2016年発売のグラボです。結論から言うとこの1050より1050Tiのほうがおすすめです。
まず各メーカーがあまり1050チップを使ったグラボに力を入れていません。
そのため1050Tiには存在する「ファンレスタイプ」や「1スロット占有タイプ」が1050には存在しません。
理由は、1050Tiのコンセプトは「補助電源なしのTDP75Wでどこまで性能を高めることができるか」というものであり明確な存在意義があったからです。
ファンレスにこだわるユーザは一定数いますし、またマザーボード上の限られたPCI Expressスロットをすべて有効活用しサウンドカードやUSB Type Cカード、25bpsLANカードなどを挿したいユーザもいます。そういったユーザにとってはスロット数を占有する分厚いものより「1スロット占有」で十分な場合もあります。
1050Tiはこのような「ファンレス」や「1スロット占有」のような、1060以上のグラボチップでは到達できないニッチなグラボが多くでています。しかし1050は1050Tiよりも低性能で消費電力が低いにもかかわらず「ファンレス」や「1スロット占有」のようなグラボがでていません。その理由は、補助電源なしで最高の性能を求めるたのが1050Tiですが、1050はその次点であり2番手である1050に力を入れる動機づけがないからです。
1050は単に「1050Tiより安いもの」になってしまっています。つまり予算の問題がないのならグラボのラインナップや性能を含めて1050Tiのほうが全てにおいて優れています。1050Tiを選ぶことを強くおすすめします。
各ゲームのフレームレートベンチマーク結果は以下の通りです。
インデックス:
1位 ELSA(エルザジャパン)
・ELSA GeForce GTX 1050 2GB S.A.C GD1050-2GERS
2016年11月発売。mini-itxとほぼ同じサイズの全長145mm。ファンx1
2位 ASUS
・PH-GTX1050-2G
2016年12月発売。ファンx1。全長192mmなので全長が短いとは言えない
3位 MSI(台湾)
・GTX 1050 GAMING X 2G
2016年11月発売。ファンx2
・GTX 1050 2G OC
2016年11月発売。ファンx1
・GTX 1050 2GT LP
2016年12月27日発売。ロープロファイル。ファンx2
4位 GIGABYTE(台湾)
・GV-N1050OC-2GL
ロープロファイル版。2017年1月発売。ファンx1
・GV-N1050WF2OC-2GD
下記モデルのオーバークロック版。ファンx2
・GV-N1050D5-2GD
全長172mm。ファンx1
5位 玄人志向
・GF-GTX1050-2GB/OC/LP
2017年1月発売。ロープロファイルでファンが2つ付いているタイプ。
・GF-GTX1050-2GB/OC/SF
オーバークロック済み。ファンx1。2016年10月発売。
6位 ZOTAC(台湾)
・ZOTAC GeForce GTX 1050 Low Profile ZT-P10500E-10L
2017年4月発売。全長145mmと短い上にロープロファイル。小型ファンx2
・ZOTAC GeForce GTX 1050 2GB Mini ZT-P10500A-10L
2016年10月発売。上記モデルと同じく全長145mmだがロープロファイルではない。中型ファンx1なので上記モデルよりこちらのほうが静音
7位 Palit(台湾)
・NE5105001841-1070F (GeForce GTX 1050 2GB STORMX)
2016年11月発売。ファンx1
8位 GALAXY(香港)
・GALAX GF PGTX1050-OC/2GD5
2016年12月発売。ファンx1
9位 Manli(香港)
・M-NGTX1050/5R8HDP 2GB
2016年10月発売。ファンx1