そのうちEIZOの新型ディスプレイが出るのではないかとウォッチしていましたが、ようやく2016年末になって新型ディスプレイが発表されました。
2015年6月に発売されたEV2450の後継機種、EV2451が2016年11月に発売されると発表されました。
色ごとに発売日が異なっており、ブラックは11月、ホワイトは12月です。私はこのディスプレイを別宅用として購入しました。
解像度は一般的なFullHD(1920×1080)の他に、A4を2枚横にならべて表示するのに適している1920×1200サイズのディスプレイも発売されます。
本当はパソコンの用途なら後者の縦1200解像度の方が適しているのですが、液晶ディスプレイとして広く普及したのが前者の1080になってしまったため、私は今回前者の1080タイプを購入するつもりです。他に2枚FullHDのディスプレイがあるので、更に今回1枚追加して高さをすべて綺麗に揃えたいという目的もあります。
D-Sub(アナログ)、DisplayPort、DVI、HDMIすべてで接続できる全部入り
これは2015年に発売された現行機種から同じスペックです。アナログ端子からデジタル端子の3種類まですべて取り揃えており接続できないタイプはないでしょう。
私はDisplayPortで接続する予定です。
DVIケーブルはついてないがDisplayPortケーブルがついてるのは珍しい特筆すべき点
2015年発売の機種はHDMIとDVI-Dケーブルが付属していました。
それが今回の2016年新機種では、DVI-Dケーブルが付属しないかわりに、DisplayPortケーブルが付属するようになっています。
DisplayPortケーブルはHDMIケーブルよりも高価であり、またこのDisplayPortケーブルが付属していることがほとんどないため自宅にDisplayPortケーブルが余っているという人は少ないと思います。DisplayPortケーブルが付属していることはありがたいことです。
台座が小さくなっていて、ディスプレイ~キーボード間のスペースが増える
今回最も改善されている点はこの省スペース化でしょう。台座が小さくなっておりこれでデスク上のスペースがより多く確保できるようになっています。
これは2015年の機種の台座サイズです。
そしてこれが今回の機種のサイズです。
このように台座がコンパクトになったおかげで、以下のようにキーボードをよりディスプレイ側に押し込めるようになっています。
身体の負担を軽減するには、目からディスプレイまでの距離を十分確保することが重要です。台座を小さくすることによって、よりデスク上の奥までディスプレイを遠くに置けるようになります。
今回の機種では以前の機種よりも7cm以上目から離すことができるようになっています。またキーボードからディスプレイの台座までの距離が4cm以上短縮されたため、キーボードを4cm遠くに置けるようになっています。
私はRealForceというキーボードを使っていますが、キーボードを奥に押しやると台座にキーボードがぶつかってしまいます。そういったことを回避できるわけです。
キーボードをできるだけ遠くに、デスクの奥に置いたほうがいい理由は腱鞘炎を防ぐためです。
肘をデスク上に余裕をもって置いてキーボードを打ったほうが指への負担が軽くなるので、キーボードをできるだけ遠くに置くことは重要です。今回の台座のコンパクト化は腱鞘炎を防ぐという身体の負担軽減の上でとても効用の高い改善となっています。
もちろん昇降スタンド、左右調整も画面回転も可能
これは少し高級なディスプレイなら必ずついている機能ですが、本ディスプレイもついています。
自分の視線の高さに合わせることができる昇降スタンドになっています。安いディスプレイだと高さ固定で変化させることができません。
また左右の調整もできますし、画面を上向きにする調整もできます。
さらにこれもある程度高いディスプレイのみについていることが多い機能ですが、画面を回転して縦長にできます。縦に長いテキストを読むときに最適であり、ウェブ閲覧に適しています。
EIZOが一番優れている目に優しいブルーライトカットとフリッカーフリー
ブルーライトカットとフリッカーフリーは目に優しいディスプレイとしては必須機能になりました。
特にEIZOはブルーライトカットとフリッカーフリーに取り込んだ時期が2013年と早く、海外製より優れているのはもちろん、IIYAMAよりも目が疲れにくいです。
さらにIIYAMAのディスプレイになくてEIZOにある機能としていいのは、部屋の明るさに応じて自動的にディスプレイの明るさを調整してくれる機能が付いていることです。
部屋の明るさに応じて自分で明るさを調整するのは意外と面倒です。調整なんてしないで使い続けてしまうのが実際のところです。それを自動化してくれるだけでだいぶ疲れなくなります。