敵いません。

性能を重視するならShuttle製のようにデスクトップ向けCore-Sソケットに対応したベアボーンがいいでしょう。ノートパソコンで使われる低消費電力のCore-UプロセッサでもいいならIntelやZOTACのベアボーンでもいいと思います。

Intel Core 第8世代Coffee Lake(Kaby Lake Refresh)プロセッサ対応

2017年11月にリリースされたIntel第8世代プロセッサに対応したベアボーン。

1位 Intel Core i7 8809G

・Intel BOXNUC8I7HVK

2018年発売。このベアボーンに搭載されているCPUは特殊です。CPU基盤上にIntel製の汎用コア(Intel Core i7)チップと、AMD製Radeon RX Vega M GL Graphicsの合計2つのチップを搭載したものです。

わざわざなぜチップを分けるかと言えばメーカーが別々というのもありますが、汎用コアとGPUの間の帯域幅は同一ダイにするほどでもないので、歩留まりを良くするために2つにチップを分けるほうが合理的だからです。

CPU基板上は一体化しているように見えてもチップ自体は別々であるためこれはDiscrete GPUに分類されます。同じダイ上にIntel HD Graphicsが載っているIntegrated GPUとは異なります。

またこのようにCPU基板上にGPUチップを載せるメリットは他にもあります。PCI Express接続をする一般的なDiscrete GPUとは違って、汎用コアチップとGPUチップが物理的に近距離にあるためレイテンシが少ないこと、PCIeよりも帯域幅を大きく確保できるというメリットがあります。冷却面で言えば、PCIe HHHLにグラボを挿すタイプだとCPUクーラーとグラボ用のクーラー2つ用意する必要がありますが、CPU基板上にGPUチップを載せてしまえばクーラーも1つで済みます。これも省スペース化が重要なベアボーンにおいては親和性が高いです。

TDPが100Wもありますが、この発熱量のうちほとんどがGPUチップRadeon Vegaから発生しているものです。Intel Core(汎用コア)自体は35W~45W程度でしょう。

下記モデル「NUC8i7HNK」との違いは、本機種「NUC8i7HVK」はオーバークロック可能なアンロックモデルです。

CPUの動作周波数は3.1GHz~4.2GHzであり、最大周波数が下記モデルより0.1GHz高くなっているだけですが、GPUでは大きな差があります。本機種「NUC8i7HVK」ではグラフィックチップの動作周波数が1,063MHz~1,190MHzであり下記モデルより遥かに高い周波数になっています。当然このRadeon VegaはIntel UHD Graphicsより高性能です。同時画面出力が6画面もできてしまいます。

ACアダプタは230Wもあり大容量です。デスクトップ向けCPUを積んだファンレスPCのACアダプタ電源でもここまで大容量なものはなかなか使いません。

注意点として、このベアボーンに搭載されているCPUはあくまでもモバイルノートパソコン向けであってデスクトップ向けのCore-Sプロセッサがベースになっているものではありません。そのため汎用コアの性能を重視したい場合は1151ソケットを搭載しているShuttleやASRockのベアボーンを使ったほうが高性能になります。ただしグラフィックについてはデスクトップ向けCPUに内蔵されているIntegrated GPU(Intel UHD Graphics)よりも、このNUC8i7のRadeon Vegaのほうが強力なのでグラフィック性能にこだわるならこのNUC8i7がおすすめです。

2位 Intel Core i7 8705G

・Intel BOXNUC8I7HNK

上記モデルと対をなすモデルで、こちらの「NUC8i7HNK」はオーバークロックしていないベーシックモデルです。CPUのTDPは65Wであり、上記モデル「NUC8i7HVK」のTDP100Wに比べたらだいぶ低発熱になっています。ただしACアダプタの容量は230Wであり共通です。

TDP65Wに抑えることができている最大の要因はAMD Radeon Vegaチップの動作周波数の低さです。こちらのモデルは931MHz~1,011MHzに動作周波数を抑えています。そのためグラフィック性能は上記モデルと比べてだいぶ落ちることになります。

一方で汎用コア(Intel Coreチップ)については上記モデルと大差ありません。動作周波数は3.1GHz~4.1GHzであり最大周波数が0.1GHz低いだけです。4コア8スレッドである点も同じですし、キャッシュサイズ8MBも同じです。そのためこのTDPの違いは汎用コアの性能からくるものではなくGPUコアの性能の違いから来るものです。ゲームをやるなどグラフィック性能が必要なら上記モデルを選択して、汎用コアを使う用途(コプロセッサをあまり使わない用途)ならこちらのモデルでもいいでしょう。「大は小を兼ねる」ことを考慮するなら上記モデルのほうがおすすめです。

3位 Intel Core i7 8650U

4コア8スレッド。動作周波数1.9GHz~4.2GHz。TDP15W。キャッシュ8MB

・Intel BLKNUC7I7DNHE

2018年5月発売。このモデルはトリプルディスプレイにできません。HDMI端子×2でデュアルディスプレイまでです。Displayportを採用しているベアボーンの中には端子が2つしかなくてもデイジーチェーンで3画面にできるものがありますが、このベアボーンは2画面までです。ストレージは2.5インチドライブ+M.2規格NVMeインターフェース(PCIe 3.0×4レーン)を同時に搭載可能です。Wifi+Bluetoothのモジュールも内蔵されています(M.2 2230)。メモリはDDR4-2400×2枚で合計32GBまでです。

・Intel BLKNUC7I7DNKE

2018年5月発売。上記モデル「NUC7I7DNHE」から2.5インチドライブのスペースを削減したもの。3画面に対応していない点など他のスペックは同じです。

Intel Core 第7世代Kaby Lakeプロセッサ対応

1位 Intel Core i7,i5,i3デスクトップ向けCPU(LGA1151)を搭載可能なタイプ

・Shuttle SZ270R8

2018年1月発売。2018年発売で第7世代というのは遅い気もしますが、ベアボーン発売はCPUリリースから半年から1年かかるので仕方ないと言えます。

このベアボーンはデスクトップ用CPU Core-Sを搭載できる点が特徴です。大半のベアボーンはノートパソコンで採用されるCore-Uシリーズであり低スペックです。ですがこのShuttle製ベアボーンはデスクトップ用Core-SシリーズのCPUを載せられるため、第7世代のCore i7 7700KやCore i5 7600Kなども搭載可能です。当然CPUは別売りです。

チップセットはH270であるため第6世代Skylakeプロセッサも搭載可能です。しかし第8世代プロセッサは搭載できません。

奥行き28cmまでのグラフィックボードを搭載することもできます。PCI Express×16で2スロット分も可能です。

このベアボーンに搭載されているマザーボードは特殊サイズです。Mini ITXより若干大きくMicro ATXより小さいです。Mini ITXよりも奥行を長くして、メモリスロットを4つも設けている点が特徴です。その分だけM.2スロットも1つ増やして、M.2スロットが2つマザーボード表面にあります。

M.2スロットも2つ搭載しており、両方共2280サイズも可能です。SATA、PCIe(NVMe)どちらの接続規格もOKです。私としてはHDDを搭載せずにM.2SSDだけを搭載すれば十分だと思っています。SSDなら×4レーンなので、NVMe M.2SSDを2台搭載しても8レーン消費です。グラボで×16を消費しても合計24レーンなのでZ270チップセットの範囲内に収まります。

電源は80PLUS Silver認証取得です。500Wなので十分すぎます。TDP250Wのグラフィックボード+TDP91WのCore i7 7700KやCore i5 7600Kを搭載して、3.5インチベイに4つHDDを搭載しても余裕です。

ディスプレイ出力も優秀です。Displayportが2つもあり、HDMIが1つです。この3つでトリプルディスプレイ可能で、しかも4K解像度で60fpsも可能です。

しかしATXやSFXなどの標準化された一般規格ではないので、他の電源に交換は困難です。壊れたらベアボーンごと買い換えることになるでしょう。

またCPUクーラーは特殊です。付属のヒートパイプでCPUの熱をケースまで運んでケース自体をヒートシンクのようにして熱を放出するタイプです。CPUからヒートパイプで持ってきた熱を拡散させるためにケースファンが付いておりこれがCPUファンを兼ねています。このファンの直径が8cmで決して静音とは言えません。

さらにこのPCの電源は非常に小さいファンが付いておりこれがノイズの元になっています。この2つの直径が小さいファンの存在がデメリットです。

またこのベアボーンで残念な点は、DAN CASE A4-SFX v2よりも大型であるということです。Dan Caseは112mm×200mm×317mmであり、このベアボーンの216x198x349mmよりも一回り小型です。それでもDan CaseはSFX電源を搭載でき、奥行295mmまでのグラボを搭載できたりとキャパシティが大きいです。

Dan Caseを使ったPCがこのベアボーンより劣っている点は、Mini ITXマザーボードをDan Caseでは使うことになるためメモリが2枚しか挿せない点です。それ以外の項目では、Dan Caseを購入して自作した方がスペック的には上になると思いますが、Dan Caseは3万円以上するのでコストはこのベアボーンの方が安上がりでしょう。

・Shuttle SZ270R9

2018年12月発売。上記モデルの”SZ270R8”と殆どの部分で同じですが、こちらは装飾のためのLEDとターボスイッチを搭載しています。LEDは見かけ上のものなので性能には関係ありません。またターボスイッチについては押すと自動的にオーバークロック設定をしてくれます。オーバークロックのオンオフを手軽にやるためのスイッチなので、オーバークロックする予定がないのなら上記モデルの”SZ270R8”の方がいいでしょう。このLEDとオーバークロックスイッチという2点以外については全て”SZ270R8”と同じです。

・Shuttle XH270

2017年12月発売。H270チップセット

・ASRock DeskMini 110/B/BB

2016年8月発売。この機種はちょっと注意が必要です。ディスプレイ出力端子がDisplayport、HDMI、D-Subの合計3つ搭載されていますが、同時出力可能なのは2画面までです。つまりデュアルディスプレイが限界で、トリプルディスプレイにできません。たとえ3画面出力に対応しているIntel Coreプロセッサを使っていても、マザーボード側が3画面表示に対応していないのでトリプルディスプレイにはできません。ディスプレイ出力が3端子あることから誤解されやすい点です。誤って「3画面可能」としている情報が散見されるので注意が必要です。

2位 Intel Core i5 7400

・ASUS VivoMini VC66 VC66-BB062M

2017年4月発売。最初からCore i5 7400プロセッサが搭載されているモデルです。メモリやストレージは別途各自購入する必要があります。1151ソケットのマザーボードなので中をこじ開ければCPUを交換できます。しかし既に搭載されているCPUを交換するくらいなら最初から何もCPUが搭載されていないモデルを買うのが賢明です。自分で交換すると保証対象外にもなります。メモリは最大で32GBです。2.5インチドライブベイが1つと、M.2規格2280サイズのスロットも1つ搭載されています。

3位 Intel Core i7 7567U

・Intel NUC7i7BNH

M.2 SSD1枚搭載可能なNUC。SSDは付属していません。M.2SSDはPCIe接続でもSATA接続でも可能です。それとは別に2.5インチスロットがあるのでSATA2.5インチSSDを搭載できます。つまり最大でSSD2台搭載可能です。メモリは1モジュール16GBを2枚搭載すれば32GBにもできます。でも8GB×2枚の16GBで十分です。

またHDMIとUSB Type C端子しかないため、普通につなぐと最大2画面のデュアルディスプレイしかできません。しかしディスプレイがディジーチェーン(数珠つなぎ)接続に対応しているものなら、USB Type Cを数珠つなぎにして2画面+HDMI1画面でトリプルディスプレイにできます。ディスプレイがDisplayportでのディジーチェーンに対応しているものなら、USB Type CをDisplayportに変換コネクタで変換したのちに液晶ディスプレイと液晶ディスプレイをDisplayportディジーチェーン接続することになります。

最初から3つ分のディスプレイ出力端子を用意していないのは残念なところです。

2018年発売のNUC8i7では本体に6つもディスプレイ出力があるのでそちらを買えば簡単にトリプルディスプレイにできます。

・Intel NUC7i7BNHX1

上記モデルNUC7i7BNHのM.2スロットにIntel Optane Memory(16GB)を付属させたモデルです。2.5インチスロットにHDDを搭載することを想定しています。私としてはOptaneMemoryは不要だと思ってるので上記NUC7i7BNHのほうが安くておすすめです。

4位 Intel Core i5 7300HQ

・ZOTAC ZBOX-EK51070-J

2017年12月発売。最大32GB DDR4メモリ。GeForce GTX 1070

・ZOTAC ZBOX-EK51070-P-J

2017年12月発売。上記モデルに8GBメモリ、M.2 SSD128GB、2.5インチHDD1TBが付属。

・ZOTAC ZBOX-EK51060-J

2017年12月発売。最大32GB DDR4メモリ。GeForce GTX 1060

・ZOTAC ZBOX-EK51060-P-J

2017年12月発売。上記モデルと本体スペックは同じですが、メモリ8GBとM.2 SSD128GBと2.5インチHDD1TBを標準搭載しています。

5位 Intel Core i5 7300U

・Intel NUC7i5DNHE(BLKNUC7i5DNH9E)

2017年12月発売。HDMI端子×2。ストレージは2.5インチSSDとM.2規格SSDを同時に搭載可能。このNUCは組み込み向け機能を搭載した特殊なモデルであり、決して高性能なモデルではありません。上記7300HQを搭載した「Baby Canyon」よりも後発の「Dawson Canyon」ではありますがそれは機能が強化されていることを必ずしも意味しません。

6位 Intel Core i5 7260U

・Intel NUC7i5BNK

下記モデルNUC7i5BNHから2.5インチベイを取り払った省スペース版です。こちらの方がケースの高さが短いため、私としてはこのNUC7i5BNKのほうがおすすめです。ストレージはCドライブ用としてM.2 SSD一台を1TB以上にすれば十分ですし、わざわざ2.5インチベイのために筐体が大きくなってしまうのはベアボーンらしさがなくなります。またこのように2.5インチベイが無いバージョンがNUC7i7には用意されていないので、NUC7i5の特権でもあります。

・Intel NUC7i5BNH

Core i5 7260Uを搭載したモデルです。Core i7 7567Uよりも劣っている点はCPUの性能の違いの他にIntegrated GPU(オンボードグラフィクス)がIntel Iris Plus Graphics 640であり、Core i7のIntel Iris Plus Graphics 650よりも性能が低い(FLOPS値が低い)ことです。それ以外は同等です。

このモデルは2.5インチスロットとM.2スロットがあります。ストレージは最大2台です。

・Intel NUC7i5BNHX1

NUC7i5BNHに16GBのIntel Optane Memoryを標準搭載したモデルです。OptaneメモリはHDDを使う時には高い効果を発揮しますが、2.5インチSSDを使うときにはさほどメリットはないのでわざわざ高いこちらのモデルを買う必要はなくOptane Memory無しの通常版で十分です。

7位 Intel Core i3 7100U

・Intel NUC7i3BNK

2017年4月発売。下記モデルNUC7i3BNHから2.5インチベイを取り払い小型化をはかったもの。その分だけ搭載できるストレージ数は下記モデルの2台から、このモデルでは1台に減少しているもののM.2 SSDが1台あれば十分であるためこちらをおすすめします。Intel HD Graphicsの性能や各種コネクタ数などは同じです。

・Intel NUC7i3BNH

2017年4月発売。第7世代プロセッサのIntel NUCとしては最低スペックで最も廉価なタイプ。CPUだけでなくIntegrated GPU(オンボードグラフィクス)もIntel HD Graphics 620であり、Core i5の640やCore i7の650よりも性能が低いです。他の点、例えばディスプレイコネクタの数やM.2スロットの仕様などはCore i7やCore i5のモデルと同じです。

・Intel NUC7i3BNHX1

上記モデル”NUC7i3BNH”にIntel Optane Memory16GBを標準搭載したモデル。

・NUC7i3DNHE (BLKNUC7i3DNH9E)

2017年12月発売。上記モデル「NUC7i3BNH」よりも発売日が遅く開発コード「Dawson Canyon 」に位置づけられるため高性能だと思いがちですが違います。こちらは組み込み向け機能を提供するためのNUCであり決して高性能ではありません。同時接続ディスプレイ数は2枚であり、「NUC7i3BNH」の3枚に劣ります。このNUCは特殊な用途のNUCであるため通常は上記の「NUC7i3BNH」ファミリを選びます。

・ZOTAC ZBOX-CI527NANO-J

2017年12月発売

・ZOTAC ZBOX-CI527NANO-P-J

2017年12月発売。上記モデルと本体は同じですが、こちらはDDR4メモリ4GBとSSD120GBが標準で搭載済みです。外して他のメモリやSSDに交換することもできますが、最初から自分でメモリやSSDを選びたい人は上記モデルの方がいいです。

AMD Ryzen 第1世代Zenプロセッサ対応

AMD Zenアーキテクチャを採用した第1世代Ryzenプロセッサに対応したベアボーン。

AMD Ryzen 5 1400 (Summit Ridge)

・ZOTAC ZBOX MAGNUS ER51070 ZBOX-ER51070-J

2017年10月発売。デスクトップ向けRyzenプロセッサを搭載したハイスペック志向のベアボーンです。デスクトップPCとしてなら別にハイスペックではないですが、ベアボーンのカテゴリからすると十分すぎるほどハイスペックです。

TDP65WのRyzen 5 1400(4コア8スレッド)に加えてTDP150WのGeForceGTX1070を搭載しています。GTX1070搭載というのが際立った特徴で、ZOTAC以外ではなかなかこういった高性能グラボを積んだベアボーンを提供していません。ACアダプタは330Wで特大容量になっています。Intel NUC8i7の230Wよりも大きいです。

グラフィック出力端子はDisplayport×3,HDMI×1,DVI-D×1の5つで、このうち4つを使って最大4画面出力ができます。4画面出力可能というのは1070本来の仕様そのままです。

ただしこのベアボーンは静音どころかかなり五月蝿いものだということは留意しておくべきです。CPUクーラーはシロッコファン方式であり、グラボはファン×1のみな上にヒートシンクが小型なのでファンが高速回転します。

メモリは最大で32GBまでです。ストレージはM.2規格スロットが1つあり、NVMeに対応しています。SATAのM.2 SSDも搭載可能です。2.5インチベイは1つあり、M.2スロットとあわせて合計2台ストレージ搭載可能です。

・ZOTAC ZBOX MAGNUS ER51070 PLUS ZBOX-ER51070-P-J

上記モデル「ZOTAC ZBOX MAGNUS ER51070」に、メモリやストレージを標準装備したモデルです。メモリは8GB、M.2 SSDはSATAの120GB、HDDは2.5インチの1TBであり、どれも相当少ない容量です。とにかく安さを優先してかきあつめたパーツという印象です。そのため本機種「ZOTAC ZBOX MAGNUS ER51070 PLUS」はおすすめしません。上記モデルを買った上で、搭載するメモリとストレージは別途自分で選んで買ったほうがいいです。

・ZOTAC ZBOX MAGNUS ER51060 ZBOX-ER51060-J

2017年10月発売。上記モデル「ZOTAC ZBOX MAGNUS ER51070 ZBOX-ER51070-J」のGeForceGTX1060版です。1060のTDPは120Wであり1070より低発熱&低消費電力になるため、ACアダプタの容量も230Wに変更になっています。それ以外はディスプレイ出力端子、ストレージ接続規格、最大メモリ容量など含めて全て同じです。

・ZOTAC ZBOX MAGNUS ER51060 PLUS ZBOX-ER51060-P-J

上記モデル「ZOTAC ZBOX MAGNUS ER51060 ZBOX-ER51060-J」に8GBメモリ、120GBのSATA M.2 SSD、1TBの2.5インチHDDを標準装備したものです。あとから取り外すこともできますが、わざわざ取り外すくらいなら何も付属していない上記モデルを購入して別途PCパーツを揃えるほうが得です。

Intel Core 第6世代Skylakeプロセッサ対応

1位 Intel Core i7 6770HQ

・Intel NUC6i7KYK

2016年5月16日に米国で発売されたIntel NUCです。日本では少し遅れて2016年7月発売でした。私が2016年4月頃に購入を本格的に検討していたベアボーンです。しかしこのベアボーンのCPUがノートパソコン向けということもあって、どうせなら高性能なデスクトップ向けCPUでPCを組もうということで結局自作しました。

しかし第6世代Skylakeのノートパソコン向けのCPUの中では最も高性能なCPUを搭載しています。ノートパソコン向けCPUでもいいのならこのベアボーンは選択肢になるでしょう。

2016年当時にこのベアボーンの購入を検討するにあたって、米国Amazonのレビューを引用したものを「5月16日発売Intel NUC6i7KYK Skull Canyonの米国での評価 」としてサーベイ結果をまとめていました。

またこれと似たような筐体のベアボーンが2018年春に発売されます。第8世代 Kaby Lake G Intel Coreプロセッサを搭載したNUC8i7HNKです。今買うなら2016年のNUC6i7KYKよりも、2018年発売のNUC8i7HNKのほうがおすすめです。

2位 Intel Core i3 6100U

・Intel NUC6i3SYH

2015年発売。メモリスロットは2つあり最大32GBまで。グラフィックはIntel HD Graphics 520搭載。2.5インチベイ有り。

Intel Core 第5世代Broadwellプロセッサ対応

2014年9月にリリースされたBroadwellアーキテクチャを採用したIntel Coreプロセッサ搭載ベアボーン。

1位 Intel Core i3 5010U

ノートパソコン(モバイル向け)のプロセッサ。

・Intel NUC5i3MYHE

2015年発売。M.2スロットが2つも空いている珍しいベアボーンです。片方は2300であり本来WiFiモジュールを挿す場所です。ここにSSDを挿しても1レーンしかないのでほぼ使い物にならないでしょう。もう一つのM.2スロットは2280ですが、PCIe Gen2接続ではなくSATA接続になってしまうようなのでその点も注意。2.5インチベイも搭載しています。メモリスロットは1つしかなく最大8GBまで。

Intel Atom 第6世代Goldmont Plusアーキテクチャ採用
Pentium, Celeronプロセッサ搭載

2017年12月にリリースされた。グラフィクスは第9.5世代(Kaby Lake世代)のIntel HD Graphicsを搭載。

Intel Pentium Silver J5005(Gemini Lake)

4コア4スレッドのCPU。動作周波数は1.5GHz~2.8GHz。TDP10W。キャッシュ4MB

・Intel BOXNUC7PJYH

2018年5月発売。TDP10Wの組込み向けPentiumプロセッサを搭載したベアボーンです。このPentiumプロセッサはIntel CoreアーキテクチャのPentiumプロセッサとは異なり、Intel Atomアーキテクチャであり低消費電力・低性能なほうのPentiumプロセッサです。他のIntelベアボーンではM.2規格スロットを搭載していることが多いですがこのベアボーンは2.5インチスロット1つのみです。無線LAN+Bluetoothは標準搭載しています。ディスプレイ出力はHDMI×2であり最大2画面までです。メモリスロットは2つで、合計8GBが最大容量。

Intel Celeron J4005(Gemini Lake)

2コア2スレッドのCPU。動作周波数は2.0GHz~2.7GHz。TDP10W。キャッシュ4MB

・Intel BOXNUC7CJYH

2018年5月発売。組込み向けCeleronプロセッサを搭載したベアボーンです。このCeleronプロセッサもIntel CoreアーキテクチャのCeleronプロセッサとは異なり、より低性能なIntel Atomアーキテクチャを採用したほうのCeleronプロセッサです。ストレージは2.5インチスロットが1つのみで、WiFi+Bluetooth搭載。ディスプレイ出力はHDMI×2。メモリ最大容量は8GBです。

Intel Atom 第5世代Goldmontアーキテクチャ採用
Pentium, Celeronプロセッサ搭載

2016年9月にリリースされたGoldmontマイクロアーキテクチャ採用プロセッサを搭載したベアボーン。グラフィクスは第9世代(Skylake世代)のIntel HD Graphicsを搭載。

Intel Celeron J3455(Apollo Lake)

デスクトップ向けCeleronプロセッサです。J~のように”J”から始まっているのでデスクトップ向けです。”N”から始まるのはノートパソコン向けであり、ノートパソコン向けCeleronよりも”J”で始まるデスクトップ向けのほうが格段に高性能です。オンボードグラフィクスはIntel HD Graphics 500搭載。

・Intel NUC6CAYH

2017年3月発売。他のIntel CoreシリーズNUCとは違って、このNUCにはM.2スロットがありません。2.5インチベイがあるので2.5インチSATAのストレージを1つのみ搭載可能です。2.5インチHDDでもいいでしょうが、SSDを使うことでCeleron程度のCPU性能であってもSSDの読書の高速性によって体感速度を高速化できます。ディスプレイ出力端子はアナログD-SubとHDMIの2つです。最大2画面デュアルディスプレイになります。

Intel Atom 第4世代Airmontアーキテクチャ採用
Pentium, Celeronプロセッサ搭載

2015年3月にリリースされたAirmontマイクロアーキテクチャ採用プロセッサを搭載したベアボーン。ギラフィクスはIntel第8世代HD Graphics 400/405を採用。

Intel Pentium N3700(Braswell)

デスクトップとノートパソコン向けのCPU。

・Intel NUC5PPYH

2015年8月発売。このNUCは最大でもメモリ容量が8GBまでで、さらにメモリモジュールスロットが1つしかありません。ストレージについては2.5インチSATAドライブが搭載可能です。PCIe Gen2×1レーン接続に対応したM.2規格スロットが1つだけ搭載されていますが、2230サイズであり既にワイヤレスモジュールが接続済みです。つまりM.2 SSDを搭載するスロットは用意されていません。

Intel Atom 第3世代Silvermontアーキテクチャ採用
Pentium, Celeronプロセッサ搭載

2013年にリリースされたSilvermontマイクロアーキテクチャ採用プロセッサを搭載したベアボーン。グラフィクスはIntel第7世代HD Graphics Z3700を採用。

AtomプロセッサはTDP1Wという製品もあるほど低発熱かつ低消費電力なCPUです。その代り性能にはあまり期待できません。

Intel Atom E3815(Bay Trail)

このE3815プロセッサは組込み向けのプロセッサです。EはEmbedded(組込み)を表しています。Intel HD Graphics Z3700搭載。

・Intel DE3815TYKHE

2014年5月発売。メモリが最大8GBなのが残念で、さらにディスプレイ端子がHDMIとVGA(アナログD-Sub)の2つしかなく、この2つを使ってデュアルディスプレイが精一杯です。アナログ出力でディスプレイ表示は今となってはさすがに使い物になりません。