2021年発売の第11世代Intel Rocket Lakeプロセッサに対応したIntel 500シリーズチップセット搭載のMicro ATXマザーボードを掲載しています。
第11世代Intelプロセッサは、2020年に発売されたIntel 400シリーズチップセット搭載マザーボードでも動作します。Intel 500シリーズとIntel 400シリーズチップセットの差異は以下の通りです。
PCI Express 4.0(CPU管理)
PCI Express 3.0(チップセット管理)
Wi-Fi6(IEEE 802.11ax)対応のIntel AX201モジュール内蔵 ※B560,H510はWiFi内蔵せず
Thunderbolt4、USB 3.2 Gen2×2(20Gbps)
PCI Express 3.0(CPU管理)
PCI Express 3.0(チップセット管理)
Wi-Fi6(IEEE 802.11ax)対応のIntel AX201モジュール内蔵 ※B460,H410はWiFi内蔵せず
Thunderbolt3、USB 3.2 Gen2(従来のUSB 3.1 Gen2と全く同じ規格、10Gbps)
通信規格が高速化されているのが主な変更点です。
Micro ATXのマザーボードは非常に数が少ないので選択する側にとっては楽です。その代わりあまりにも各マザーボードメーカーがこのMicro ATXフォームファクタに力を入れていないため、積極的に優れた製品を選択するというよりも、ダメなMicro ATXマザーボードを脱落させていって消去法的に残ったのを選ぶしか無いというのが現状です。
結論から言うと「MSI MPG Z590M GAMING EDGE WIFI」がベストです。当該製品情報が詳細に出てきたら追記していきます。
1位: GIGABYTE B560M AORUS PRO AX (rev. 1.0) MB5281
モデル名 | GIGABYTE B560M AORUS PRO AX (rev. 1.0) |
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対応CPU | Intel第11,10世代 |
フォームファクタ | Micro ATX |
チップセット | Intel B560 |
CPU補助電源 | 8pin×1 |
メモリスロット | ×4 , 最大128GB |
メモリクロック | DDR4 2,133MHz~ |
M.2スロット | ×2 |
画面出力 | ×2 |
Thunderbolt | ×0 (内部×2) |
USB | ×10 |
有線LAN | ×1(2.5G) |
無線LAN | WiFi6(ax)+BT5.1 |
電源フェーズ | 12+1 |
発売日 | 2021年2月 |
M.2スロットは表面に2基あります。片方はCPU管理のPCI Express 4.0接続でPCIe NVMe SSDのみ対応。もう片方はチップセット管理のPCI Express 3.0接続でPCIe NVMe SSDの他に、SATA規格のM.2 SSDにも対応します。
WiFiモジュール内蔵で、アンテナ端子が比較的左側にあるのが利点です。倒立型ではない普通のPCケースの場合、アンテナ端子が左側に付いているとPCケースの最上部にアンテナが来るため、十分な通信速度を確保できます。古いPCケースだと電源ユニットが上部に位置したりしますが、普通のPCケースは電源ユニットがPCケース下部に来るため、リアパネル左端のアンテナ端子はPCケース最上部に位置するためです。
一番左側のUSB 2.0ポート×2とPS/2端子を使わないなら、わざわざ長々とアンテナコードを引き回さずに直接バーアンテナを固定できてしまいます。
ディスプレイ出力はHDMIとDisplayPortの2つです。上位のGIGABYTE製マザーボードだとディスプレイ出力に対応したType-Cコネクタ搭載のものがありますが、これは下位モデルなので存在しません。
USBコネクタはUSB 2.0が6ポートもあり、古い規格に偏重しすぎていて正直Mini ITXフォームファクタのマザーボードより使い物にならないです。
一つだけ存在するType-CコネクタはUSB 3.2 Gen2x2対応です。USB 3.1 Gen2はレッド色のポート1つのみ。USB 3.0(3.1 Gen1)はブルー色の2つのみです。