おすすめCore i9 9900KSのベンチマーク性能比較レビュー 第4世代Ryzen 9 5950Xに勝つ性能 第3世代Ryzen 3950Xに対しては性能比16%の大差で勝利

2019年度に発売された第9世代Intel Core i9 9900KSは、2020年度に発売された第4世代Ryzenの最高峰モデルRyzen 9 5950Xを打ち負かしてしまうほどの性能を有しています。

Core i9 9900KSの詳細スペックと特徴

型番Core i9-9900KS (第9世代Intel)
コア数8コア16スレッド
基本動作周波数4.0GHz
最大動作周波数5.0GHz
全コア同時最大周波数5.0GHz
発売日2019年10月
セキュアブート対応
vProテクノロジ非対応
同時マルチスレッディング有効
定格外オーバークロック対応
TDP(≒消費電力)127W
L1キャッシュ512KB
L2キャッシュ2MB
L3キャッシュ16MB
最大メモリサイズ128GB
メモリタイプDDR4-2666
メモリチャネル2
メモリ帯域幅41.6GB毎秒
コードネームCoffee Lake-S R
コンピュータの形態デスクトップ
グラフィクス(iGPU)無効
iGPU最大画面数0
iGPU最大ビデオメモリ0GB
iGPU基本周波数0Hz
iGPU最大周波数0Hz
iGPU EU数0基
iGPU単精度コア数0個
iGPU単精度性能0 FLOPS
ソケットLGA 1151
アーキテクチャCoffee Lake Refresh
プロセスルールIntel14nm
SIMD拡張命令Intel AVX2, SSE
SIMD演算器256bit FMA×2
SIMD倍精度演算性能16 FLOPs/cycle
AI(深層学習)拡張命令非搭載

Core i9 9900KSのスペックは上記の通りです。注目すべきところはCore i9 9900KSでは全コアが同時に5.0GHzまで上昇することです。2020年度に発売された第11世代Intel Core i9 11900Kでは全コア同時5.1GHzを達成しているので既に珍しいものではなくなってますが、2019年度発売で全コア同時5.0GHzを達成しているところが特徴的です。

Core i9 9900KSと第4世代Ryzen(2020年度発売)を比較

Core i9 9900KSは第9世代Intel Coreシリーズに属するので、本来は第9世代Intel Coreが発売された2018年度と同じ時期に発売された第2世代Ryzenシリーズか、同じ2019年度に発売された第3世代Ryzenと比較するべきものです。

しかしCore i9 9900KSは2020年度に発売された第4世代Ryzenにも勝ててしまうレベルです。

Core i9 9900KS vs. Ryzen 9 5950X

Ryzen 9 5950Xとは最も発売日が近く2020年度に発売された第11世代Intel Core(Rocket Lake)と本来比較すべきですが、2019年度に発売されたCore i9 9900KSでもRyzen 9 5950Xに勝ててしまいます。

このように8コアのCore i9 9900KSが、16コアのRyzen 9 5950Xに対し+1%の性能差で勝利しています。コア数が2倍になっても性能が2倍になるどころかむしろ性能が下がってしまう恥ずかしいことをやらかしてしまったのがRyzen 9 5950Xです。

Core i9 9900KS vs. Ryzen 9 5900X

12コアのRyzen 9 5900Xとも比較してみます。

12コアのRyzen 9 5900Xが相手でも+1%の性能差でCore i9 9900KSが勝利しています。コア数が減った分だけRyzen 9 5900Xの1コアあたりの性能は上昇していますが、コア数の減少による性能低下と1コアあたりの性能上昇で相殺してしまって結局Core i9 9900KSにRyzen 9 5900Xが負けている結果です。