第13世代Intel Coreデスクトップパソコンの価格の高さの殆どの要因はグラボです。グラボを非搭載にしたり、GeForce GTX 1650のようなローエンドの価格はかなり低くできます。
Sycom(サイコム)
サイコムは個人的に最もおすすめしているメーカです。自作PCのような自由な構成にできるのが特徴で、他のメーカだとコストをケチりがちな電源についても高品質なPCパーツを選択することができます。グラボも型番指定でカスタマイズできるため、それぞれのPCパーツに強いこだわりがあるユーザにとっても十分応え得るものになっています。かつては自作していたけど、今は時間がなくて組み立てる時間を取ることができない人に最適です。
Sycom(サイコム) Silent-Master NEO Z790/D5 【Core i3 13100~i9 13900K, GeForceGT1030~RTX3070Ti, メモリ16GB~, SSD250GB~4TB】
商品名 | Sycom(サイコム) Silent-Master NEO Z790/D5 |
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CPU | Intel Core i3 13100, Core i5 13400F, Core i5 13400, Core i5 13500, Core i5 13600KF, Core i5 13600K, Core i7 13700F, Core i7 13700, Core i7 13700KF, Core i7 13700K, Core i9 13900F, Core i9 13900, Core i9 13900KF, Core i9 13900K |
GPU | オンボードグラフィック, NVIDIA GeForce GT 1030, GeForce GTX1650, GeForce RTX3050, GeForce RTX3060, GeForce RTX3060Ti, GeForce RTX3070Ti, AMD Radeon RX6500XT |
メモリ | 16GB 【他:32GB, 64GB or 128GB】 |
SSD | 1TB 【他:250GB, 500GB, 2TB or 4TB】 |
HDD | 1TB 【他:2TB, 3TB, 4TB, 6TB, 8TB or 10TB】 |
OS | Windows 11 Home or Windows 11 Pro |
サイズ | 47.0ℓ / 全幅209mm×全高478mm×奥行470.5mm |
その他 | Noctua製CPUクーラーとケースファン搭載、静音PCケースCoolerMaster Silencio S600+採用 |
価格 | \ 175,600(税込) |
カスタマイズ性に関してはサイコムらしくCPUとGPUの選択肢の幅は非常に広くなっています。他のメーカだとハイエンドなCPUにはハイエンドなGPUとワンセットのように抱き合わせ販売をしていることが多いです。CPUの性能は必要だけどGPUは別にオンボードグラフィックスでも十分だといったニーズを他メーカでは満たしてくれません。
しかしサイコムではCore i9 13900Kかつオンボードグラフィックスといった組み合わせができてしまいます。このパソコンもオンボードグラフィックス選択可能です。同時に、Core i3 13100とGeFroce RTX 3070Tiといった組み合わせも可能です。初期構成だとSSDがCrucialになっていますがそれをWesternDigitalにすることもできるのでWDにするのがおすすめです。
マウスコンピューター
ハイエンドなCPUにはハイエンドなGPUという組み合わせが徹底されています。高速なCPUが欲しいけどGPU(グラボ)は低性能で構わない、といったニーズは別メーカーも見てみることをおすすめします。
マウスコンピューター G-Tune PP-Z 2210PP-Z790W11【Core i7 13700KF~, RTX3070, メモリ32GB~, SSD1TB~, 54.0ℓ】
商品名 | マウスコンピューター G-Tune PP-Z 2210PP-Z790W11 (第13世代Intel) |
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CPU | Intel Core i7 13700KF, Core i9 13900KF |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3070 |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB |
OS | Windows 11 Home or Windows 11 Pro |
サイズ | 54.0ℓ / 16.9kg |
価格 | \ 363,100(税込) |
下記XP-Zよりこちらの方がおすすめです。過剰スペックが解消し少し安くなっています。それでもメモリが最低32GBからなのは改善点です。グラボがGeForce RTX 3070固定ですがそれによって価格が下がっています。
マウスコンピューター G-Tune XP-Z 2210XP-Z790W11 【Core i7 13700KF, RTX4090, メモリ64GB~, SSD2TB~, HDD選択必須, 54.0ℓ】
商品名 | マウスコンピューター G-Tune XP-Z 2210XP-Z790W11 (第13世代Intel) |
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CPU | Intel Core i7 13700KF |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 4090 |
メモリ | 64GB |
SSD | 2TB |
HDD | 4TB(HDD選択必須) |
OS | Windows 11 Home or Windows 11 Pro |
サイズ | 54.0ℓ / 19.7kg |
価格 | \ 683,100(税込) |
グラボはGeForce RTX 4090のみ選択できますがそれが要因で価格が非常に高くなっています。HDD非搭載にできず、メモリも最低64GBからです。SSDも最低2TBからになります。
FRONTIER
FRONTIER製のパソコンは通常デスクトップモデルでもゲーミングモデルでもクリエーター向けモデルであっても実質的には同じ中身になっています。異なるのは選択肢の幅です。選ぶときは「事務作業目的だからゲームモデルは見ない」ではなく、全てのモデルを網羅的に見ることが大切です。
FRONTIER GHシリーズ FRGHZ790 【Core i5 13600K~, RTX3050~, メモリ16GB~, SSD500GB~, 43.7ℓ】
商品名 | Frontier GHシリーズ FRGHZ790/A,B,C(通常デスクトップ) |
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CPU | Core i5 13600K, Core i7 13700K, Core i9 13900KF |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3050, GeForce RTX 3060, GeForce RTX 3060Ti, GeForce RTX 3070, GeForce RTX 3070Ti, GeForce RTX 3080 10GB |
メモリ | 16GB, 32GB, 64GB or 128GB (DDR5-4800 / PC5-38400) |
SSD | 500GB, 1TB or 2TB (+2台追加可能) |
HDD | 無し, 1TB, 2TB, 4TB or 6TB |
OS | Windows 11 Home or Windows 11 Pro |
サイズ | 43.71ℓ / 全幅200mm × 全高465mm × 奥行470mm |
価格 | \ 209,800(税込) |
このGHシリーズのZ790版はFRONTIERから発売された第13世代Intel Core搭載の最初のモデルです。CPUはCore i5 13600Kに加えてCore i7 13700KもCore i9 13900KFも選択肢にあるので自由度は高いです。メモリが16GBから選択可能なのはいいことです。32GBからにしている他社モデルが多い中、16GBからなのはユーザ目線になっています。FRONTIERは高額なCPUでも廉価なグラボを組み合わせ可能だったり、メモリ容量を少なくすることができる選択肢の幅があるので、いわゆる「高額PCパーツ同士の抱き合わせ販売」をしない良心的なメーカです。
パソコン工房(iiyama)
パソコン工房の製品はハイエンドなCPU×ローエンドなGPUという有り難い組み合わせが可能です。グラボの性能をあえて低くすることで低消費電力化とコスト低減が可能です。
パソコン工房 iiyama PC SENSE-F079-LC139KF 【Core i9 13900KF, GeForceGT1030~, メモリ32GB~, SSD1TB~, 65.9ℓ】
商品名 | パソコン工房 iiyama PC SENSE-F079-LC139KF |
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CPU | Intel Core i9 13900KF |
GPU | NVIDIA GeForce GT 1030, GeForce RTX 3070, GeForce RTX 3080 10GB, GeForce RTX 4090, NVIDIA RTX A2000, NVIDIA RTX A4500 |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB |
OS | Windows 11 Home or Windows 11 Pro |
サイズ | 65.9ℓ |
価格 | \ 277,800(税込) |
グラボの選択肢が多いのが特徴です。これはゲーム用ではなくワークステーションという位置づけなのでPCケースが非常に大きく、グラボもGeForceシリーズではないNVIDIA RTX(Quadroの後継モデル)が選択可能です。ゲーム用として買うならNVIDIA RTXは費用対効果が低いのでおすすめしません。GeForceを選びましょう。このパソコンの特徴はローエンドなグラボも選べるため最低価格が安いことです。「ゲームをやらないしグラフィック性能は必要ないけどCPU性能は欲しい」といった場合におすすめです。