おすすめ大容量HDDの選び方 メーカーで比較してランキング評価

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SDDの容量単価がHDDと並ぶのは2021年頃だと予想されています。SSDが1年で4割安くなる計算を複利で行っていけばだいたい2021年頃です。

それまでは容量を優先するならHDDしか選択肢がありません。特に無劣化で録画保存をするのにはSSDでは全く足りないでしょう。

でもあと5年位でHDDは、合理性度外視でファンが一定数いるアナログレコードや真空管アンプのように「HDD特有の動作音を楽しむ嗜好品」になってしまうこと濃厚なので、実需で用いるなら今のうちとも言えます。

また本ページでは4TB以上のHDDを比較しています。3TB以下のHDDについてはこちらに掲載しています。

【12TB】

2017年上期の間に12TBのHDDがWestern Digitalから発売されるようです。プラッタ枚数を従来の7枚から8枚にするという苦肉の策でなんとか2TB増やしたようです。容量の増加をプラッタ枚数の増加に期待するのはほぼ無理です。2スロット消費するグラボのように、3.5インチベイを2つ消費するHDDでも作らない限り数倍単位の容量増加は望めないでしょう。

【10TB】

この辺りでそろそろ3.5インチHDDの限界が見えてくると言われている容量です。3.5インチというのがポイントで、5インチのように筐体を大きくしさえすればまだまだ容量は増やせます。ですが普及している3.5インチサイズを前提とするならば、厚さも対角線の長さも明確に標準化されておりこれ以上外箱は大きくできません。この制約下で容量を増やすためには、プラッタ枚数の増加、1プラッタあたりのトラック数の増加、重ね書きの高密度化、の3つしか手段がありません。このうちプラッタ枚数とトラック数については既に限界を迎えており、プラッタ枚数が7枚から+1して8枚あたりが限界のようです。最終手段として重ね書きに各社注力していますがこれは2倍3倍という大幅な容量増加は望めません。2000年代は短期間に2倍3倍と容量が増えていたのにもかかわらず現在は2割3割程度のペースです。

SSDは既に16TBが製品化されています。しかも2.5インチです。2020年頃にはHDDとSSDの容量単価が並ぶので、長くHDD信者をしてきた人達もそろそろSSDを受け入れる必要がある頃合いです。

1位 Western Digital

米国のWestern Digitalは間違いなく世界一のHDDメーカーです。品質もここが一番です。SSDを製造するSandiskを買収したことで、Western DigitalはSSD・HDDともに抑えるストレージメーカーになりました。

・WD101KRYZ

10TBでWestern Digitalは現在のところこれだけです。数ある10TBのHDDの中では最も信頼性が高いと言えます。そのかわり最も高価な部類に入ります。2016年8月発売です。

2位 HGST

HGSTはもともとIBMのハードディスク製造部門が日立に譲渡されて、日立からさらにWestern Digitalに譲渡されたものです。よってHGATはWestern Digitalとほぼ同じです。

Western Digital傘下にHGSTがはいったので、HDDはほぼWestern Digital+HGST一強になってしまいました。

・HUH721010ALE600

2016年4月発売。HGSTブランドではこのモデル1つだけです。Western Digitalとほぼ同じ価格帯です。同じ会社なので当然とも言えます。

3位 Seagate

Seagateからは用途別と信頼性別の組み合わせで多数のシリーズが出ています。はっきり言って非常にわかりにくいです。他のメーカーのように単に信頼性だけでランナップしてくれた方が選ぶ方にとっても有難いです。

10TBになると重ね書きやヘッダとプラッタの間の距離がシビアすぎるため、どうしても信頼性と価格のトレードオフになってきます。おそらくSSDの方が故障しにくいレベルでしょう。

・ST10000NM0016

2016年4月発売。このEnterprise CapacityシリーズはSeagateで最も高級なタイプです。データサーバーに使うようなエンタープライズ向けなので、故障と故障の間の時間である平均故障期間が200万時間ととてつもなく長くなっています。

もちろんヘリウム充填タイプです。24時間連続稼動させるHDDならこれがいいでしょう。

デスクトップパソコンかつ、あまり電源を切らずに24時間動かしていることが多いならこのHDDがいいです。私だったらこれを買います。なぜなら、Seagateの中で最上位であるこのHDDでさえ、WesternDigitalやHGSTのHDDより安いからです。

電源を頻繁に切るパソコンならBarraCuda Proシリーズでいいと思いますが、データが壊れたら仕方ない、で済まないような用途であまりパソコンの電源を切らないようだったらこのEnterprise Capacityシリーズのほうがいいです。

・ST10000NE0004

2016年11月発売。IronWolf Proシリーズはネットワークストレージ(NAS)用のHDDです。Proではない無印のIronWolfシリーズもNAS用ですが、Proは5年保証、無印は3年保証という違いがあります。

録画用で「別に壊れたときは消えてもいいや」と思えるか、「できるだけ消えてほしくない」と思うかによって無印かProかを選ぶべきだと思います。

私からするとデータというのはどうしても消えてほしくないので、Enterprise CapacityシリーズでRAIDを組んで多重化するか、SSDを使います。

・ST10000DM0004

2016年9月発売。このBarraCuda Proシリーズは5年保証とそれなりの信頼性があり、パソコン用HDDの用途ならこれでいいです。ソフトウェア開発を行うような高性能パソコン用です。しかしパソコンを24時間稼働させ続けるなら別のシリーズを選んだほうがいいです。価格の安さを優先するなら下のIronWolfシリーズでいいでしょう。

・ST10000VX0004

2016年8月発売。SkyHawkシリーズは防犯カメラの映像記録に最適化されているHDDです。多数の防犯カメラから同時に映像を書き込まるような用途での耐久性を追求しているようです。

常に書き込みがあり、それが長期間連続で続くことに耐えうるようになっているようです。個人のデスクトップパソコンのように不規則にランダムアクセスがあるものには向かないと言えます。

保証期間は5年でヘリウム充填なのでそれなりに信頼性があると言えます。カメラ一発などの自宅防犯カメラの録画専用としてはいいと思います。

・ST10000VN0004

IronWolfシリーズは10TBのHDDの中でも廉価なタイプです。2016年7月発売です。価格優先ならこれになるでしょう。ただし3年保証と短めです。デスクトップパソコン向けでなく、ネットワークストレージ(NAS)用になっているようです。

つまり24時間稼働させることが前提でもOKのHDDですが、10TB帯のSeagate製品の中では最も安いタイプでもあるため、RAIDを組んで多重化しておくことも考えた方がいいでしょう。

【8TB】

1位 Western Digital

・WD8002FRYZ

Goldシリーズ。2016年5月発売。

・WD8001FFWX

Red Proシリーズ。2016年8月発売。

・WD80EFZX

Redシリーズ。2016年3月発売。

・WD80PUZX

Purpleシリーズ。2016年4月発売。

2位 HGST

・0S04012

2017年1月発売。

・0S04012-2

上記HDDの2個入り版です。2017年1月発売。

・0S04012-4

上記HDDの4個入り版。2017年1月発売。

・HUH728080ALE600

2014年11月発売。

・HUH728080ALE604

2015年1月発売。

3位 Seagate

・ST8000NM0055

Enterprise Capacityシリーズ。2016年3月発売。

・ST8000AS0002

2015年1月発売です。ArchiveシリーズはEnterprise Capacityモデルより1段階下のモデルです。大規模ストレージを低コストで構築するときに使用します。

・ST8000DM005

BarraCuda Proシリーズ。2016年9月発売。

・ST8000VX0022

SkyHawkシリーズ。2016年9月発売。

・ST8000VN0022

IronWolfシリーズはネットワークストレージ向けです。2016年9月発売。

・ST8000DM002

2016年3月発売。このDesktop HDDシリーズは後にBarraCudaシリーズになったので、今はBarraCudaシリーズを買ったほうが無難。

【6TB】

1位 Western Digital

・WD6002FRYZ

Goldシリーズ。2016年5月発売。

・WD6002FZWX

Western DigitaiのGoldシリーズより一つ下のBlackシリーズです。2017年1月発売です。Blackシリーズは耐久性より高速性を優先したモデルです。そのため24時間連続稼働は想定されていません。

ゲーム用途だったり、一時的なファイル置き場にするなどして別に消えても決定的に損失が大きくない用途に使ったほうがいいでしょう。別にHDDが壊れても対して痛手はないという用途向きです。もし壊れたら回復不能な損失を被るというミッションクリティカル度の高いものに使うべきではありません。

高速性を優先するならSSDの方が勿論速いわけですが、SSDは高々4TBくらいしか手頃な価格のものが出ていないので、大容量のHDDかつそれなりに高速なものが使いたいというときに、耐久性よりも高速性を優先してこのBlackシリーズを使うのが選択肢になります。

・WD6001FZWX

Blackシリーズ。2014年8月発売。

・WD6002FFWX

Red Proシリーズ。2016年4月発売。

・WD60EFRX

Redシリーズ。2014年7月発売。

・WD6NPURX

Purple NVシリーズ。64台の防犯カメラを同時にストリーム録画可能。台数がPurpleシリーズより多い。2016年4月発売。

・WD60PURX

Purpleシリーズ。2014年12月発売。

・WD60EZRZ-RT

Blueシリーズ。2015年9月発売。

2位 東芝

・MD04ACA600

2015年10月発売。

3位 HGST

・0S04007

2017年2月発売。

・0S04007-2

上記モデルの2個入り。2017年2月発売。

・0S04007-4

上記モデルの4個入り。2017年2月発売。

・HUS726060ALE610

法人向け。2014年10月発売。

・0S03842

2014年10月発売。

・0S03842-2

上記モデルの2個入り版。2014年10月発売。

・0S03842-4

上記モデルの4個入り版。2014年10月発売。

4位 Seagate

・ST6000AS0002

Archiveシリーズ。2015年2月発売。

・ST6000DM004

BarraCuda Proシリーズ。2016年11月発売。

・ST6000VX0023

SkyHawkシリーズ。2016年11月発売。

・ST6000VN0041

IronWolfシリーズはそこまで信頼性は高くなくていいネットワークストレージ向けのHDDです。2016年9月発売です。

【5TB】

1位 東芝

・MD04ACA500

2014年5月発売。

2位 HGST

・0S03838

2014年10月発売。

【4TB】

もう既に4TBのHDDはメインストリームではありません。2.5インチサイズのSSDで4TBが登場してる以上、3.5インチサイズかつ音も消費電力も大きいHDDのメリットは無くなっています。2016年でさえ4TBの新機種はちらほらでた程度であり、2017年に至っては相当減ってきています。

1位 Western Digital

・WD4002FYYZ

2016年5月発売のGoldシリーズです。

・WD4004FZWX

Blackシリーズは読み書き速度を最優先したモデルです。2016年7月発売です。耐久性があるわけではありません。24時間稼働も前提としていないモデルです。そのため定期的に電源はオフにして、耐久性よりかはとにかく実行速度を速めたいときに採用するHDDです。

・WD40EFRX-RT2

Redシリーズは24時間稼働を前提としたモデルです。2016年12月発売です。NASに詰め込んで24時間ファイルストレージにする用途ではBlueではなくこちらを使います。

・WD40EFRX

2013年発売のRedシリーズです。

・WD4002FFWX

2016年4月発売。WD Red Proは、ネットワークストレージ向けであるRedシリーズの信頼性をさらに高めたものであり5年保証です。Redシリーズは24時間稼働でもOKであり、このRed Proも同じく24時間稼働のストレージ用途に対応しています。24時間稼働させるためのRedよりも高品質なものが欲しい場合はこのRed Proになります。

・WD40PURX-RT2

2016年12月発売のPurpleシリーズです。このシリーズは特殊です。防犯カメラの録画用HDDです。防犯カメラを運用している人ならわかると思いますが、防犯カメラの映像は映画のようにそこまでビットレートは高くないものの、24時間続く上に同時に何台もの防犯カメラから書き込み要求があり続けます。そのまま愚直にファイルを作成してしまうとフラグメンテーションが起きてしまうため、防犯カメラ映像をあとから分析するときに読み込みをするとどうしてもフラグメントしている分だけ遅くなってしまいます。そのようなことを防ぎ、各防犯カメラの書き込みストリームごとに連続した書き込み領域を提供するのがこのHDDです。よって読み書きの速度はそこまではやくなく、どちらかというと24時間稼働の信頼性や、連続書き込みといった特性がある特殊なHDDだと言えます。

・WD40PURX

2014年3月発売のPurpleシリーズです。

・WD40EURX

2014年4月発売です。AVシリーズはオーディオビジュアル用ということで、PCでの録画・再生用に特化しているHDDです。録画と再生の特徴としては連続したシーケンシャルアクセスが続くことです。さらに同時録画となると複数の書き込みストリームが存在することになるため、その場合にフラグメントさせずに連続した領域をディスクに確保して、HDDのヘッダのムダなシークを防止し静かに効率的に動作することを優先しているHDDです。

このAVシリーズはPurpleシリーズと同じで回転数は公表されていません。おそらく回転数はかなり低くなっており、データ転送速度も速くはありません。

長時間動画の録画再生を静かに行う用途向けだと言えます。Purpleの方が少し高いので、私はPurpleの廉価版がAVシリーズだと認識しています。防犯カメラ録画用の方が高い信頼性が要求されるいわゆる”業務用”になりますが、AVシリーズは単に家庭向けの娯楽用といったところでしょう。

録画に使いつつ高い信頼性が欲しいなら、娯楽用途でもPurpleシリーズの方が信頼性は高いのでおすすめです。

・WD40EZRZ-RT2

2016年12月発売のHDDです。Blueシリーズは24時間稼働”させない”デスクトップPC向けです。最もスタンダードなシリーズだと言えます。24時間稼働を前提としないHDDでパソコンの電源を24時間つけっぱなしにしているとHDDがあっという間に壊れるので、その場合はRedやRed Proシリーズを使います。日頃の使い方に合わせてHDDを選択する必要があります。

・WD40EZRZ-RT

Blueシリーズの2015年10月発売版です。新しいRT2を選ぶべきです。

2位 東芝

・MD04ACA400

2014年7月発売。

3位 HGST

・0S04005

2017年2月発売。

・0S04005-2

上記製品の2つ入り版。2017年2月発売。

・0S04005-4

上記HDDの4つ入り版。2017年2月発売。

・0S03667

2014年5月発売。

・0S03667-2

上記モデルの2個入りセットです。2014年5月発売。

・0S03667-4

上記モデルの4個入りセット。2014年5月発売。

4位 Seagate

・ST4000VN008

IronWolシリーズ。2016年10月発売。

・ST4000DM005

BarraCudaシリーズ。2016年10月発売。

・ST4000DX001

2013年発売です。SSDを内蔵しているハイブリッドタイプのHDDです。今となっては4TBのSSDがでてきているので、資金さえあれば100%SSDにしてしまってもいいと思います。

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