2021年6月にリリースされたGeForce RTX 3070TiはAmpere世代のGeForceシリーズで最もおすすめできるGPUです。
同時にリリースされたGeForce RTX 3080TiはGeForce RTX 3090の完全劣化版でしかなく、RTX3080TiがRTX3090より優れているのは価格面だけですが、GeForce RTX 3070TiはGeForce RTX3090,3080,3080Tiを上回るメリットがあります。
GeForce RTX 3070Tiリファレンスモデルのブーストクロックは1,770MHzであり、CUDA Core数が3,584コアしかないGeForce RTX 3060の1,777MHzとほぼ同等の高いクロックです。
高いクロックながらもCUDA Core数は6,144コアもあり、コア数の多さとクロックの高さの「両取り」になってる非常に優秀なGPUです。今後GeForce RTX 3090Ti相当のGPUが出てきても、これほどまでブーストクロックが上がることはないでしょう。
また今後発売されるGeForce RTX 3050Ti, RTX 3050は、GeForce GTX 1080Tiを下回る性能になることは確実です。とはいってもPCの静音性を重視しているユーザーにとってはGeForce RTX 3050Ti,RTX3050は非常に貴重なGPUなので、購入を迷っている人はGeForce RTX 3050Ti,3050発売まで様子見してもいいでしょう。
また、記事の後半ではNVIDIA GeForce RTX 3070Tiを選択可能なデスクトップパソコンを比較しています。各パソコンメーカーから出ているデスクトップパソコンの中で、カスタマイズでGeForce RTX 3070Tiの選択肢がある搭載モデルを横断的に扱います。単にパソコン製品を提示するだけでなく、実際にGeForce RTX 3070Tiにカスタマイズしたときの価格で比較できるように、カスタマイズ後の価格を表示しています。
- NVIDIA GeForce RTX 3070 Tiの詳細スペックと特徴
- GeForce RTX 3070Tiの位置づけとしてはGeForce RTX 3070の強化版 同じGA104チップ採用
- GeForce RTX 3070TiではStreaming Multiprocessor48基全てが有効化
- GeForce RTX 3070TiのCUDA Core数はGeForce RTX 3070の5,888コアから4.3%増の6,144コア
- GeForce RTX 3070Tiリファレンスモデルのブーストクロック1,770MHz CUDA Core数の多さの割に非常に高い水準 2.6%上昇
- GeForce RTX 3070Tiリファレンスモデルのベースクロックは1,575MHzでAmpere世代GeForceの中で最も高い GeForce RTX 3070比で5%向上
- GeForce RTX 3080の劣化版ではなくむしろRTX3080よりある意味上位モデル
- FullHDでゲームをするならGeForce RTX 3060よりもおすすめできる
- デメリットは消費電力(≒単位時間あたりの発熱量)の高さ
- 1位: ASUS ROG-STRIX-RTX3070TI-O8G-GAMING
- 2位: GIGABYTE AORUS GeForce RTX 3070 Ti MASTER 8G (GV-N307TAORUS M-8GD)
- 3位: MSI GeForce RTX 3070 Ti SUPRIM X 8G (VD7700)
- 4位: EVGA GeForce RTX 3070 Ti FTW3 ULTRA GAMING (08G-P5-3797-KL)
- 5位: GIGABYTE GeForce RTX 3070 Ti VISION OC 8G (GV-N307TVISION OC-8GD)
- 6位: GIGABYTE GeForce RTX 3070 Ti GAMING OC 8G (GV-N307TGAMING OC-8GD)
- 7位: ZOTAC GAMING GeForce RTX 3070 Ti AMP Holo ZT-A30710F-10P (ZTRTX3070TIAMPHOLO-8GB) VD7705
- 8位: ASUS TUF-RTX3070TI-O8G-GAMING
- 9位: ASUS TUF-RTX3070TI-8G-GAMING
- 10位: MSI GeForce RTX 3070 Ti VENTUS 3X 8G OC (VD7701)
- 11位: 玄人志向 GALAKURO GAMING GG-RTX3070Ti-E8GB/TP
- 12位: 玄人志向 GALAKURO GK-RTX3070Ti-E8GB/WHITE
- 13位: ZOTAC GAMING GeForce RTX 3070 Ti Trinity ZT-A30710D-10P (ZTRTX3070TITRINITY-8GB) VD7704
- 14位: GAINWARD GeForce RTX3070Ti PHOENIX NED307T019P2-1046X-G (VD7699)
- GeForce RTX 3070Ti&第13世代Intel Core(Raptor Lake)搭載デスクトップパソコンの比較
- GeForce RTX 3070Ti&第12世代Intel Core(Alder Lake)搭載デスクトップパソコンの比較
- GeForce RTX 3070Ti&第11世代Intel Core(Rocket Lake)搭載デスクトップパソコン比較
NVIDIA GeForce RTX 3070 Tiの詳細スペックと特徴
メーカー・モデル名 | NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti |
---|---|
CUDA Core数 | 6,144 |
ブーストクロック | 1,770 MHz |
メモリ容量 | 8GB |
共有キャッシュ | 4MB |
単精度性能 | 21.74976 TFLOPS |
倍精度性能 | 0.340 TFLOPS |
Tensor Core性能 | 173.99808 TFLOPS |
TDP | 290W |
発売日 | 2021年6月 |
Ray Tracing性能 | 43.5 TFLOPS |
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ベースクロック | 1,575 MHz |
ピクセル・レート | 169.9 GPixel毎秒 |
テクスチャ・レート | 339.8 GTexel毎秒 |
メモリタイプ | GDDR6X |
メモリクロック | 19 GT毎秒 |
メモリバス幅 | 256bit |
メモリ帯域幅 | 608.3 GB毎秒 |
接続規格 | PCIe 4.0 x16 |
アーキテクチャ | Ampere (GeForce 3000 series) |
コードネーム | GA104-400-A1 |
ファウンドリ | Samsung |
プロセスルール | 10nm(8LPP) |
トランジスタ密度 | 44.3 MTr/mm² |
トランジスタ数 | 174億 |
ダイサイズ | 392.5mm² |
SM数 | 48 |
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無効化SM数 | 0 |
TMU数 | 192 |
ROPユニット数 | 96 |
Tensor Core数 | 192 |
RayTracing Core数 | 48 |
NVLink | 非対応 |
3DMark Speed Way(DX12) | 3,748 |
3DMark Port Royal(DX12) | 8,854 |
3DMark Time Spy(DX12) | 14,821 |
3DMark Night Raid(DX12) | 130,430 |
3DMark Wild Life(DX12) | 84,410 |
3DMark Fire Strike(DX11) | 37,129 |
PassMark GPU | 23,599 |
Userbenchmark GPU(実効) | 158 |
Userbenchmark DX10 | 180 |
GeForce RTX 3070Tiの詳細スペックは上表の通りです。普通にGeForce RTX 3070Tiは高スペックの良いGPUで、他のAmpere世代のGPUが埋没してしまうレベルです。
Pascal世代のGeForce GTX 1070Tiを知っている人ほど、このGeForce RTX 3070Tiは「大したことない脇役ではないか」と先入観を持ってしまうでしょう。GeForce GTX 1070TiはPascal世代の中では一番遅れて発売されたGPUで、GeForce GTX 1070Tiは確かに中途半端でしょぼいGPUだったのでGeForce GTX 1080より完全に劣っていました。
しかし、GeForce RTX 3070TiはAmpere世代の中で遅れて発売されたという共通点はありますが、下手したらGeForce RTX 3090,3080よりもゲーム用途でフレームレートが伸びるほどの高性能GPUです。
GeForce RTX 3070Tiの位置づけとしてはGeForce RTX 3070の強化版 同じGA104チップ採用
GeForce RTX 3070TiはGeForce RTX 3080の劣化版ではなく、GeForce RTX 3070の強化版という位置づけです。
GeForce RTX 3070TiではGeForce RTX 3070と同じGA104チップを使っており、GeForce RTX 3080で使われているGA102チップとは異なります。
GeForce RTX 3070TiではStreaming Multiprocessor48基全てが有効化
GeForce RTX 3070ではStreaming Multiprocessorが46基で、2基が無効化されていました。一方、今回のGeForce RTX 3070TiではGA104チップが有する48基のStreaming Multiprocessorが全て有効化されています。
GeForce RTX 3070TiのCUDA Core数はGeForce RTX 3070の5,888コアから4.3%増の6,144コア
GeForce RTX 3070Tiは48基のStreaming Multiprocessorを有しているため、合計6,144コアのCUDA Coreを搭載しています。これは単精度浮動小数点演算器を6,144個搭載していることと同義です。
GeForce RTX 3070の5,888コアでも多い方でしたが、256コアも増加しているため、ゲームで重要な単精度コア数は十分すぎるほどです。
GeForce RTX 3070Tiリファレンスモデルのブーストクロック1,770MHz CUDA Core数の多さの割に非常に高い水準 2.6%上昇
通常、同世代のGPUはコア数を増やすほどクロックが下がり、コア数を減らすほどクロックを高める余地が生まれます。にもかかわらず、GeForce RTX 3070TiではGeForce RTX 3070と比べてコア数の増加とブーストクロックの向上を同時に達成しています。GeForce RTX 3070リファレンスモデルのブーストクロックは1,725MHzだったので、GeForce RTX 3070Tiリファレンスモデルのブーストクロック1,770HMzは+2.6%の向上です。たった2.6%ですが、オリジナルファンモデルならさらにクロックの上昇が望めますし、しかもベースクロックも上昇しているためゲームのフレームレート向上で有利です。
GeForce RTX 3070Tiリファレンスモデルのベースクロックは1,575MHzでAmpere世代GeForceの中で最も高い GeForce RTX 3070比で5%向上
GeForce RTX 3070Tiはブーストクロックだけでなくベースクロックも上昇しています。特にベースクロックは「必ず達成できるクロック値」を意味するため、ベースクロックが高いということは最低限確保できる性能が高いことを意味します。
またマイニング用途ではベースクロックもブーストクロックも全く不要で、むしろ大幅にわざと引き下げて使うものなので、マイニング用途を完全無視した仕様になっている点も評価できます。
GeForce RTX 3080の劣化版ではなくむしろRTX3080よりある意味上位モデル
以上見てきたように、GeForce RTX 3070TiはGeForce RTX 3080よりもクロック面では高性能です。CUDA Core数が多くてもそれは4K(3840×2160)やWQHD(2560×1440)の解像度でゲームをする場合にフレームレートが上がるだけで、FullHD(1920×1080)でゲームをする場合はCUDA Core数の多さよりもクロックの高さが重要です。
FullHDでゲームをするならGeForce RTX 3060よりもおすすめできる
GeForce RTX 3060はリファレンスモデルのブーストクロックこそGeForce RTX 3070Tiよりは高いですが、GeForce RTX 3060は下位モデルすぎて補助電源コネクタ8pin×3のオリジナルファンモデルが存在しません。GeForce RTX 3060のオリジナルファンモデルは電力供給能力が低いためそれで性能が頭打ちになっています。この欠点はGeForce RTX 3070Tiでは解決されるでしょう。
デメリットは消費電力(≒単位時間あたりの発熱量)の高さ
GeForce RTX 3070TiはTDPが290Wもあります。これはPascal世代のフラッグシップモデルであるGeForce GTX 1080Tiでも250W級だったことを考慮すると大きすぎるTDP値です。Samsung10nm半導体製造プロセスが低消費電力性に劣るのが原因ですが、これはAmpere世代のGPU共通なので仕方ないところです。
1位: ASUS ROG-STRIX-RTX3070TI-O8G-GAMING
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti |
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型番 | ASUS ROG-STRIX-RTX3070TI-O8G-GAMING |
専有スロット数 | 2.9 slot |
全幅 | 57.78 mm |
全長 | 318.5 mm |
全高 | 140.1 mm |
ブーストクロック | 1,875 MHz |
ベースクロック | 1,575 MHz |
単精度性能 | 23.04 TFLOPS |
倍精度性能 | 0.360 TFLOPS |
発売日 | 2021年6月 |
TensorCore性能 | 184.32 TFLOPS |
メモリ容量 | 8GB |
メモリタイプ | GDDR6X |
メモリクロック | 19 GT毎秒 |
メモリバス幅 | 256bit |
メモリ帯域幅 | 608.3 GB毎秒 |
補助電源 | 8pin×3 |
推奨電源容量 | 750W |
冷却機構 | 空冷 |
ファン数 | 3基 |
最大表示モニタ数 | 4画面 |
DisplayPort | DisplayPort 1.4a×3 |
USB Type C | 非搭載 |
HDMI | HDMI 2.1×2 |
DVI-D | 非搭載 |
D-Sub | 非搭載 |
ASUSのROG STRIXシリーズはNVIDIA Ampere世代においてどのGPUでもフラッグシップの地位を占めて来ましたが、GeForce RTX 3070Tiでも例外ではなく十分な電力供給能力とファクトリーブーストクロック値(工場出荷時状態でのブーストクロック値)が1,875MHzまで高められています。補助電源コネクタは8pin×3で、CUDA Core数6,144コアのGeForce RTX 3070Tiとしては十分な水準。さらに冷却機構はGeForce RTX 3090と全く同じであり、よって外形サイズもGeForce RTX 3090のROG STRIXシリーズと同じです。これだけの十分な冷却能力があるので、手動でさらなる高クロックも望めます。3.0スロット以内に収まるよう2.9スロットサイズの設計になっており、最近は超小型(SFF)PCケースでも3スロット占有のグラボに対応したものが多いため問題となりません。高いクロックが必要なくてもファンの回転数を落とすことができ静音性にも貢献するため、万人におすすめできる手堅いグラボです。
2位: GIGABYTE AORUS GeForce RTX 3070 Ti MASTER 8G (GV-N307TAORUS M-8GD)
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti |
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型番 | GIGABYTE AORUS GeForce RTX 3070 Ti MASTER 8G (GV-N307TAORUS M-8GD) |
専有スロット数 | 3.5 slot |
全幅 | 70 mm |
全長 | 324 mm |
全高 | 142 mm |
ブーストクロック | 1,875 MHz |
ベースクロック | 1,575 MHz |
単精度性能 | 23.04 TFLOPS |
倍精度性能 | 0.360 TFLOPS |
発売日 | 2021年6月 |
TensorCore性能 | 184.32 TFLOPS |
メモリ容量 | 8GB |
メモリタイプ | GDDR6X |
メモリクロック | 19 GT毎秒 |
メモリバス幅 | 256bit |
メモリ帯域幅 | 608.3 GB毎秒 |
補助電源 | 8pin×2, 6pin×1 |
推奨電源容量 | 850W |
冷却機構 | 空冷 |
ファン数 | 3基 |
最大表示モニタ数 | 4画面 |
DisplayPort | DisplayPort 1.4a×3 |
USB Type C | 非搭載 |
HDMI | HDMI 2.1×2, HDMI 2.0×1 |
DVI-D | 非搭載 |
D-Sub | 非搭載 |
このグラボは「ASUS ROG-STRIX-RTX3070TI-O8G-GAMING」と同じブーストクロック1,875MHzを有している非常に高性能なモデルですが、手動でオーバークロックするのなら「ASUS ROG-STRIX-RTX3070TI-O8G-GAMING」の方がいいでしょう。ASUSのROG STRIXは補助電源コネクタ8pin×3を有しており、このグラボの8pin×2&6pin×1よりも電力供給能力が高いです。
しかし、静音性の高さはこちらのグラボの方が上です。このグラボは3枚のファンが重なり合っており、中央のファンは低めに設置され、両サイドのファンは高く(ヒートシンクを厚く)して重ねてあります。結果的にこのグラボは7cm厚となっており3スロット占有を超えているのですが、ファンの直径が大きくできている分だけ静音性が高いです。回転数が(rpm: rotations per minute)低くても多くの風量(cfm: cubic feet per minute)を有するからです。ファンの直径を大きくすると同時に両サイドのファンの部分はヒートシンクを厚くできているのも断面積を増やす上で有利であるため、同じ風量でもより効率的に冷やすことができます。これほど冷却性能が充実しているなら補助電源コネクタ8pin×3にしてもよかったのにそうではないのが残念なところです。手動でオーバークロックせず、工場出荷時状態のブーストクロックのまま使うならこちらのグラボの方がいいでしょう。
3位: MSI GeForce RTX 3070 Ti SUPRIM X 8G (VD7700)
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti |
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型番 | MSI GeForce RTX 3070 Ti SUPRIM X 8G (VD7700) |
専有スロット数 | 3.1 slot |
全幅 | 61 mm |
全長 | 335 mm |
全高 | 136.75 mm |
ブーストクロック | 1,860 MHz |
ベースクロック | 1,575 MHz |
単精度性能 | 22.85568 TFLOPS |
倍精度性能 | 0.357 TFLOPS |
発売日 | 2021年6月 |
TensorCore性能 | 182.84544 TFLOPS |
メモリ容量 | 8GB |
メモリタイプ | GDDR6X |
メモリクロック | 19 GT毎秒 |
メモリバス幅 | 256bit |
メモリ帯域幅 | 608.3 GB毎秒 |
補助電源 | 8pin×2 |
推奨電源容量 | 750W |
冷却機構 | 空冷 |
ファン数 | 3基 |
最大表示モニタ数 | 4画面 |
DisplayPort | DisplayPort 1.4a×3 |
USB Type C | 非搭載 |
HDMI | HDMI 2.1×1 |
DVI-D | 非搭載 |
D-Sub | 非搭載 |
このグラボは「EVGA GeForce RTX 3070 Ti FTW3 ULTRA GAMING (08G-P5-3797-KL)」とブーストクロックは同じです。日本国内での流通量の高さによる入手性の高さを考慮するとこちらのグラボの方がいいでしょう。
上画像の通り、補助電源コネクタは8pin×2です。高いクロックを狙うため8pin×3が欲しい場合はASUSのROG STRIXがおすすめです。
このグラボの外形サイズはGeForce RTX 3080Tiの「MSI SUPRIM X」シリーズとほぼ同じです。GeForce RTX 3070Tiのためにわざわざ小型化するといった気の利いたことはしていません。各社ともGeForce RTX 3070Tiを搭載したグラボは、既存のRTX3090,3080,3070用に設計したプラットフォームを使い回してコストカット優先です。
4位: EVGA GeForce RTX 3070 Ti FTW3 ULTRA GAMING (08G-P5-3797-KL)
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti |
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型番 | EVGA GeForce RTX 3070 Ti FTW3 ULTRA GAMING (08G-P5-3797-KL) |
専有スロット数 | 2.75 slot |
全幅 | 55 mm |
全長 | 300 mm |
全高 | 136.75 mm |
ブーストクロック | 1,860 MHz |
ベースクロック | 1,575 MHz |
単精度性能 | 22.85568 TFLOPS |
倍精度性能 | 0.357 TFLOPS |
発売日 | 2021年6月 |
TensorCore性能 | 182.84544 TFLOPS |
メモリ容量 | 8GB |
メモリタイプ | GDDR6X |
メモリクロック | 19 GT毎秒 |
メモリバス幅 | 256bit |
メモリ帯域幅 | 608.3 GB毎秒 |
補助電源 | 8pin×2 |
推奨電源容量 | 750W |
冷却機構 | 空冷 |
ファン数 | 3基 |
最大表示モニタ数 | 4画面 |
DisplayPort | DisplayPort 1.4a×3 |
USB Type C | 非搭載 |
HDMI | HDMI 2.1×1 |
DVI-D | 非搭載 |
D-Sub | 非搭載 |
2.75スロット占有でブーストクロック1,860MHzを実現したグラボです。このEVGA製は日本国内では殆ど流通していませんが、海外ではPCケースに搭載可能なグラボのサイズとして、EVGA製グラボが例示としてよく使われており、多数ある各グラボメーカーの中でもベンチマーク的存在です。
5位: GIGABYTE GeForce RTX 3070 Ti VISION OC 8G (GV-N307TVISION OC-8GD)
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti |
---|---|
型番 | GIGABYTE GeForce RTX 3070 Ti VISION OC 8G (GV-N307TVISION OC-8GD) |
専有スロット数 | 2.8 slot |
全幅 | 55 mm |
全長 | 320 mm |
全高 | 126 mm |
ブーストクロック | 1,830 MHz |
ベースクロック | 1,575 MHz |
単精度性能 | 22.48704 TFLOPS |
倍精度性能 | 0.352 TFLOPS |
発売日 | 2021年6月 |
TensorCore性能 | 179.89632 TFLOPS |
メモリ容量 | 8GB |
メモリタイプ | GDDR6X |
メモリクロック | 19 GT毎秒 |
メモリバス幅 | 256bit |
メモリ帯域幅 | 608.3 GB毎秒 |
補助電源 | 8pin×2 |
推奨電源容量 | 750W |
冷却機構 | 空冷 |
ファン数 | 3基 |
最大表示モニタ数 | 4画面 |
DisplayPort | DisplayPort 1.4a×2 |
USB Type C | 非搭載 |
HDMI | HDMI 2.1×2 |
DVI-D | 非搭載 |
D-Sub | 非搭載 |
このグラボは「GIGABYTE GeForce RTX 3070 Ti GAMING OC 8G (GV-N307TGAMING OC-8GD)」と実質的に同じモデルで、外見が違うだけです。ブーストクロックは同じ1,830MHzで、全厚と全長も同じ。全高はこちらの方が3mmだけ短いです。
補助電源コネクタ数も8pin×2で同じスペックです。完全に見た目だけの基準で両モデルのどちらにするか決めてしまっていいでしょう。私個人としてはこちらのデザインの方が好きです。お世辞にも高スペックとは言えないグラボですが、デザイン重視なら悪くない選択です。
6位: GIGABYTE GeForce RTX 3070 Ti GAMING OC 8G (GV-N307TGAMING OC-8GD)
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti |
---|---|
型番 | GIGABYTE GeForce RTX 3070 Ti VISION OC 8G (GV-N307TVISION OC-8GD) |
専有スロット数 | 2.8 slot |
全幅 | 55 mm |
全長 | 320 mm |
全高 | 126 mm |
ブーストクロック | 1,830 MHz |
ベースクロック | 1,575 MHz |
単精度性能 | 22.48704 TFLOPS |
倍精度性能 | 0.352 TFLOPS |
発売日 | 2021年6月 |
TensorCore性能 | 179.89632 TFLOPS |
メモリ容量 | 8GB |
メモリタイプ | GDDR6X |
メモリクロック | 19 GT毎秒 |
メモリバス幅 | 256bit |
メモリ帯域幅 | 608.3 GB毎秒 |
補助電源 | 8pin×2 |
推奨電源容量 | 750W |
冷却機構 | 空冷 |
ファン数 | 3基 |
最大表示モニタ数 | 4画面 |
DisplayPort | DisplayPort 1.4a×2 |
USB Type C | 非搭載 |
HDMI | HDMI 2.1×2 |
DVI-D | 非搭載 |
D-Sub | 非搭載 |
このグラボは上記の「GIGABYTE GeForce RTX 3070 Ti VISION OC 8G (GV-N307TVISION OC-8GD)」と全く同じスペックです。
こちらのグラボは全高が3mm長いため、より小型を重視するなら「GIGABYTE GeForce RTX 3070 Ti VISION OC 8G (GV-N307TVISION OC-8GD)」の方がいいですし、奇抜なキャラクターラインが入ってない点でもホワイト色の「GIGABYTE GeForce RTX 3070 Ti VISION OC 8G (GV-N307TVISION OC-8GD)」がおすすめです。
7位: ZOTAC GAMING GeForce RTX 3070 Ti AMP Holo ZT-A30710F-10P (ZTRTX3070TIAMPHOLO-8GB) VD7705
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti |
---|---|
型番 | ZOTAC GAMING GeForce RTX 3070 Ti AMP Holo ZT-A30710F-10P (ZTRTX3070TIAMP HOLO-8GB) VD7705 |
専有スロット数 | 3.0 slot |
全幅 | 58.6 mm |
全長 | 316.8 mm |
全高 | 122.7 mm |
ブーストクロック | 1,830 MHz |
ベースクロック | 1,575 MHz |
単精度性能 | 22.48704 TFLOPS |
倍精度性能 | 0.352 TFLOPS |
発売日 | 2021年6月 |
TensorCore性能 | 179.89632 TFLOPS |
メモリ容量 | 8GB |
メモリタイプ | GDDR6X |
メモリクロック | 19 GT毎秒 |
メモリバス幅 | 256bit |
メモリ帯域幅 | 608.3 GB毎秒 |
補助電源 | 8pin×2 |
推奨電源容量 | 750W |
冷却機構 | 空冷 |
ファン数 | 3基 |
最大表示モニタ数 | 4画面 |
DisplayPort | DisplayPort 1.4a×3 |
USB Type C | 非搭載 |
HDMI | HDMI 2.1×1 |
DVI-D | 非搭載 |
D-Sub | 非搭載 |
ZOTAC製のRTX3070Tiグラボの中では中位に位置する製品です。ブーストクロック1,830MHzの割には比較的小型に収まっている方のグラボですが、他社製品ならさらにブーストクロックが高くて補助電源8pin×3を搭載しているものがあるのでそちらを選んだ方がいいです。
8位: ASUS TUF-RTX3070TI-O8G-GAMING
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti |
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型番 | ASUS TUF-RTX3070TI-O8G-GAMING |
専有スロット数 | 2.6 slot |
全幅 | 51.7 mm |
全長 | 299.9 mm |
全高 | 126.9 mm |
ブーストクロック | 1,815 MHz |
ベースクロック | 1,575 MHz |
単精度性能 | 22.30272 TFLOPS |
倍精度性能 | 0.349 TFLOPS |
発売日 | 2021年6月 |
TensorCore性能 | 178.42176 TFLOPS |
メモリ容量 | 8GB |
メモリタイプ | GDDR6X |
メモリクロック | 19 GT毎秒 |
メモリバス幅 | 256bit |
メモリ帯域幅 | 608.3 GB毎秒 |
補助電源 | 8pin×2 |
推奨電源容量 | 750W |
冷却機構 | 空冷 |
ファン数 | 3基 |
最大表示モニタ数 | 4画面 |
DisplayPort | DisplayPort 1.4a×3 |
USB Type C | 非搭載 |
HDMI | HDMI 2.1×2 |
DVI-D | 非搭載 |
D-Sub | 非搭載 |
このグラボはASUSのTUFシリーズのオーバークロック版で、ASUS ROG STRIXシリーズの下位です。単に下位といってもその差は大きく、ROG STRIXとTUFシリーズの間には大きな断絶があります。その割には外形サイズはROG STRIXシリーズより大幅に小型とは言いづらく、このサイズ感ならROG STRIXを買ってしまった方がいいです。
上画像が示す通り、補助電源コネクタは8pin×2です。8pin×3のROG STRIXの違いは電力供給能力の違いでもあります。
またTUFシリーズにはオーバークロック版と通常版がありますが、差は微々たるものです。外形サイズが全く一緒なので、在庫さえあるならオーバークロック版が完全上位なのでこちらをおすすめします。
9位: ASUS TUF-RTX3070TI-8G-GAMING
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti |
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型番 | ASUS TUF-RTX3070TI-O8G-GAMING |
専有スロット数 | 2.6 slot |
全幅 | 51.7 mm |
全長 | 299.9 mm |
全高 | 126.9 mm |
ブーストクロック | 1,815 MHz |
ベースクロック | 1,575 MHz |
単精度性能 | 22.30272 TFLOPS |
倍精度性能 | 0.349 TFLOPS |
発売日 | 2021年6月 |
TensorCore性能 | 178.42176 TFLOPS |
メモリ容量 | 8GB |
メモリタイプ | GDDR6X |
メモリクロック | 19 GT毎秒 |
メモリバス幅 | 256bit |
メモリ帯域幅 | 608.3 GB毎秒 |
補助電源 | 8pin×2 |
推奨電源容量 | 750W |
冷却機構 | 空冷 |
ファン数 | 3基 |
最大表示モニタ数 | 4画面 |
DisplayPort | DisplayPort 1.4a×3 |
USB Type C | 非搭載 |
HDMI | HDMI 2.1×2 |
DVI-D | 非搭載 |
D-Sub | 非搭載 |
このグラボは、上記モデル「ASUS TUF-RTX3070TI-O8G-GAMING」の通常クロック版です。単にクロックを引き下げただけのモデルと見ることができます。このグラボのクロックは1,800MHzなので、差は15MHzしかなく微々たる差です。1%の差もありませんが、外形サイズが同じなので在庫さえあるなら上位の「ASUS TUF-RTX3070TI-O8G-GAMING」を買ったほうが性能面で「大は小を兼ねる」になります。
10位: MSI GeForce RTX 3070 Ti VENTUS 3X 8G OC (VD7701)
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti |
---|---|
型番 | MSI GeForce RTX 3070 Ti VENTUS 3X 8G OC (VD7701) |
専有スロット数 | 2.8 slot |
全幅 | 56 mm |
全長 | 316 mm |
全高 | 121 mm |
ブーストクロック | 1,800 MHz |
ベースクロック | 1,575 MHz |
単精度性能 | 22.1184 TFLOPS |
倍精度性能 | 0.346 TFLOPS |
発売日 | 2021年6月 |
TensorCore性能 | 176.9472 TFLOPS |
メモリ容量 | 8GB |
メモリタイプ | GDDR6X |
メモリクロック | 19 GT毎秒 |
メモリバス幅 | 256bit |
メモリ帯域幅 | 608.3 GB毎秒 |
補助電源 | 8pin×2 |
推奨電源容量 | 750W |
冷却機構 | 空冷 |
ファン数 | 3基 |
最大表示モニタ数 | 4画面 |
DisplayPort | DisplayPort 1.4a×3 |
USB Type C | 非搭載 |
HDMI | HDMI 2.1×1 |
DVI-D | 非搭載 |
D-Sub | 非搭載 |
このグラボは「MSI GeForce RTX 3070 Ti SUPRIM X 8G (VD7700)」よりも下位モデルの位置付けですが、全厚が5mm薄くなっており、全長は19mm短くなっています。デザイン面ではこちらの無骨なデザインの方が私は好みです。
「MSI GeForce RTX 3070 Ti SUPRIM X 8G (VD7700)」と同じ8pin×2の補助電源コネクタ搭載ですが、ブーストクロックはこちらの方が60MHz低くなっていて1,800MHzです。2スロット占有で全長10.5インチ(267mm)に収まっているなら1,800MHzでもいいかもしれませんが、このくらいの外形サイズの大きさを許容するならASUS ROG STRIXを選んだ方がいいです。
11位: 玄人志向 GALAKURO GAMING GG-RTX3070Ti-E8GB/TP
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti |
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型番 | 玄人志向 GALAKURO GAMING GG-RTX3070Ti-E8GB/TP |
専有スロット数 | 3.1 slot |
全幅 | 61 mm |
全長 | 317 mm |
全高 | 113 mm |
ブーストクロック | 1,800 MHz |
ベースクロック | 1,575 MHz |
単精度性能 | 22.1184 TFLOPS |
倍精度性能 | 0.346 TFLOPS |
発売日 | 2021年6月 |
TensorCore性能 | 176.9472 TFLOPS |
メモリ容量 | 8GB |
メモリタイプ | GDDR6X |
メモリクロック | 19 GT毎秒 |
メモリバス幅 | 256bit |
メモリ帯域幅 | 608.3 GB毎秒 |
補助電源 | 8pin×2 |
推奨電源容量 | 750W |
冷却機構 | 空冷 |
ファン数 | 3基 |
最大表示モニタ数 | 4画面 |
DisplayPort | DisplayPort 1.4a×3 |
USB Type C | 非搭載 |
HDMI | HDMI 2.1×1 |
DVI-D | 非搭載 |
D-Sub | 非搭載 |
このグラボは同じ玄人志向のファン×2モデル、「GALAKURO GK-RTX3070Ti-E8GB/WHITE」と同じブーストクロックを有します。同じブーストクロックならより小型な「GALAKURO GK-RTX3070Ti-E8GB/WHITE」がいいと思えますが、こちらをおすすめします。なぜなら「GALAKURO GK-RTX3070Ti-E8GB/WHITE」は全長280mm超であるため小型とも言えず中途半端です。ファン×2であるため騒音(ファンノイズ)が大きくなります。
それなら十分な冷却性能があるこちらのグラボの方が静音だし、静音な上に冷却性能が高いので安定的に高いクロックを維持できます。
補助電源コネクタは8pin×2です。この写真だと薄いグラボに見えますが3スロット占有を超えています。このグラボには以下のような脱着式のファンが付属しています。
このファンを装着すると以下のようになります。
当然ながらバックプレート側に出っ張ります。不要なら外してしまって何の問題もありません。
12位: 玄人志向 GALAKURO GK-RTX3070Ti-E8GB/WHITE
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti |
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型番 | 玄人志向 GALAKURO GK-RTX3070Ti-E8GB/WHITE |
専有スロット数 | 2.9 slot |
全幅 | 58 mm |
全長 | 285 mm |
全高 | 124 mm |
ブーストクロック | 1,800 MHz |
ベースクロック | 1,575 MHz |
単精度性能 | 22.1184 TFLOPS |
倍精度性能 | 0.346 TFLOPS |
発売日 | 2021年6月 |
TensorCore性能 | 176.9472 TFLOPS |
メモリ容量 | 8GB |
メモリタイプ | GDDR6X |
メモリクロック | 19 GT毎秒 |
メモリバス幅 | 256bit |
メモリ帯域幅 | 608.3 GB毎秒 |
補助電源 | 8pin×2 |
推奨電源容量 | 750W |
冷却機構 | 空冷 |
ファン数 | 2基 |
最大表示モニタ数 | 4画面 |
DisplayPort | DisplayPort 1.4a×3 |
USB Type C | 非搭載 |
HDMI | HDMI 2.1×1 |
DVI-D | 非搭載 |
D-Sub | 非搭載 |
GeForce RTX 3070Ti搭載グラボの中では珍しいデュアルファンタイプです。ファンが2基のため全長は他モデルより比較的短い285mmですが、目安となる10.5インチ(267mm)は超えているので、全長は長い部類です。しかも厚さは58mmもあるので決して小型なグラボではありません。厚さが58mmグラボを搭載できるようなPCケースは全長300mm超のグラボにも対応していることが殆どなので、そういった意味ではこのグラボの立ち位置は微妙です。
13位: ZOTAC GAMING GeForce RTX 3070 Ti Trinity ZT-A30710D-10P (ZTRTX3070TITRINITY-8GB) VD7704
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti |
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型番 | ZOTAC GAMING GeForce RTX 3070 Ti Trinity ZT-A30710D-10P (ZTRTX3070TI TRINITY-8GB) VD7704 |
専有スロット数 | 3.0 slot |
全幅 | 58.8 mm |
全長 | 317.6 mm |
全高 | 117.6 mm |
ブーストクロック | 1,770 MHz |
ベースクロック | 1,575 MHz |
単精度性能 | 21.74976 TFLOPS |
倍精度性能 | 0.340 TFLOPS |
発売日 | 2021年6月 |
TensorCore性能 | 173.99808 TFLOPS |
メモリ容量 | 8GB |
メモリタイプ | GDDR6X |
メモリクロック | 19 GT毎秒 |
メモリバス幅 | 256bit |
メモリ帯域幅 | 608.3 GB毎秒 |
補助電源 | 8pin×2 |
推奨電源容量 | 750W |
冷却機構 | 空冷 |
ファン数 | 3基 |
最大表示モニタ数 | 4画面 |
DisplayPort | DisplayPort 1.4a×3 |
USB Type C | 非搭載 |
HDMI | HDMI 2.1×1 |
DVI-D | 非搭載 |
D-Sub | 非搭載 |
このグラボは「ZOTAC GAMING GeForce RTX 3070 Ti AMP Holo ZT-A30710F-10P (ZTRTX3070TIAMPHOLO-8GB) VD7705」よりも下位のモデルです。下位モデルにも関わらず厚みと全長はむしろ少し長くなっており、その割にはブーストクロックはリファレンスモデルと同じ1,770MHzしかありません。正直これはおすすめできないグラボです。
14位: GAINWARD GeForce RTX3070Ti PHOENIX NED307T019P2-1046X-G (VD7699)
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti |
---|---|
型番 | GAINWARD GeForce RTX3070Ti PHOENIX NED307T019P2-1046X-G (VD7699) |
専有スロット数 | 2.7 slot |
全幅 | 54 mm |
全長 | 294 mm |
全高 | 112 mm |
ブーストクロック | 1,770 MHz |
ベースクロック | 1,575 MHz |
単精度性能 | 21.74976 TFLOPS |
倍精度性能 | 0.340 TFLOPS |
発売日 | 2021年6月 |
TensorCore性能 | 173.99808 TFLOPS |
メモリ容量 | 8GB |
メモリタイプ | GDDR6X |
メモリクロック | 19 GT毎秒 |
メモリバス幅 | 256bit |
メモリ帯域幅 | 608.3 GB毎秒 |
補助電源 | 8pin×2 |
推奨電源容量 | 750W |
冷却機構 | 空冷 |
ファン数 | 3基 |
最大表示モニタ数 | 4画面 |
DisplayPort | DisplayPort 1.4a×3 |
USB Type C | 非搭載 |
HDMI | HDMI 2.1×1 |
DVI-D | 非搭載 |
D-Sub | 非搭載 |
GAINWARD社は台湾籍の企業で現在は台湾Palit社の子会社になっています。
このグラボの性能面はしょぼく、リファレンスモデルのブーストクロックと同じ1,770MHzしかありません。
補助電源コネクタもリファレンスモデルと同じで8pin×2です。
リファレンスモデルと同じブーストクロックの割には2.7スロット厚もあり全長も300mmクラス。大型の割には性能が低いという存在意義が微妙なグラボです。それでも近年の暗号資産マイニング需要でグラボが枯渇している中では、この程度のグラボでも重宝されあっという間に売れてしまうのが現状です。
GeForce RTX 3070Ti&第13世代Intel Core(Raptor Lake)搭載デスクトップパソコンの比較
GoFoce RTX 3070Tiかつ第13世代Intel Core(Raptor Lake)プロセッサを搭載したデスクトップパソコンを比較しています。Raptor Lakeは2022年10月に発売されたCPUなので同時期に発売されたグラボのGeForce RTX 4000シリーズが存在しますが、型落ち品のGeForce RTX 3070Tiを搭載した第13世代Intel Coreパソコンもあります。
FRONTIER GHシリーズ FRGHZ790 【メモリ16GB~, SSD500GB~, 43.7ℓ】
商品名 | Frontier GHシリーズ FRGHZ790/A,B,C(通常デスクトップ) |
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CPU | Core i5 13600K, Core i7 13700K, Core i9 13900KF |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3050, GeForce RTX 3060, GeForce RTX 3060Ti, GeForce RTX 3070, GeForce RTX 3070Ti, GeForce RTX 3080 10GB |
メモリ | 16GB, 32GB, 64GB or 128GB (DDR5-4800 / PC5-38400) |
SSD | 500GB, 1TB or 2TB (+2台追加可能) |
HDD | 無し, 1TB, 2TB, 4TB or 6TB |
OS | Windows 11 Home or Windows 11 Pro |
サイズ | 43.71ℓ / 全幅200mm × 全高465mm × 奥行470mm |
価格 | \ 275,800(税込) |
FRONTIERの中ではGBシリーズに次ぐグレードのGHシリーズです。PCケースの大きさがGBより少し小さい以外の差はほぼ無いため性能面では問題ありません。比較的小容量なメモリやSSDから選択可能であるため過剰にハイスペックにならないメリットがあります。他社モデルだとメモリが最低でも32GBからになっていたりSSDが最低でも2TBになっていることがありますが、このパソコンではそのような無駄コストを省くことができます。
GeForce RTX 3070Ti&第12世代Intel Core(Alder Lake)搭載デスクトップパソコンの比較
GeForce RTX 3070Tiと第12世代Intel Core(Alder Lake)プロセッサを搭載したパソコンを比較しています。カスタマイズできるパソコンの場合は、GPUやCPU以外の部分もカスタマイズしています。BTOパソコンは初期状態の「標準構成」というものがあり、標準構成は価格を安く見せるために安い512GBのSSDを選択していることが多いですが512GBでは容量が少なすぎて不便であるため、もしカスタマイズ可能な場合は1TBのSSDを選択して各モデルの構成を画一的に比較できるようにしています。またメモリも16GBを選択できる場合は16GBにしています。8GBでは少なく、逆に32GBあっても16GBと同等の効用しか得られないためです。さらに、日本メーカーや日本国産部品を使ったPCパーツをカスタマイズで選択できる場合には日本国産品を優先して選択しています。
FRONTIER GBシリーズ(Z690) (FRGBZ690/A)
商品名 | FRONTIER GBシリーズ(Z690)第12世代Intel Alder Lake |
---|---|
型番 | FRGBZ690/A |
CPU | Intel Core i7 12700KF 【他:Core i9 12900KF】 |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti 8GB (HDMI2.1×1, DisplayPort1.4a×3) |
メモリ | 16GB(16GB×2) DDR5 SDRAM PC5-38400 (DDR5-4800) |
SSD | 1TB WD(Western Digital) BLACK SN850 (読出7000MB/s,書込5300MB/s) (+SSD2台追加選択可能) |
HDD | 無し (HDD×1台選択可) |
光学 | 無し (内蔵型ドライブ選択不可) |
WiFi等 | LANポート(2.5GBASE-T)×1 / WiFi非搭載(追加の選択肢無し) |
USB | 【上面】USB3.0(3.1Gen1)Type-C×1, USB3.0(3.1Gen1)Type-A×2、 【背面】USB3.1 Gen2x2 Type-C×1, USB3.1 Gen2 Type-A×1, USB3.0(3.1Gen1)Type-A×2, USB2.0 Type-A×4 |
電源 | 1000W ATX電源 80PLUS GOLD (日本製コンデンサ仕様) |
OS | Windows 11 Pro 64bit版 |
サイズ | 幅約239mm×高さ約510mm×奥行約513mm (62.5ℓ) |
その他 | CPUクーラー:AINEX サイドフローSE-226-XT 、 グリス:AINEX シルバーグリス Arctic Silver 5、 MSI製マザーボード |
価格 | \ 310,200(税込) |
GBシリーズはFRONTIERの中でもフラッグシップの位置づけです。PCケースが最も大きく高価格帯の製品になっています。GBシリーズには非ゲーミングとゲーミングで2つの型番が振られていますが、基本的には殆ど同じです。SSDで東芝製NANDを採用したWestern Digital製が選択可能であり、HDD非搭載にできます。SSD2台目の追加も可能です。CPUクーラーは簡易水冷式が2機種用意されていますが、可用性が高い空冷式も選択できます。
TSUKUMO G-GEAR Aim GB5J-B221/B
商品名 | TSUKUMO G-GEAR Aim ミニタワー |
---|---|
型番 | GB5J-B221/B (第12世代Intel) |
CPU | Intel Core i5 12400 (P-Core×6コア) |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti / 8GB (DisplayPort×3, HDMI×1) |
メモリ | 16GB(8GB×2) DDR4-3200/PC4-25600 【他:32GB~128GB センチュリーマイクロ製(日本製)メモリモジュール選択可】 |
SSD | 1TB NVMe M.2 WD BLUE SN570 【他:WD Black,Crucial, Samsung選択可】 |
HDD | 無し 【他:1TB~8TBのHDD1台選択可能】 |
光学 | 無し(内蔵型搭載不可) |
WiFi等 | LANポート(2.5GBASE-T)×1、Intel製Wi-Fi6 (IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)+Bluetooth 5.2 【他:WiFiモジュール非搭載可】 |
USB | USB Type-C×1, USB Type-A×8 |
電源 | 750W ATX電源 80PLUS GOLD Seasonic製FOCUS 【他:Seasonic FOCUS 650W, Thermaltake PS-TPG-0850FPCGJP-R 850W】 |
OS | Windows 11 Pro 64bit |
サイズ | 幅約210mm×高さ約415mm×奥行約521mm (34.9ℓ) / 重量約9kg |
その他 | CPUクーラー:Noctua NH-U12A(空冷式)【他:簡易水冷240mmラジエータ選択可】、 CPUグリス:Ainex JP-DX1(ダイヤモンドグリス)、 マザーボード:Intel B660 MicroATX(ASUS TUF GAMING B660M-E D4) |
価格 | \ 280,500(税込) |
CPUはCore i5 12400のみです。「TSUKUMO G-GEAR Aim GB5J-C221/BRGB」からRGB非搭載にした版です。サイドパネルもスチール製になっているため、強化ガラスパネルが不要な人はこちらのモデルの方がいいです。電源やSSD等のPCパーツの選択肢も同じであるため、価格が安いこちらのスチールパネル版がおすすめです。
TSUKUMO G-GEAR Aim GB5J-C221/BRGB
商品名 | TSUKUMO G-GEAR Aim ミニタワー |
---|---|
型番 | GB5J-C221/BRGB (第12世代Intel) |
CPU | Intel Core i5 12400 (P-Core×6コア) |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti / 8GB (DisplayPort×3, HDMI×1) |
メモリ | 16GB(8GB×2) DDR4-3200/PC4-25600 【他:32GB~128GB センチュリーマイクロ製(日本製)メモリモジュール選択可】 |
SSD | 1TB NVMe M.2 WD BLUE SN570 【他:WD Black,Crucial, Samsung選択可】 |
HDD | 無し 【他:1TB~8TBのHDD1台選択可能】 |
光学 | 無し(内蔵型搭載不可) |
WiFi等 | LANポート(2.5GBASE-T)×1、Intel製Wi-Fi6 (IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)+Bluetooth 5.2 【他:WiFiモジュール非搭載可】 |
USB | 【前面】USB3.1 Gen2(3.2 Gen2) Type-C×1, USB 3.0(3.1 Gen1) Type-A×2、 【背面】 USB3.1 Gen2(3.2 Gen2) Type-A×2、USB 3.0 (3.1 Gen1) Type-A×2, USB2.0 Type-A×2 |
電源 | 750W ATX電源 80PLUS GOLD Seasonic製FOCUS 【他:Seasonic FOCUS 650W, Thermaltake PS-TPG-0850FPCGJP-R 850W】 |
OS | Windows 11 Pro 64bit |
サイズ | 幅約210mm×高さ約415mm×奥行約521mm (45.4ℓ) / 重量約11kg |
その他 | CPUクーラー:Noctua NH-U12A(空冷式)【他:簡易水冷240mmラジエータ選択可】、 CPUグリス:Ainex JP-DX1(ダイヤモンドグリス)、 マザーボード:Intel B660 MicroATX(ASUS TUF GAMING B660M-E D4) |
価格 | \ 289,400(税込) |
CPUは第12世代Intel Core i5 12400のみが選択可能なPCです。CPUが一択のみである一方で、GPUは10種類から選ぶことができます。このRTX3070Tiはその内の一つです。東芝製NANDを採用したSSDを選択できたり、日本製センチュリーマイクロ社のメモリを選択できたりと、高価でも高品質なPCパーツを細かく指定できるのがメリット。強化ガラスとLED装飾が標準で搭載されていますが、これらが不要な場合はスチールサイドパネル版のモデルも存在します。
GeForce RTX 3070Ti&第11世代Intel Core(Rocket Lake)搭載デスクトップパソコン比較
2021年3月に発売された第11世代Intel Core(Rocket Lake)プロセッサとGeForce RTX 3070Tiを組み合わせたデスクトップパソコンを比較しています。
マウスコンピューター(mouse) G-Tune PP-Z-3070Ti (Z590)
商品名 | マウスコンピューター G-Tune PP-Z-3070Ti (第11世代Intel Core Rocket Lake) |
---|---|
型番 | G-Tune PP-Z-3070Ti (Z590) 2021年発売 |
CPU | Intel Core i9 11900K (8コア, 3.5~5.3GHz) |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti (DisplayPort×3, HDMI×1) |
メモリ | 32GB(16×2) PC4-25600(DDR4-3200) |
SSD | 1TB M.2 NVMe |
HDD | 4TB (HDDは選択強制のため非搭載不可) |
光学 | DVDスーパーマルチドライブ (標準搭載のため非搭載不可) |
Wi-Fi | 非搭載(内蔵型拡張ボードWiFiの選択肢無し) |
USB | USB3.2 Gen2x2×1(背面 Type-C×1)、USB3.0 Gen1×7(前面 Type-A×2/背面 Type-A×5)、USB2.0×4(前面 Type-A×2/背面 Type-A×2) |
OS | Windows 10 Pro 64bit版 |
Office | 無し(選択可) |
電源 | 1200W (80Plus認証Gold) |
サイズ | 横幅215mm×奥行490mm×高さ481mm (50.7ℓ) / 約18.4kg |
その他 | 240mmラジエータ簡易水冷CPUクーラー(360mmラジエータもカスタマイズで選択可能)、シルバーグリス AINEX AS-05 |
価格 | \ 373,780(税込) |
このモデルは「G-Tune HP-Z」のGeForce RTX 3070Ti版です。CPUは同様にCore i9 11900Kを使っていて簡易水冷式(360mmまたは240mmラジエータを選択可能)であるため性能面では申し分ないです。ただし、HDDが強制搭載でありHDD非搭載にはできません。SSDだけの構成にしたいユーザーは要検討といったところです。