Core i7 6700Kも可能な超小型ベアボーンShuttle SZ170R8は電源ファンと5インチベイが惜しい

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ShuttleのCore i7 6700KかつZ170チップセットを搭載したSZ170R8ベアボーンはかなり良いと思います。久々によいベアボーンを見た感じです。

Shuttle ベアボーンPC XPC cube Intel LGA1151対応 SZ170R8

すごいのはDisplayPort2つ+HDMIがマザーボードに揃っていること。こんなマザーボードは今のところありません。たいてい3つデジタル端子がそろっているマザーボードでもDisplayPort+HDMI+DVIです。

さらにはDisplayPort+HDMIだけという2つしかないタイプのマザーボードもほとんど。中には3つ目のディスプレイをアナログD-SUBにしてしまっているものもあります。

にもかかわらずこのベアボーンはDisplayPortとHDMIで3画面を実現しているのはすごいです。

そしてMini-ITXレベルの小型ケースにもかかわらずメモリスロットが4つ。普通このサイズだったら2つが限界です。

さらにはM.2スロットがNVMe対応かつマザーボードの表面についています。このサイズのケースだったら普通はマザーボード裏面です。

そしてCPUクーラーはヒートパイプでケース背面までCPU熱を運んでいき、ケース背面ファンにCPUファンを兼務させて冷やすタイプ。事実上CPUファンレス+ケースファンのみという静音PCになっています。

しかもMini-ITXを詰め込むPCケースとしては小型のほうであるCore 500よりも外寸が一回り小さいときています。

本当になかなか優秀なベアボーンです。

欠点は電源にファンがついてしまっているところ。しかもかなり小型ファンなので、高速回転したときの音がどのくらい大きくなるかが気になります。80Plus SilverなのでPlatinumかつファンレス電源だったら私はこのベアボーンを即買していると思います。

Z170モデル SZ170R8

このベアボーンシリーズから選ぶなら私はこれにします。理由は電源がもっとも静音だと思われるからです。

DisplayPortが2つ、HDMIの合計3端子もついている

私がマザーボードを買うときはディスプレイのデジタル出力が3つ揃っていることを条件にしています。

このようなマザーボードはDisplayPort+HDMI+DVIで3つ。またはHDMI2つ+DisplayPortで3つだったりします。これでさえマザーボードの中では少数派です。

ほとんどのマザーボードではデジタル出力が2つしかないのです。これはグラフィックボードを挿すことを前提としているためです。ですが単にVisualStudioでプログラミングするくらいならオンボードグラフィクスでも十分なので私はマザーボードでデジタル出力が充実していることを優先しています。

その点このベアボーンは優秀であり、DisplayPortが2つ+HDMIがついています。これは市販のマザーボードよりかなり優秀です。

Mini-ITXより若干大きい程度なのにメモリスロットが4つもある

普通はMini-ITXにするとメモリスロットが2つしかありません。

4つにするならMicroATXにすることになりますが、このベアボーンのようなケースサイズでMicroATXは入りません。

そのためこのベアボーンのマザーボードは独自規格になっています。

Mini-ITXのサイズを維持しつつメモリスロットを4つも用意した点はユーザーのニーズがよくわかっています。

M.2スロットが取り外ししやすい表面についている

普通はこのサイズのマザーボードはMini-ITXであり、M.2スロットはマザーボード裏面についています。よって取り外しの際はケースによっては一度マザーボードを取り外すことになりものすごく面倒です。

でもこのマザーボードは表面にM.2スロットがあるため取り外しも楽です。とても行き届いている設計になっています。

CPUの熱はケース背面まで持っていく静音タイプ

これはマザーボードとケースを一体的に設計し売っているからこそできる芸当ですが、このベアボーンではCPUの熱をヒートパイプでケース裏面まで運んでいき、ケース背面のファンで冷却するという効率の高いことをやっています。

普通はCPUの真上にでかいCPUクーラーをくっつけて熱を拡散させ、その熱をケース背面のファンで外にだすという二段構えですが、このケースでは1段でこなすことができています。

事実上CPUはファンレスであり、ケースファンのみの冷却でCPUを冷やしている点がさすがオールインワンで設計しているベアボーンと言えます。

電源はファン付き500W Silver QuadroM6000も可能

このZ170タイプの電源は500WになっておりTDP250WのQuadroM6000も可能だと言えます。HDDを4つつけてるとかなり厳しくなってくるでしょうが、SSDだけで組むなら余裕でしょう。

H170モデル SH170R6

ShuttleからはZ170モデルよりこちらのH170モデルのほうが最近発売されました。後に発売されたからといって高性能ではなく、Z170の方が高性能です。

電源が300W Bronze

電源がZ170の500W Silverと比較してこちらは300WのBronzeです。おなじ消費電力である使用のときこちらのほうが発熱が大きくなりファンがうるさくなる可能性があります。

オーバークロックはできない

H170なのでオーバークロックはできません。

これも小型の電源ファンが付いている点だけが残念

これもZ170シリーズと同じで電源ファンがついてしまっています。しかも小型ファンなので回転しだすとうるさい可能性があります。

5インチベイが付かない点が若干残念だが無視できるレベル

Z170シリーズと同じくこれも5インチベイがつきません。でもBlu-rayドライブはなくても困らないです。私も現在DVDドライブをつけていません。万が一のとき安心というくらいです。

H110モデル SH110R4

H110チップセットの欠点はM.2スロットがPCIe 2.0であるということです。

Z170,H170モデルにはないメリット5インチベイ

このモデルのいい点は5インチベイがついていることです。極稀にしか使わないといえますが、OSインストールのときにドライブがあるとかなり便利です。USBメモリにOSイメージをつくるのは面倒だからです。さらにDBANというストレージ完全消去ツールもCDドライブから起動すると楽なのでやはり5インチドライブはあると便利です。

電源は少なめの300W Bronze

電源容量は少なめなのであまりにも高いTDPをもつグラフィックボードをつけると電力不足になる可能性があります。

またファンがついているため音がします。

デメリットはPCI Express 2.0=gen2であるということ M.2も同じ

このモデルに例えばサムスンの950 ProといったNVMe 3.0に対応したSSDを100%活用することができません。PCI Express 2.0相当の速度に落ちてしまいます。H110チップセットのデメリットで最たるものはこのPCI Expressが遅いことでしょう。

まとめ:ShuttleではZ170 SZ170R8がベスト あとはファンレス電源かつ5インチベイがあればFractal Design Core 500+Mini-ITXに完勝できる

このShuttleベアボーンのいいところは2つもDisplayPortがついているところです。小型かつこんなマザーボードは今のところ売ってません。

さらにメモリスロットが4つあるので64GBにできてしまうことがすごいです。Fractal DesignのCore500で組むとMini-ITXになってしまうので2枚挿ししかできません。

このShuttleベアボーンはMini-ITXでもなくMicroATXでもない、両者のいいところどりをした特殊サイズのマザーボード

ただデメリットは5インチベイがないこと。4つの3.5インチシャドウベイが全部なくてもいいので5インチを1つでも付けてほしいところでした。

そして電源は80Plus SilverではなくPlatinum相当にして、SilverStoneのファンレス電源のようにして欲しかったです。

この2点さえ抑えれば、Fractal Design Core500の外寸より小さいケースなので完全にShuttleのベアボーンが勝ちます。CPUの熱を背面まで持っていく特殊クーラーでCPUをファンレスにできることもShuttleの勝ちです。

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