第11世代Intel Core搭載おすすめノートパソコンのメーカー比較 Tiger Lake搭載の事務作業用モバイル

第11世代Intel Core(Tiger Lake)を搭載したノートパソコンは様々なメーカーから発売されており、そのモデルは数え切れないほどあります。

第一に、各メーカーごとに分類しまとめています。

その次に各メーカーのパソコンで搭載可能なCPUごとに細分化して掲載しています。

Lenovo:第11世代Intel(Tiger Lake)搭載ノートPC

6モデル展開されています。ただし、コラボモデルは重複となるため省いています。

ThinkPad X1 Carbon 2021(Gen9) 【14.0型】

商品名Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen9
型番パフォーマンス(Pro OS選択可能)
CPU第11世代Intel Core i5-1135G7 【他:Core i5-1145G7, Core i7-1165G7, Core i7-1185G7】
メモリ16GB LPDDR4X 4,266MHz
画面14.0型, 1920×1200, IPS, 非光沢, タッチ非対応,ブルーライトカット
GPUIntel Iris Xe Graphics (CPU内蔵)
SSD1TB (M.2 2280, PCIe NVMe)
光学内蔵型光学ドライブ搭載不可
無線Intel WiFi6 AX201(ax) + Bluetooth5.2
USB等Thunderbolt4×2, USB 3.0(3.1Gen1)Type-A×2, HDMI×1
OSWindows 11 Pro 64bit (日本語版)
OfficeMicrosoft Office Home and Business 2021 【他:選択無し】
電池最大26時間(57Wh, 4セルリチウムイオン)/ACアダプタType-C
質量最小1.13kg / 横幅314.5×奥行221.6×厚さ14.9mm (1.04ℓ)
その他
価格\ 419,980(税込)

ThinkPad X1 Carbon 2021(Gen9)では第11世代Intel Core(Tiger Lake-UP3)を搭載しつつ、X1 Carbonとしては初めて5GワイヤレスWANモジュールに対応しました。5G対応は2020年発売のX1 Nano(Gen1)に先を越されていましたが、2021年3月発売のThinkPad X1 Carbon 2021(Gen9)でようやく追いつきました。X1 Carbon 2021(Gen9)では有線LANのRJ45ポートが廃止されのは大きな変更点です。またディスプレイのアスペクト比が16:10の1920×1200となり、従来の16:9の1920×1080と比較して事務作業用途に特化しました。テレワーク需要の高まりを受けてよりビジネス向けに寄せてきたことになり歓迎できる改良点です。

ThinkPad X1 Yoga 2021(Gen6) 【14.0型】

商品名Lenovo ThinkPad X1 Yoga Gen6
型番パフォーマンス(Pro OS選択可能) (2021年)
CPU第11世代Intel Core i5-1135G7 【他:Core i5-1145G7, Core i7-1165G7, Core i7-1185G7】
メモリ16GB LPDDR4X 4,266MHz
画面14.0型, 1920×1200, IPS, 非光沢, 400nit, タッチ対応, ブルーライト軽減
GPUIntel Iris Xe Graphics G7(CPU内蔵)
SSD1TB (M.2 2280, PCIe NVMe)
光学内蔵型光学ドライブ(DVD/Blu-ray)搭載不可
無線Intel WiFi6 AX201(ax) + Bluetooth5.2
USB等Thunderbolt4×2, USB 3.0(3.1Gen1)Type-A×2, HDMI×1
OSWindows 10 Pro 64bit (日本語版)
OfficeMicrosoft Office Home and Business 2019 (日本語版)
電池最大23.9時間(57Wh, 4セルリチウムイオン)/ACアダプタType-C
質量最小1.399kg / 横幅314.4×奥行223×厚さ14.9mm (1.04ℓ)
その他
価格\ 252,300(税込)

ThinkPad X1 Yoga 2021(Gen6)はThinkPad X1 Carbon 2021(Gen9)と同時に発売された姉妹モデルです。X1 Carbonとの違いは、X1 Yogaではディスプレイが360度開くためタブレットとして使える点です。いわゆる2in1ノートPCです。ThinkPad X1 Carbon 2021(Gen9)との共通点はCPUが第11世代Intel Core(Tiger Lake)で各CPUモデルのラインナップも同じなこと。メモリやSSDのラインナップも同じです。ディスプレイの解像度が1920×1200や3840×2400といった16:10アスペクト比になったのも共通点ですが、X1 Yogaではカスタマイズで選択可能な全てのディスプレイがタッチ対応である一方、X1 Carbonではタッチ非対応のディスプレイがあります。また、ThinkPad X1 Yoga 2021(Gen6)はThinkPad X1 Carbon 2021(Gen9)よりもバッテリーの持ちが悪く、重量も大きいです。私としてはX1 YogaよりもX1 Carbonをすすめます。

ThinkPad X1 Nano 2020(Gen1) 【13.0型】

商品名Lenovo ThinkPad X1 Nano Gen1
型番プレミアム (Pro OS選択可能)(2020年12月発売)
CPU第11世代Intel Core i5-1130G7 【他:Core i5-1140G7, Core i7-1180G7】
メモリ16GB LPDDR4X 4,266MHz
画面13.0型, 2K(2160×1350), IPS, 非光沢, タッチ非対応
GPUIntel Iris Xe Graphics G7 (CPU内蔵)
SSD1TB (M.2 2242, PCIe NVMe)
光学Blu-ray/DVD/CDドライブ非搭載
無線Intel WiFi6 AX201(ax)+Bluetooth5.1
USB等Thunderbolt4(ディスプレイ出力対応)×2
OSWindows 10 Pro 64bit (日本語版)
OfficeMicrosoft Office Home and Business 2019 (日本語版)
電池最大22時間 (48Wh, 3セルリチウムイオンバッテリ)
質量最小907g/幅292.8mm×奥行207.7mm×厚13.87mm (0.843ℓ)
その他
価格\ 372,680(税込)

ThinkPadシリーズの中では最も早く第11世代Intel Core(Tiger Lake)を搭載したPCです。5GワイヤレスWANモジュールも搭載しています。このX1 NanoがX1 Carbonと比べて劣っているのはCPUの性能です。ThinkPad X1 Nano 2020(Gen1)で採用されたCPUはTDP15WのTiger Lake-UP4であり、ThinkPad X1 Carbon 2021(Gen9)で採用されたCPUはTDP28WのTiger Lake-UP3なので、ThinkPad X1 Carbon 2021(Gen9)の方が性能は上です。

ただし、ThinkPad X1 Nanoは1kgを下回る軽い重量がアピールポイントなので、軽いノートPCが必要な場合はThinkPad X1 Nanoの方がおすすめです。

Panasonic Let’s Note:第11世代Intel(Tiger Lake)搭載ノートPC

Panasonic は2022年4月発売のモデルでもTiger Lakeを搭載しています。他のメーカは2022年4月発売分から第12世代Intel Core(Alder Lake)を採用する中で、Panasonicはかなり保守的だと言えるでしょう。

Panasonic Let’s Note SV1 【12.1型】

商品名Panasonic Let's Note SV1 ドライブレスモデル
型番CF-SV1CRDQP(2021年1月発売)
CPU第11世代Intel Core i5-1135G7(4コア, 2.4GHz~4.2GHz, Tiger Lake)
メモリ16GB LPDDR4X (容量固定でカスタマイズ不可, 後から増設も不可)
画面12.1型, WUXGA(1920×1200, 16:10), TFT液晶パネル, 非光沢(ノングレア), タッチ非対応
GPUIntel Iris Xe Graphics G7 640コア(CPU内蔵)
SSD1TB (PCIe NVMe)
光学DVDドライブ非搭載
無線Intel WiFi6 AX201(IEEE802.11 a/b/g/ac/ax) WPA3,WPA2対応+ Bluetooth v5.1
USB等Thunderbolt4×1(ディスプレイ出力可能,本体充電可能), USB3.0Type-A×3, HDMI×1, D-Sub×1
OSWindows 10 Pro 64bit (日本語版)
OfficeMicrosoft Office Home and Business 2019 (日本語版)
電池約19時(バッテリーパックL), 約12時間(バッテリーパックS)
質量0.949kg(バッテリーパックS搭載時), 1.049kg(バッテリーパックL搭載時)/幅283.5mm×奥行203.8mm×厚さ24.5mm (1.42ℓ)
価格\ 333,463(税込)

Panasonic Let’s Noteで12.1インチディスプレイを採用したモデルです。これは光学式ドライブ非搭載版ですが、このSV1シリーズには光学式ドライブ搭載版もあります。

富士通FMV:第11世代Intel(Tiger Lake)搭載ノートPC

第11世代Intel Core(Tiger Lake)がリリースされた2020年秋の時点で早々に富士通FMVも発売されました。

FMV LIFEBOOK WU-X/E3 (FMVUXE3B) 最軽量/カスタマイズモデル 【13.3型】

商品名【最軽量モデル】FMV LIFEBOOK WU-X/E3 (カスタマイズ可能モデル)
型番FMVWE3U28L(Windows10Pro) / FMVWE3U27L(Windows10Home) 2020年10月発売
CPU第11世代Intel Core i5-1135G7 【他:Core i7-1165G7】
メモリ16GB LPDDR4X-4266 (その他のメモリ選択肢:32GB, 8GB)
画面13.3型, フルHD(1920×1080, 16:9), TFT液晶パネル, 非光沢(ノングレア) , タッチ非対応
GPUIntel Iris Xe Graphics G7(CPU内蔵)
SSD1TB PCIe NVMe (その他のSSD選択肢:2TB, 512GB, 256GB, 128GB)
光学内蔵型搭載不可
無線WiFi6(IEEE 802.11ax 2.4Gbps, a/b/g/n/ac)+Bluetooth v5.0
USB等USB 3.2 Gen2 Type-C×2(ディスプレイ出力対応)、USB 3.1 Gen1 Type-A×2、HDMI×1、有線LAN(RJ-45)×1、SDカードスロット×1
OSWindows 10 Pro 64bit 日本語版 (他のOS選択肢:Windows 10 Home)
OfficeMicrosoft Office Home and Business 2019日本語版 (Office非選択も可能)
電池約11時間(25Wh, リチウムイオン) / ACアダプタUSB Type-C
質量約634g(メモリ8GB, SSD1TBの場合の重量) / 横幅307mm×奥行197mm×厚さ15.5mm (0.937ℓ)
その他この【最軽量モデル】ではキーボードのバックライト非搭載。姉妹モデルの【軽量モデル】ではキーボードバックライト搭載
価格\ 228,405(税込)

重量634gの世界最軽量モデルの中で、カスタマイズ可能なタイプのモデルです。カスタマイズできないタイプの634gモデルも別途存在します。

FMV LIFEBOOK UH-X/E3 (FMVWE3U28L/FMVWE3U27L) 最軽量/カタログモデル 【13.3型】

商品名【最軽量モデル】FMV LIFEBOOK UH-X/E3 (カタログモデル)
型番FMVUXE3B 2020年10月発売
CPU第11世代Intel Core i7-1165G7(4.7GHz, Tiger Lake)
メモリ8GB LPDDR4X-4266
画面13.3型, フルHD(1920×1080, 16:9), TFT液晶パネル, 非光沢(ノングレア) , タッチ非対応
GPUIntel Iris Xe Graphics G7 640コア(CPU内蔵)
SSD1TB PCIe NVMe
光学内蔵型搭載不可
無線WiFi6(IEEE 802.11ax 2.4Gbps, a/b/g/n/ac)+Bluetooth v5.0
USB等USB 3.2 Gen2 Type-C×2(ディスプレイ出力対応)、USB 3.1 Gen1 Type-A×2、HDMI×1、有線LAN(RJ-45)×1、SDカードスロット×1
OSWindows 10 Pro 64bit 日本語版
OfficeMicrosoft Office Home and Business 2019 日本語版
電池約11時間(25Wh, リチウムイオン) / ACアダプタUSB Type-C
質量約634g(メモリ8GB, SSD1TBの場合の重量) / 横幅307mm×奥行197mm×厚さ15.5mm (0.937ℓ)
その他この【最軽量モデル】ではキーボードのバックライト非搭載。姉妹モデルの【軽量モデル】ではキーボードバックライト搭載
価格\ 189,800(税込)

これはWU-X/E3と姉妹モデルで、634gの世界最軽量モデルですがカスタマイズできません。CPUはCore i7 1165G7一択なのはいいのですがRAMが8GB固定であるため快適性に劣ります。安い価格は魅力的ですがこれよりもカスタマイズモデルをおすすめします。

ASUS:第11世代Intel(Tiger Lake)搭載ノートPC

ASUSからはモバイル用GPUを搭載した大型ゲーミングノートが多いです。

ASUS TUF Gaming F15 FX506HC (FX506HC-I7R3050W11) 【15.6型16:9, GeForceRTX3050, メモリ16GB, SSD512GB, Win11Home, 2.3kg】

NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop(Mobile)、メモリ16GB、SSD512GB、Windows11Home

MSI:第11世代Intel(Tiger Lake)搭載ノートPC

MSIはASUSと似たりよったりのパソコンが多いですが、ASUSより若干高性能になってたり価格が安くなっていたりと、ASUSを競合他社として意識したラインナップになっています。

Katana GF / Swordシリーズ

MSI Katana GF66 11U (Katana-GF66-11UD-480JP) 【15.6型16:9, GeForceRTX3050Ti, メモリ16GB, SSD512GB, Win10Home, 2.2kg】

Win10モデルですがWin11に無償アップグレードしてもサポート範囲内です。

第11世代Intel Core各CPUモデルごとのベンチマーク比較とノートPC

第11世代Intel Core(Tiger Lake)に属するプロセッサは多岐にわたります。ここでは各CPUごとに、そのCPUを搭載したノートパソコンをまとめています。

Tiger Lake-H

Core i7 11800H

Tiger Lake-U(UP2)

Core i7 1185G7搭載ノートPC

Core i7 1185G7を搭載したノートパソコンはこちらで比較しています。