Intel Core i7 1270P搭載おすすめノートPC比較とベンチマーク性能評価

Core i7 1270Pを搭載したノートパソコンを比較しています。Core i7 1270Pは第12世代Intel Coreモバイル向けAlder Lake-Pシリーズに属する12コアCPUです。

Core i7 1260Pと比較するとCore i7 1270Pはマイナーな存在で、Core i7 1270P搭載ノートパソコンはCore i7 1260Pの数よりも少ないです。このCore i7 1270Pの位置付けはCore i7 1260Pのクロックを若干引き上げたものでクロック以外のスペックはほぼ同じです。

Core i7 1280Pは14コアCPUであるため12コアのCore i7 1270Pとは大きな差がありますが、Core i7 1260Pとはさほど差がありません。

1位: Lenovo ThinkPad X1 Nano 2022(Gen2) 【13.0型2K16:10, Core i7-1270P, 内蔵GPU, メモリ16GB, SSD256GB~1TB, Win11Pro or Home, 967g】

商品名Lenovo ThinkPad X1 Nano Gen2 (Pro OS選択可能)
型番21E8CTO1WWJAJP2
CPU第12世代Intel Core i7-1270P
メモリ16GB LPDDR5-6400 【他:Core i7 1280P選択時は32GB】
画面13.0型, 2K(2160×1350), IPS液晶パネル, 非光沢(ノングレア), タッチ非対応, 100%sRGB, 450nits
GPUIntel Iris Xe Graphics (CPU内蔵)
SSD1TB 【他:256GB,512GB】
OSWindows 11 Pro 【他:Windows 11 Home】
質量/サイズ966.5g
価格\ 449,680(税込)

ThinkPad X1 Nano Gen2はGen1より大幅に進化しています。単にThinkPad X1 Carbon Gen10の外形サイズをシュリンクしただけで、同等のCPUを搭載するようになりました。ThinkPad X1 Carbon Gen10と比べるとUSB Type-Aポートが削られていたり、CPUの消費電力が若干引き下げられている等の違いはありますが、1kgを切る重量は魅力的なので私ならThinkPad X1 Carbon Gen10よりもこのThinkPad X1 Nano Gen2を選びます。CPUについてはCore i7 1270Pは少し中途半端であり、少し予算を足してCore i7 1280Pにするか、逆に安くしてCore i7 1260Pにした方がいいと思います。

2位: Lenovo ThinkPad X1 Carbon 2022(Gen10) 【14.0型16:10, Pro or Home, 1.12kg】

商品名Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen10(Pro OS選択可能)
型番21CBCTO1WWJAJP2
CPU第12世代Intel Core i7-1270P (12コア)
メモリ16GB(8GB×2) LPDDR5-6400 【他:8GB, 32GB(Core i7 1280P選択時は32GBのみ)】
画面14.0型, WUXGA(1920×1200, 16:10), IPS液晶パネル, 非光沢(ノングレア), タッチ非対応, 100%sRGB, 400nits, ブルーライト低減
GPUIntel Iris Xe Graphics (CPU内蔵)
SSD1TB PCIe NVMe 【他:2TB, 512GB, 256GB】
光学内蔵型搭載不可
WiFi/有線等WiFi6E(Intel AX211 2x2, IEEE 802.11ax 2.4Gbps, a/b/g/n/ac)+Bluetooth v5.2
USB等Thunderbolt4×2, USB Type-A×2, HDMI×1, ヘッドセット4極ジャック
OSWindows 11 Pro 【他:Windows 11 Home】
Office無し 【Office Personal, Home and Business, Professional 2021選択可】
電池バッテリ容量57Wh(4セル) / 付属ACアダプタ(Type-C)
質量/サイズ1.12kg / 横幅315.6mm×奥行222.5mm×厚さ15.36mm (1.079ℓ)
その他ウェブカメラ1080p(FullHD)シャッター付き、指紋センサー、NFC
価格\ 455,400(税込)

ThinkPad X1 Carbon 2022(Gen10)で選択できるCPUの中でCore i7 1270PはCore i7 1280Pに次いで2番目の性能です。X1 Carbon Gen9から改良された点は有機ELパネルが選択可能になったことと、ウェブカメラの解像度が1080pになりウェブカメラの映像を機械学習を用いて分析してセキュリティ向上に役立てるComputerVision機能を搭載したことです。実際のところあまり真新しい刷新点はなく、第12世代Intelを搭載した点が最も大きな変更点です。Core i7 1260PとCore i7 1270Pのカスタマイズ価格差が大きいため、思い切ってCore i7 1280Pにするか、価格の安さを重視するならCore i7 1260Pを選択するのもありです。IOポートはDynabookほどではないですが充実しています。有線LANポートが無いことには注意。バッテリ持続時間が短くディスプレイサイズが小さくてもいいならX1 Nano Gen2を選択肢に含めることをおすすめします。ThinkPad X1 Carbon 2022(Gen10)とThinkPad X1 Nano 2022(Gen2)ではともにAlder Lake-Pを選択可能です。