おすすめGeForce GTX 1050Ti搭載グラボの性能比較 補助電源不要のTDP75Wでファンレスタイプや1スロット占有モデルがある貴重なGPU

2016年にリリースされたGTX1050TiチップはTDP75Wに発熱量を抑えることで消費電力も大幅に低くし、マザーボードからの給電のみで動作する補助電源不要なチップであることが特徴です。

消費電力が低いため性能はそれほど高くないのですが、4K解像度でトリプルディスプレイ表示する用途だったり、Youtubeで4K 60fps、Twitchで1080p 60fps再生をするときにカクカクしないで済むようにするためにこのTDP75Wのグラボは使われます。

TDP75Wは補助電源が不要というメリットだけでなく、ファンレスでチップを冷却できてしまうというメリットもあります。

ファンレスタイプの1050Tiを販売しているのは台湾Palit社のみなのです。しかしたとえグラボ本体がファンレスでもケースファンをしっかり回転させるなどしてケース内の熱を排気させる必要はあり、ファン付きのグラボを使うときよりも、ケースファンによる排熱に気を使う必要があります。

GeForce GTX 1050Tiで実行した各ゲームごとのフレームレートベンチマークを掲載します。 

 TDP75Wでもできるゲームはそれなりにグラフィック処理が軽いゲームに限られます。LoLなら十分すぎるほどのフレームレートがあります。

Fortniteのように非常に激しく画面が動くゲームで85fpsはキツイです。SiegeやApex Legendsで60fps前後なのも微妙です。PUBGの52fpsは完全に無理なレベルです。やはりゲームをやるなら最低でもGTX1060からとなります。

インデックス:

1位: ELSA(エルザジャパン)

・ELSA GeForce GTX 1050 Ti 4GB S.A.C GD1050-4GERST 4GB

2016年11月発売。ファン×1。2スロット占有。全長は145mmで短いタイプ。

・ELSA GeForce GTX 1050 Ti 4GB SP GD1050-4GERSPT 4GB

2017年2月発売。ファン×1。1スロットしか占有しない薄型タイプ。その代わり全長は長め

2位: ASUS(台湾)

・ROG STRIX-GTX1050TI-O4G-GAMING

2016年12月発売。ファン×2

・PH-GTX1050TI-4G 4GB

2016年11月発売。ファン×1

・DUAL-GTX1050TI-4G

2016年10月発売。ファン×2

3位: MSI(台湾)

・MSI GeForce GTX 1050 Ti GAMING X 4G

2016年10月発売。ファン×2

・MSI GeForce GTX 1050 Ti 4G OCV1(VD6424)

2017年9月発売。2スロット占有(36mm厚)。全長177mm。高さ116mm。ブーストクロック1,455MHz。ファン×1。補助電源コネクタ無し。出力端子Displayport1.4×1、HDMI2.0b×1、DVI-D×1

2016年発売の「OC」モデルと比較して、この「OCV1」では厚さと高さに若干の変更がある

・MSI GeForce GTX 1050 Ti 4G OC(VD6191)

2016年10月発売。2スロット占有(34mm厚)。全長177mm。高さ118mm。ブーストクロック1,455MHz。ファン×1。補助電源コネクタ無し。出力端子Displayport1.4×1、HDMI2.0b×1、DVI-D×1

・MSI GTX 1050 Ti 4GT LP 4GB

フォープロファイル版。2016年12月発売。ファン×2

4位: GIGABYTE

・GV-N105TOC-4GD 4GB

2016年11月発売。ファン×2

・GV-N105TOC-4GL 4GB

ロープロファイル版。2017年1月発売。ファン×1

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・GV-N105TG1 GAMING-4GD

2016年10月発売。ファン×2。下記モデルより更に動作周波数が高い。

・GV-N105TWF2OC-4GD 4GB

オーバークロック済みモデル。2016年10月発売。ファン×2

・GV-N105TD5-4GD

2016年10月発売。ファン×1

5位: 玄人志向

・玄人志向 GF-GTX1050Ti-E4GB/DF3

2019年7月発売。2スロット占有(33mm厚)。全長181mm。高さ97mm。ブーストクロック1,392MHz。ファン×2。補助電源コネクタ無し。Displayport×1、HDMI×1、DVI-D×1

ファン×2の割には全長181mmなので小型であるもののMini ITXマザーボードからはみ出すサイズになっているのはマイナスポイント。

・玄人志向 GF-GTX1050Ti-E4GB/SF/P

2019年7月発売。2スロット占有(33mm厚)。全長181mm。高さ97mm。ブーストクロック1,392MHz。ファン×2。補助電源コネクタ無し。出力端子Displayport×1、HDMI×1、DVI-D×1

・玄人志向 GF-GTX1050Ti-4GB/OC/LP 4GB

2017年1月発売。ロープロファイルかつファン×2

・玄人志向 GF-GTX1050Ti-4GB/OC/DF 4GB

2016年12月発売。ファン×2

・玄人志向 GF-GTX1050Ti-4GB/OC/SF 4GB

2016年10月発売。ファン×1

6位: ZOTAC(台湾)

・ZOTAC GeForce GTX 1050 Ti Low Profile ZT-P10510E-10L 4GB

2017年4月発売。ロープロファイルタイプ。全長も145mmと短く下記のMiniと同レベル。ファン×2

・ZOTAC GeForce GTX 1050 Ti 4GB Mini ZT-P10510A-10L

2016年10月発売。全長が145mmなのでMini ITXサイズ。上記モデルはロープロファイルにするため小直径ファンが2つになっているがこちらは中直径のファン×1なので静音。

・ZOTAC GeForce GTX 1050 Ti 4GB OC ZT-P10510B-10L

2016年10月発売。全長216mmなので上記モデルより長い。ファン×2

7位: Palit(台湾)

・NE5105T018G1-1070H (GeForce GTX1050Ti 4GB KalmX)

2017年1月発売。数少ないファンレスグラフィックボードの一つ。ファンレスグラフィックボードの中では2017年現在最高スペックであり、静音PCにこだわる人には非常におすすめ。GTX1050Ti以上のチップでファンレスは今のところこのモデルのみなので貴重。全長はそこまで長くないのでコンパクトなケースでも収まるが、ヒートシンクの高さがそこそこあるので全高に注意。

・NE5105TS18G1-1071D (GTX1050Ti 4GB Dual OC)

2016年11月発売。ファン×2。下記モデルのオーバークロック版

・NE5105T018G1-1071D (GeForce GTX1050Ti 4GB)

上記モデルとは違いこちらはファン付きモデル。2016年12月発売。ファン×2

・NE5105T018G1-1070F (GeForce GTX1050Ti 4GB STORMX)

2016年11月発売。ファン×1

8位: GALAXY(香港)

・GALAX GF PGTX1050TI-OC/4GD5 4GB

2016年12月発売。ファン×1

9位: Manli(香港)

・M-NGTX1050TI/5RDHDP 4GB

2016年10月発売。ファン×1。ロープロファイルではないが全長175mmとそこそこ短くMini ITXマザーボードから少しはみ出す程度。

10位: InnoVISION Multimedia(香港)

・GeForce GTX 1050 Ti Compact N105T-1SDV-M5CM 4GB

2016年11月発売。ファン×1