NVIDIA GeForce RTX 5050は2025年7月に発売されたGPUであり、Blackwell世代のGPUの中ではローエンドモデルに該当します。CUDA Core数はGeForce RTX 5060から33%も削減されていますが、ベースクロックとブーストクロックはGeForce RTX 5060, 5070, 5090よりも高くなっており、4Kのような高解像度ではなく、フルHDかつ高画質設定でゲームをやるのならGeForce RTX 5050でも十分な性能です。Blackwell世代の中で、フルHD前提で運用するゲーム用グラボを選ぶならこのGeForce RTX 5050を搭載したモデルを選ぶことをおすすめします。
GeForce RTX 5050の詳細スペックと特徴

メーカー・モデル名 | NVIDIA GeForce RTX 5050 |
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CUDA Core数 | 2,560 |
ブーストクロック | 2,572MHz |
メモリ容量 | 8GB |
共有キャッシュ | 32MB |
単精度性能 | 13.16864 TFLOPS |
倍精度性能 | 0.206 TFLOPS |
Tensor Core性能 | 105.34912 TFLOPS |
TDP | 130 W |
発売日 | 2025年7月 |
Ray Tracing性能 | 40 TFLOPS |
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ベースクロック | 2,317 MHz |
ピクセル・レート | 82.3 GPixel毎秒 |
テクスチャ・レート | 205.8 GTexel毎秒 |
メモリタイプ | GDDR6 |
メモリクロック | 20.0 GT毎秒 |
メモリバス幅 | 128bit |
メモリ帯域幅 | 320 GB毎秒 |
接続規格 | PCIe 5.0 x8 |
アーキテクチャ | Blackwell (GeForce 5000 series) |
コードネーム | GB207-300 |
ファウンドリ | TSMC |
プロセスルール | 4nm (4N) |
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トランジスタ密度 | 113.4 MTr/mm² |
トランジスタ数 | 169億 |
ダイサイズ | 149 mm² |
SM数 | 20 |
無効化SM数 | 0 |
TMU数 | 80 |
ROPユニット数 | 32 |
Tensor Core数 | 80 |
RayTracing Core数 | 20 |
NVLink | 非対応 |
フルHD解像度でのゲーム用途を前提とするならGeForce RTX 5070よりもこのGeForce RTX 5050をおすすめできます。理由はリファレンスモデルのブーストクロックが大幅にGeForce RTX 5050の方が上のためです。フルHDかつ高画質設定で使うならGeforce RTX 5050の方がGeForce RTX 5070よりも低コストで高いパフォーマンスが得られます。
ただし、フルHD解像度でゲームをすることを前提とし予算に問題がないのならGDDR7メモリを採用したGeForce RTX 5060 TiやGeForce RTX 5060をおすすめします。
CUDA Core数はかつてのGeForce RTX 3050と同じ2,560コアだがクロックは+49.2%向上
マイクロアーキテクチャの世代交代(Ampere→Blackwell)でスレッド実行のスループットが向上してることや、TensorCoreとRayTracingCoreの性能差があるので単純比較はできないものの、GeForce RTX 5050は2,560コアのCUDA Core数を有しており、2世代前のGeForce RTX 3050と同じCUDA Core数です。
ではGeForce RTX 5050では何が新しくなったのか(新規性は何なのか)というと、GeForce RTX 5050のベースクロック2,317MHzが、GeForce RTX 3050の1,552MHzから1.49倍も高くなった部分にあります。
半導体製造プロセスの改善により同じCUDA Core数2,560コアながら消費電力は55.1%も削減
クロックをx倍引き上げるには電子回路(半導体回路)のソフトエラーを防ぐために電圧もx倍にしなければなりません。回路の抵抗値が一定とすれば消費電力はxの二乗倍になります(実際はリーク電流により抵抗値は下がるため消費電力はさらに上がる)。
これは消費電力でいうと1.49の二乗であり、本来なら単位時間あたりの定格発熱量(≒消費電力)が2.23倍、つまりTDP130Wの2.23倍=TDP290W級の電力が必要になることを意味します。
実際は電圧を上げるとリーク電流が増え、単位時間あたりの発熱量が増加するとスイッチング性能が大幅に下がるため、単純に電圧を上げて実現できるものではありませんが、これらの問題が起きないと仮定してもGeForce RTX 3050においてベースクロック2,317MHzを実現しようとするとTDP290W級の消費電力が必要になります。
しかし今回のGeForce RTX 5050ではTDP130Wでベースクロック2,317MHzを達成できています。これはGeForce RTX 3050を基準とすれば、1/2.23=0.448倍の電力(単位時間あたりの発熱量)で済むことを意味し、GeForce RTX 3050比でGeForce RTX 5050は55.1%分も消費電力を削減できていることになります。
1位: Palit Microsystems NE65050019P1-GB2070D (GeForce RTX 5050 Dual 8GB)



GPU | NVIDIA GeForce RTX 5050 |
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型番 | Palit Microsystems NE65050019P1-GB2070D (GeForce RTX 5050 Dual 8GB) |
発売日 | 2025年7月 |
専有スロット数 | 2.0 slot |
全幅 | 40.1 mm |
全長 | 262.1 mm |
全高 | 126.3 mm |
質量等 | 1.33ℓ |
ブーストクロック | 2,572 MHz |
単精度(32bit)性能 | 13.16864 TFLOPS |
倍精度(64bit)性能 | 0.206 TFLOPS |
Tensor(行列積和)性能 | 105.34912 TFLOPS |
メモリ容量 | 8GB |
補助電源 | 8pin ×1 |
推奨電源容量 | 550W |
冷却機構 | 空冷 |
ファン数 | 本体ファン×2 |
出力コネクタ | DisplayPort×3, HDMI×1 |
このグラボはBlackwell世代のGeFoce RTX 5000シリーズの中で最も安い部類に入る製品です。まずGeForce RTX 5050の時点でローエンドですが、その中でもこのPalit製のグラボは価格面で他メーカ品より安い傾向あります。その代わりブーストクロックはリファレンスモデルと同じでありファクトリーオーバークロックされていないためデフォルト設定で使うと性能は低めです。
2位: ZOTAC GAMING GeForce RTX 5050 SOLO ZT-B50500G-10L (RTX5050SOLO8G) VD9276


GPU | NVIDIA GeForce RTX 5050 |
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型番 | ZOTAC GAMING GeForce RTX 5050 SOLO ZT-B50500G-10L (RTX5050SOLO8G) VD9276 |
発売日 | 2025年7月 |
専有スロット数 | 1.9 slot |
全幅 | 36.4 mm |
全長 | 164.5 mm |
全高 | 111.2 mm |
質量等 | 0.689 kg / 0.666ℓ |
ブーストクロック | 2,572MHz |
単精度(32bit)性能 | 13.16864 TFLOPS |
倍精度(64bit)性能 | 0.206 TFLOPS |
Tensor(行列積和)性能 | 105.34912 TFLOPS |
メモリ容量 | 8GB |
補助電源 | 8pin ×1 |
推奨電源容量 | 550W |
冷却機構 | 空冷 |
ファン数 | 本体ファン×1 |
出力コネクタ | DisplayPort×3, HDMI×1 |
このグラボ「ZOTAC GAMING GeForce RTX 5050 SOLO ZT-B50500G-10L」は全長165mm未満の164.5mmに収まっている6.5インチ未満が特徴です。全長の短さを重視する場合に選択します。ただし、ファンが1つしかないことから、ファン回転数あたりの冷却性能に乏しく静音性は低いです。静音性を重視するのならファン2基以上のグラボをおすすめします。