GeForce RTX 3060Ti搭載おすすめグラボメーカー&パソコン比較 通常版16種+LHR版1種の合計17選を評価

NVIDIA GeForce RTX 3060Tiは2020年12月に発売されたGPUです。NVIDIA Ampere(アンペール)アーキテクチャを採用しており、2018年に発売されたNVIDIA Turing(チューリング)世代の次の世代のGPUに相当します。

GeForce RTX 3060TiはAmpere世代のGeForce RTX 3070と同じGA104チップを採用しており、GeForce RTX 3070の完全下位グレードがGeForce RTX 3060Tiという位置づけです。

GeForce RTX 3060Tiのリファレンスモデルではブーストクロック1,665MHzしかなく、GeForce RTX 2080Tiの1,770MHzよりも低いクロックです。

しかし、GeForce RTX 3060Tiのオリジナルファンモデルではブーストクロック1,890MHzに達するものが存在するため、GeForce RTX 2080Tiよりも大幅に高性能になっています。

他社GPUと比較するとAMD Radeon RX 6800 XTと互角の性能です。

GeForce RTX 3060 Tiの詳細スペックと特徴

メーカー・モデル名NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti
CUDA Core数4,864
ブーストクロック1,665 MHz
メモリ容量8GB
共有キャッシュ4MB
単精度性能16.19712 TFLOPS
倍精度性能0.253 TFLOPS
Tensor Core性能129.577 TFLOPS
TDP200W
発売日2020年12月
Ray Tracing性能32.4 TFLOPS
ベースクロック1,410 MHz
ピクセル・レート133.2 GPixel毎秒
テクスチャ・レート253.1 GTexel毎秒
メモリタイプGDDR6
メモリクロック14 GT毎秒
メモリバス幅256bit
メモリ帯域幅448.0 GB毎秒
接続規格PCIe 4.0 x16
アーキテクチャAmpere (GeForce 3000 series)
コードネームGA104-200-A1
ファウンドリSamsung
プロセスルール10nm(8LPP)
トランジスタ密度44.3 MTr/mm²
トランジスタ数174億
ダイサイズ392.5mm²
SM数38
無効化SM数10
TMU数152
ROPユニット数80
Tensor Core数152
RayTracing Core数38
NVLink非対応
3DMark Speed Way(DX12)2,949
3DMark Port Royal(DX12)6,977
3DMark Night Raid(DX12)105,724
3DMark Time Spy(DX12)11,766
3DMark Wild Life(DX12)65,291
3DMark Fire Strike(DX11)29,417
PassMark GPU20,406
Userbenchmark GPU(実効)128
Userbenchmark DX10145

GeForce RTX 3060Tiの詳細スペックは上記の通りです。CUDA Core数が4,864コアに達しており、前世代(Turing世代)でフラッグシップモデルだったGeForce RTX 2080Ti(4,352コア)やTITAN RTX(4,608コア)よりも多いのが特徴的です。CUDA Core数が多いのみならず、高価なオリジナルファンモデルならGeForce RTX 2080Tiよりも高いブーストクロックをより低い消費電力で実現しています。

GeForce RTX 3060TiはGeForce RTX 3070と同じGA104チップ搭載 10基のStreamingMultiprocessorが無効化され、高い歩留まり率を実現

GeForce RTX 3060TiはGeForce RTX 3070と同じGA104チップを採用しています。違いは無効化されているStreamingMultiprocessor(SM)の数です。StreamingMultiprocessorはNVIDIA GPUの基本的な構成単位であり、1基のStreamingMultiprocessorの中に複数のCUDA Coreが含まれています。

GeForce RTX 3070ではStreamingMultiprocessorが2基だけ無効化され、46基が有効化されておりCUDA Core数は5,888コアです。

一方で、今回のGeForce RTX 3060Tiでは10基ものStreamingMultiprocessorが無効化され、38基のStreamingMultiprocessorのみが有効化されておりCUDA Core数は4,864コアです。

GA104チップは本来48基のStreamingMultiprocessorが存在しますが、その内の約20%である10基を無効化することによって歩留まり率(良品率)を底上げしています。GA104の製造過程でいくつかのStreamingMultiprocessorに不良が発生してもそのStreamingMultiprocessorを無効化することによって、正常に動作する残りのStreamingMultiprocessor38基のみでGPUを動作させることが可能となるためです。

GeForce RTX 3060Tiリファレンスモデルのブーストクロックは非常に低く、GeForce RTX 2080Tiのリファレンスモデルを下回るフレームレート性能

NVIDIA製GPUはリファレンスモデルのブーストクロックが非常に低くなっています。それはグラフィックボードを製造する各社(ASUS,MSI,GIGABYTE等)が冷却機構を工夫してブーストクロックを引き上げる余地を作り、大きくブーストクロックを引き上げたグラフィックボードを提供できるかどうかという部分で競争をさせるためです。

GeForce RTX 3060Tiではリファレンスモデルのブーストクロックが1,665MHzしかありません。GeForce RTX 2080Tiではリファレンスモデルのブーストクロックは1,770MHzあったので、それよりも低いです。そのため、GeForce RTX 3060TiとGeForce RTX 2080Tiのリファレンスモデル同士で勝負させるとGeForce RTX 3060Tiの方がフレームレート性能が低くなってしまうことがあります。実際にYouTube等に上がっている各ゲームのフレームレートベンチマークではGeForce RTX 3060Tiのフレームレート性能がGeForce RTX 2080Tiよりも低いものが散見されます。

しかし、それはオリジナルファンモデルではなくリファレンスモデルを使ったフレームレートベンチマークであることが要因でGeForce RTX 3060Tiのフレームレート性能が低くなっているだけです。

たとえオリジナルファンモデルを使ったフレームレートベンチマークであっても、YouTube等に上がっている動画作成者は決して良いグラフィックボードを購入しているのではなく、安物グラフィックボードで評価しているのでそのような結果になっています。

ブーストクロックが高いオリジナルファンモデルのGeForce RTX 3060TiならGeForce RTX 2080Tiを完全に上回る性能

オリジナルファンモデルのグラフィックボードは、高価であればあるほど冷却機構が充実し、工場出荷時のブーストクロック(ファクトリーオーバークロック済みのブーストクロック)が非常に高くなっています。工場出荷時のブーストクロックが高いということは、手動でオーバークロックしなくても実現できるメーカー保証範囲内のブーストクロックが高いことを意味します。

ASUSのROG STRIX OCシリーズあたりがブーストクロックが高めです。

これらのグラフィックボードを使えば、GeForce RTX 3060TiはGeForce RTX 2080Tiよりも大幅に高いフレームレート性能を叩き出します。たとえ非常に高価なGeForce RTX 2080Tiのオリジナルファンモデルが相手であっても、GeForce RTX 3060Tiのフレームレート性能が上になります。

補助電源8ピン×2かつブーストクロックが十分に高いオリジナルファンモデルを選ぶことが重要

GeForce RTX 3060TiはGeForce RTX 2080TiよりもCUDA Core数が多いものの、リファレンスモデルのブーストクロックの低さが弱点です。しかしそれはリファレンスモデルのブーストクロックが低いだけであって、オリジナルファンモデルでは1,890MHzを達成しているGeForce RTX 3060Tiグラフィックボードが存在します。

前世代のGeForce RTX 2080Ti空冷モデルで最高峰とされていた 「ZOTAC GAMING GeForce RTX 2080 Ti AMP Extreme ZT-T20810B-10P(ZTRTX2080Ti-11GGDR6AMPEX) VD6785」は、補助電源8ピン×3ほどの大きな電力供給能力を持っていながらも、たった1,815MHzのブーストクロックでした。

GeForce RTX 3060TiはSamsung10nmプロセスを用いて集積度向上(低消費電力化)実現したため、TSMC 12nmで製造されていたGeForce RTX 2080Tiよりも消費電力あたりの性能が高いです。

たとえ補助電源8ピン×3のGeForce RTX 2080Tiが相手であっても、補助電源8ピン×2のGeForce RTX 3060Tiの方が高いフレームレート性能を叩き出します。

注意すべきなのは、GeForce RTX 3060Tiのグラフィックボードの仲には補助電源8ピン×1,6ピン×1のモデルが存在することです。電力供給能力が劣っていると、どんなに冷却機構が優れていても性能に限界があります。補助電源8ピン×2かつ、できれば3スロット占有ほど大型で冷却機構が優れているグラフィックボードを選ぶのがおすすめです。

1位: ASUS ROG-STRIX-RTX3060TI-O8G-GAMING

GPU NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti
型番ASUS ROG-STRIX-RTX3060TI-O8G-GAMING
専有スロット数2.9 slot
全幅57.8 mm
全長318.5 mm
全高140.1 mm
ブーストクロック1,890 MHz
ベースクロック1,410 MHz
単精度性能18.38592 TFLOPS
倍精度性能0.287 TFLOPS
発売日2020年12月
TensorCore性能147.08736 TFLOPS
メモリ容量8GB
メモリタイプGDDR6
メモリクロック14 GT毎秒
メモリバス幅256bit
メモリ帯域幅448 GB毎秒
補助電源8pin×2
推奨電源容量750W
冷却機構空冷
ファン数3基
最大表示モニタ数4画面
DisplayPortDisplayPort 1.4a×3
USB Type C非搭載
HDMIHDMI 2.1×2
DVI-D非搭載
D-Sub非搭載

現時点で発売されているRTX3060Tiグラボの中で、最も高性能なのがこのROG STRIXオーバークロックモデルです。ブーストクロックが1,890MHzもあり、手動でオーバークロックしなくても1,890MHzまで自動的にクロックが上がります。これはRTX3090のROG STRIXオーバークロックモデルと全く同じブーストクロックなのが特筆すべきところです。

ブーストクロックが同じということは、WQHD(2560×1440)や4K(3840×2160)でゲームをやらずFullHD(1920×1080)でゲームをやるなら、RTX3090と同等のフレームレート性能をこのRTX3060Tiで出せることを意味します。

それどころか手動オーバークロックで更に高いクロックを狙うなら、RTX3090よりもむしろこのRTX3060Tiの方が有利です。

なぜならRTX3090は補助電源コネクタ8ピン×3の525W(補助電源150W×3+マザーボードからの75W)でCUDA Core 10,496コアを駆動するのに対し、
RTX3060Tiは補助電源コネクタ8ピン×2の375W(補助電源150W×2+マザーボードからの75W)でCUDA Core 4,864コアを駆動するため、1コアあたりに割り当てることのできる電力量ではRTX3060Tiが遥かに有利です。

グラフィックボードが消費する電力にはコア数に関係なく全体にかかる固定部分と、コア数に比例してかかる変動部分とに分けることができますが、仮に固定部分が75Wあると大きめに見積もっても、1コアあたりに割り当てることのできる電力の大きさはRTX3060Tiの方が遥かに大きくなります。電力の割当が大きい分だけより高いクロックが狙えるということです。

しかもASUS ROG STRIXの場合、RTX3090とRTX3060Tiでは共に外形サイズも冷却機構(ヒートシンク等)も全く同じであり、これは冷却性能がRTX3090とRTX3060Tiとで全く同じことを意味します。つまり消費電力が小さいRTX3060Tiの方が(単位時間あたりの)発熱量が少なく、低い温度に抑える能力がRTX3060Tiの方が優れていることになります。これもオーバークロックの観点から有利です。

また、夏期のように冷房を入れてもそもそもの室温が高い時期にはクロック1,890MHzでも温度が上がりがちです。そのため手動でオーバークロックせずに、ファクトリーオーバークロック値1,890MHzの自動ブーストクロックだけで使うとしても低い温度が狙えるRTX3060Tiの方が性能面で有利です。温度が低い方が半導体のスイッチング性能が向上し、それが結果的に単位時間あたりの演算量を増やすためです。

以上のことはFulHDの解像度で使う場合の話ですが、現状ディスプレイ解像度はFullHDで十分と捉えているプロゲーマーが多いことからRTX3090よりもRTX3060Tiで十分です。フレームレート性能はGPUよりもCPUがボトルネックになるので、RTX3060Tiからさらにフレームレートを上げるならGPUよりもCPUに投資した方が効果的です。

・【LHR版】 ASUS ROG-STRIX-RTX3060TI-O8G-V2-GAMING

2021年9月に発売された「ROG-STRIX-RTX3060TI-O8G-V2-GAMING」は上記モデルのLHR版です。

2位: GIGABYTE AORUS GeForce RTX 3060 Ti MASTER 8G(GV-N306TAORUS M-8GD)

GPU NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti
型番GIGABYTE AORUS GeForce RTX 3060 Ti MASTER 8G (GV-N306TAORUS M-8GD)
専有スロット数3.0 slot
全幅60 mm
全長290 mm
全高131 mm
ブーストクロック1,800 MHz
ベースクロック1,410 MHz
単精度性能17.5104 TFLOPS
倍精度性能0.274 TFLOPS
発売日2020年12月
TensorCore性能140.0832 TFLOPS
メモリ容量8GB
メモリタイプGDDR6
メモリクロック14 GT毎秒
メモリバス幅256bit
メモリ帯域幅448 GB毎秒
補助電源8pin×1, 6pin×1
推奨電源容量650W
冷却機構空冷
ファン数3基
最大表示モニタ数4画面
DisplayPortDisplayPort 1.4a×3
USB Type C非搭載
HDMIHDMI 2.1×2, 2.0×1
DVI-D非搭載
D-Sub非搭載

RTX3060Tiを搭載したGIGABYTE製グラボの中では最も高スペックな製品です。手動でオーバークロックしなくてもブーストクロックは自動で1,800MHzまで上がります。全体の厚さは3スロット占有の6cmもあり冷却性能は非常に高いです。にもかかわらず補助電源コネクタは8ピン×1&6ピン×1しかありません。GIGABYTE以外のメーカーでは8ピン×2のRTX3060モデルが存在するため、電力供給能力の観点からはこのGIGABYTE AORUS 3060Tiは弱みがあります。

3位: ASUS TUF-RTX3060TI-O8G-GAMING

GPU NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti
型番ASUS TUF-RTX3060TI-O8G-GAMING
専有スロット数2.7 slot
全幅54 mm
全長301 mm
全高143 mm
ブーストクロック1,785 MHz
ベースクロック1,410 MHz
単精度性能17.36448 TFLOPS
倍精度性能0.271 TFLOPS
発売日2020年12月
TensorCore性能138.91584 TFLOPS
メモリ容量8GB
メモリタイプGDDR6
メモリクロック14 GT毎秒
メモリバス幅256bit
メモリ帯域幅448 GB毎秒
補助電源8pin×1
推奨電源容量750W
冷却機構空冷
ファン数3基
最大表示モニタ数4画面
DisplayPortDisplayPort 1.4a×3
USB Type C非搭載
HDMIHDMI 2.1×2
DVI-D非搭載
D-Sub非搭載

RTX3060TiのASUS TUFシリーズはRTX3070よりも完全に下位です。RTX3060Tiでは補助電源コネクタ8ピン×1であり、RTX3070の8ピン×2に劣り電力供給能力が十分ではありません。またCUDA Core数がRTX3060Tiの方が少ないのにブーストクロックは1,785MHzまでで、RTX3070の1,845MHzよりも低いです。また、RTX3070,RTX3080,RTX3090のASUS TUFシリーズのグラボよりも、RTX3060TiのASUS TUFシリーズは外形サイズが少し拡大しています。下位のモデルなのに少しだけ外形サイズが変化したのは、おそらく問題をフィードバックした結果の改良なのでしょうが、下位モデルなのに大型化しているのはあまりメリットを感じさせません。単純にASUS ROG STRIXの廉価版の立ち位置でしかないため、予算があるならROG STRIXがおすすめです。

4位: GIGABYTE GeForce RTX 3060 Ti GAMING OC PRO 8G rev. 2.0 (GV-N306TGAMINGOC PRO-8GD Rev2.0)

GPU NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti
型番GIGABYTE GeForce RTX 3060 Ti GAMING OC PRO 8G rev. 2.0(GV-N306TGAMINGOC PRO-8GD Rev2.0)
専有スロット数2.0 slot
全幅40 mm
全長281 mm
全高117 mm
ブーストクロック1,770 MHz
ベースクロック1,410 MHz
単精度性能17.21856 TFLOPS
倍精度性能0.269 TFLOPS
発売日2021年2月
TensorCore性能137.74848 TFLOPS
メモリ容量8GB
メモリタイプGDDR6
メモリクロック14 GT毎秒
メモリバス幅256bit
メモリ帯域幅448 GB毎秒
補助電源8pin×1, 6pin×1
推奨電源容量650W
冷却機構空冷
ファン数3基
最大表示モニタ数4画面
DisplayPortDisplayPort 1.4a×2
USB Type C非搭載
HDMIHDMI 2.1×2
DVI-D非搭載
D-Sub非搭載

2020年12月に発売された「GIGABYTE GeForce RTX 3060 Ti GAMING OC PRO 8G」の改良版です。ブーストクロックは1,770MHzのままで維持されています。変更されたのは外形サイズであり、大きく変わったのが全厚が40mmの2スロット占有になったことです。これにより、2スロット占有までにしか対応していない古めの小型(Small Form Factor,SFF)PCケースにも搭載できるようになっています。当然ながら先行モデルよりこちらのRev.2.0の方がおすすめです。

5位: GIGABYTE GeForce RTX 3060 Ti GAMING OC PRO 8G (GV-N306TGAMINGOC PRO-8GD)

GPU NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti
型番GIGABYTE GeForce RTX 3060 Ti GAMING OC PRO 8G (GV-N306TGAMINGOC PRO-8GD)
専有スロット数2.6 slot
全幅51 mm
全長286 mm
全高115 mm
ブーストクロック1,770 MHz
ベースクロック1,410 MHz
単精度性能17.21856 TFLOPS
倍精度性能0.269 TFLOPS
発売日2020年12月
TensorCore性能137.74848 TFLOPS
メモリ容量8GB
メモリタイプGDDR6
メモリクロック14 GT毎秒
メモリバス幅256bit
メモリ帯域幅448 GB毎秒
補助電源8pin×1, 6pin×1
推奨電源容量650W
冷却機構空冷
ファン数3基
最大表示モニタ数4画面
DisplayPortDisplayPort 1.4a×2
USB Type C非搭載
HDMIHDMI 2.1×2
DVI-D非搭載
D-Sub非搭載

このグラボには後継のrev.2.0版(2021年2月発売)が存在します。このグラボは2020年12月発売の初期版です。違いは外形サイズだけであり、後継版は全厚が40mmの2スロット占有になっており全長も短く281mmになっています。初期版は全圧51mm、全長286mmです。全高は後継版の117mmに対し初期版は115mmなので2mmだけ高くなっていますがこれはさほど問題にならないでしょう。今選ぶなら後継版のrev.2.0がおすすめです。

性能としてはGIGABYTE製の「AORUS GeForce RTX 3060 Ti MASTER 8G」の下位に相当するモデルです。本モデルのブーストクロックは1,770MHzであり上位モデルよりは低いですが、外形サイズが小型化されています。

このグラボと殆どブーストクロックが変わらないのがASUS製の「DUAL-RTX3060TI-O8G」(1,740MHz)です。全長はASUSのDUALシリーズの方が短いですが、厚さや全高はGIGABYTEの本モデルの方が若干有利です。さほどブーストクロックが変わらないので、私だったらこの2つの中でASUSのDUALシリーズを選びます。

6位: GIGABYTE GeForce RTX 3060 Ti VISION OC 8G (GV-N306TVISION OC-8GD)

GPU NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti
型番GIGABYTE GeForce RTX 3060 Ti VISION OC 8G (GV-N306TVISION OC-8GD)
専有スロット数2.0 slot
全幅40 mm
全長281 mm
全高115 mm
ブーストクロック1,755 MHz
ベースクロック1,410 MHz
単精度性能17.07264 TFLOPS
倍精度性能0.267 TFLOPS
発売日2021年2月
TensorCore性能136.58112 TFLOPS
メモリ容量8GB
メモリタイプGDDR6
メモリクロック14 GT毎秒
メモリバス幅256bit
メモリ帯域幅448 GB毎秒
補助電源8pin×1, 6pin×1
推奨電源容量650W
冷却機構空冷
ファン数3基
最大表示モニタ数4画面
DisplayPortDisplayPort 1.4a×2
USB Type C非搭載
HDMIHDMI 2.1×2
DVI-D非搭載
D-Sub非搭載

このグラボのブーストクロックは1,755MHzであり、「GIGABYTE GeForce RTX 3060 Ti GAMING OC 8G(GV-N306TGAMING OC-8GD)」の1,740MHzより高いです。なぜ「GIGABYTE GeForce RTX 3060 Ti GAMING OC 8G(GV-N306TGAMING OC-8GD)」と比較するかというと、RTX3090,3080,3070ではGIGABYTEの「VISION OCシリーズ」と「GAMING OCシリーズ」のブーストクロック等の性能上のスペックは全く同じであり、単に外見が違うだけだったからです。

一方今回の「GIGABYTE GeForce RTX 3060 Ti VISION OC 8G (GV-N306TVISION OC-8GD)」は、「GIGABYTE GeForce RTX 3060 Ti GAMING OC 8G(GV-N306TGAMING OC-8GD)」よりもブーストクロックが上なので単なる外見上の違いだけではありません。これより上のGIGABYTE製RTX3060Tiグラボには「GAMING OC PRO」が設定されているので性能重視ならそちらがおすすめです。

7位: ASUS DUAL-RTX3060TI-O8G

GPU NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti
型番ASUS DUAL-RTX3060TI-O8G
専有スロット数2.7 slot
全幅52 mm
全長269 mm
全高136 mm
ブーストクロック1,740 MHz
ベースクロック1,410 MHz
単精度性能16.92672 TFLOPS
倍精度性能0.264 TFLOPS
発売日2020年12月
TensorCore性能135.41376 TFLOPS
メモリ容量8GB
メモリタイプGDDR6
メモリクロック14 GT毎秒
メモリバス幅256bit
メモリ帯域幅448 GB毎秒
補助電源8pin×1
推奨電源容量750W
冷却機構空冷
ファン数2基
最大表示モニタ数4画面
DisplayPortDisplayPort 1.4a×3
USB Type C非搭載
HDMIHDMI 2.1×2
DVI-D非搭載
D-Sub非搭載

ブーストクロックは1,740MHzで低めです。このグラボはクロックの高さよりも、PCケースの都合で全長が短いグラボが必要な場合の需要に合わせたモデルです。全長は10.5インチ程度に収まっているので標準的です。

ただし、この「ASUS DUAL-RTX3060TI-O8G」は上位モデルの「ASUS DUAL-RTX3070-O8G」と全く同じ外形サイズです。要は使いまわしです。「ASUS DUAL-RTX3060TI-O8G」は「ASUS DUAL-RTX3070-O8G」よりもクロックが低いので発熱量も低く完全に下位モデルであり、普通ならサイズを縮小しても冷却上問題ないのですが製造コストの都合で「RTX3070」と全く同じ冷却機構が使われています。大してブーストクロックが高くないのに2.7スロット占有はコンパクトだとは言えず、中途半端な位置づけのグラボになってしまっています。

8位: GIGABYTE GeForce RTX 3060 Ti GAMING OC 8G(GV-N306TGAMING OC-8GD)

GPU NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti
型番GIGABYTE GeForce RTX 3060 Ti GAMING OC 8G (GV-N306TGAMING OC-8GD)
専有スロット数2.1 slot
全幅41 mm
全長282 mm
全高117 mm
ブーストクロック1,740 MHz
ベースクロック1,410 MHz
単精度性能16.92672 TFLOPS
倍精度性能0.264 TFLOPS
発売日2020年12月
TensorCore性能135.41376 TFLOPS
メモリ容量8GB
メモリタイプGDDR6
メモリクロック14 GT毎秒
メモリバス幅256bit
メモリ帯域幅448 GB毎秒
補助電源8pin×1
推奨電源容量600W
冷却機構空冷
ファン数3基
最大表示モニタ数4画面
DisplayPortDisplayPort 1.4a×2
USB Type C非搭載
HDMIHDMI 2.1×2
DVI-D非搭載
D-Sub非搭載

2020年12月の発売当初は、ほぼ2スロット占有ながら1,740MHzを実現しているRTX3060Tiグラボとして貴重でしたが、今となってはこのグラボより小型でブーストクロック1,770MHzを達成した「GIGABYTE GeForce RTX 3060 Ti GAMING OC PRO 8G rev. 2.0 (GV-N306TGAMINGOC PRO-8GD Rev2.0)」があるのでそちらの方がおすすめです。小型化といっても、このグラボと比較して「GIGABYTE GeForce RTX 3060 Ti GAMING OC PRO 8G rev. 2.0 (GV-N306TGAMINGOC PRO-8GD Rev2.0)」は全厚が1mm、全長が1mm短くなっているだけでほぼ同サイズなのですが、それでもブーストクロックが+2%あるので、後に発売された「GIGABYTE GeForce RTX 3060 Ti GAMING OC PRO 8G rev. 2.0 (GV-N306TGAMINGOC PRO-8GD Rev2.0)」がおすすめです。

9位: 玄人志向 GALAKURO GK-RTX3060Ti-E8GB/WHITE

GPU NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti
型番玄人志向 GALAKURO GK-RTX3060Ti-E8GB/WHITE
専有スロット数2.9 slot
全幅58 mm
全長285 mm
全高124 mm
ブーストクロック1,710 MHz
ベースクロック1,410 MHz
単精度性能16.63488 TFLOPS
倍精度性能0.260 TFLOPS
発売日2020年12月
TensorCore性能133.07904 TFLOPS
メモリ容量8GB
メモリタイプGDDR6
メモリクロック14 GT毎秒
メモリバス幅256bit
メモリ帯域幅448 GB毎秒
補助電源8pin×1
推奨電源容量750W
冷却機構空冷
ファン数2基
最大表示モニタ数4画面
DisplayPortDisplayPort 1.4a×3
USB Type C非搭載
HDMIHDMI 2.1×1
DVI-D非搭載
D-Sub非搭載

ファン×2基のデュアルファンモデルの割には全長が長く285mmもあります。厚みもほぼ3スロット占有でありながらブーストクロック1,710MHzは低めです。補助電源コネクタ8ピン×1であるため手動でオーバークロックを狙うのも難しいです。デュアルファンモデルならASUS DUALシリーズの方がおすすめです。

10位: MSI GeForce RTX 3060 Ti VENTUS 2X OCV1(VD7492)

GPU NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti
型番MSI GeForce RTX 3060 Ti VENTUS 2X OCV1(VD7492)
専有スロット数2.1 slot
全幅42 mm
全長235 mm
全高124 mm
ブーストクロック1,695 MHz
ベースクロック1,410 MHz
単精度性能16.48896 TFLOPS
倍精度性能0.258 TFLOPS
発売日2021年1月
TensorCore性能131.91168 TFLOPS
メモリ容量8GB
メモリタイプGDDR6
メモリクロック14 GT毎秒
メモリバス幅256bit
メモリ帯域幅448 GB毎秒
補助電源8pin×1
推奨電源容量650W
冷却機構空冷
ファン数2基
最大表示モニタ数4画面
DisplayPortDisplayPort 1.4a×3
USB Type C非搭載
HDMIHDMI 2.1×1
DVI-D非搭載
D-Sub非搭載

ブーストクロック1,695MHzはかなり低めですが、そのかわり実質2スロット占有の薄さで、全長も10インチ以内に余裕で収まっているため小型PCケースで貴重なグラボです。最近はMini-ITX専用の小型PCケースでも3スロット占有に対応したものが多数存在しますが、以前の小型PCケースは2スロット占有までのものが多かったため古い小型PCケースを使うユーザには有用です。

11位: MSI GeForce RTX 3060 Ti VENTUS 2X OC (VD7445)

GPU NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti
型番MSI GeForce RTX 3060 Ti VENTUS 2X OC (VD7445)
専有スロット数2.6 slot
全幅52 mm
全長232 mm
全高124 mm
ブーストクロック1,695 MHz
ベースクロック1,410 MHz
単精度性能16.48896 TFLOPS
倍精度性能0.258 TFLOPS
発売日2020年12月
TensorCore性能131.91168 TFLOPS
メモリ容量8GB
メモリタイプGDDR6
メモリクロック14 GT毎秒
メモリバス幅256bit
メモリ帯域幅448 GB毎秒
補助電源8pin×2
推奨電源容量650W
冷却機構空冷
ファン数2基
最大表示モニタ数4画面
DisplayPortDisplayPort 1.4a×3
USB Type C非搭載
HDMIHDMI 2.1×1
DVI-D非搭載
D-Sub非搭載

このグラボは上記の「MSI GeForce RTX 3060 Ti VENTUS 2X OCV1(VD7492)」より先に出た初期モデルです。こちらのグラボは補助電源コネクタ8ピン×2で全厚が52mmありますが、後継モデルの「MSI GeForce RTX 3060 Ti VENTUS 2X OCV1(VD7492)」は42mm厚で8ピン×1にダウンサイジングされています。ブーストクロックは双方共に1,695MHzで同じです。

手動でオーバークロックせず工場出荷時のブーストクロック(ファクトリーおバークロック)値のままで使うなら、後継モデルの「MSI GeForce RTX 3060 Ti VENTUS 2X OCV1(VD7492)」がいいでしょう。ただし手動でオーバークロックするのなら補助電源コネクタ8ピン×2を搭載しているこちらのグラボの方が+150W分だけ多く電力供給できるため有利です。とはいってもファン×2基の小型グラボなので冷却性能が十分ではなく、オーバークロックを狙うならファンを3基搭載した冷却性能が十分なモデルを選択した方がいいでしょう。特に「GIGABYTE GeForce RTX 3060 Ti GAMING OC PRO 8G rev. 2.0 (GV-N306TGAMINGOC PRO-8GD Rev2.0)」なら2スロット占有にも関わらず高いクロックが狙えます。

12位: ZOTAC GAMING GeForce RTX 3060 Ti Twin Edge OC ZT-A30610H-10M (ZTRTX3060TWINEDGEOC-8GBGDR6) VD7449

GPU NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti
型番ZOTAC GAMING GeForce RTX 3060 Ti Twin Edge OC ZT-A30610H-10M (ZTRTX3060TWIN EDGEOC- 8GBGDR6) VD7449
専有スロット数2.0 slot
全幅38.2 mm
全長222.1 mm
全高115.6 mm
ブーストクロック1,695 MHz
ベースクロック1,410 MHz
単精度性能16.48896 TFLOPS
倍精度性能0.258 TFLOPS
発売日2020年12月
TensorCore性能131.91168 TFLOPS
メモリ容量8GB
メモリタイプGDDR6
メモリクロック14 GT毎秒
メモリバス幅256bit
メモリ帯域幅448 GB毎秒
補助電源8pin×1
推奨電源容量750W
冷却機構空冷
ファン数2基
最大表示モニタ数4画面
DisplayPortDisplayPort 1.4a×3
USB Type C非搭載
HDMIHDMI 2.1×1
DVI-D非搭載
D-Sub非搭載

このグラボは、下位モデル「ZOTAC GAMING GeForce RTX 3060 Ti Twin Edge」のOC版です。つまりブーストクロックを引き上げただけのモデルです。外形サイズや補助電源コネクタ数は変わっていません。たった+30MHzですが、外形サイズが同じならあえて下位モデルを買う必要はなくこちらを買った方がいいです。

また他社のグラボと比較しても、2スロット占有に収まってこの全長で1,700MHz近いブーストクロックを実現しているこのグラボは存在価値があります。1,700MHzを大幅に超えてかつ2スロット占有のグラボが他に出てこない限り、MSIの「RTX 3060 Ti VENTUS 2X OCV1」か、この製品がコンパクトなRTX3060Tiグラボとしておすすめです。

13位: GIGABYTE GeForce RTX 3060 Ti EAGLE OC 8G (GV-N306TEAGLE OC-8GD)

GPU NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti
型番GIGABYTE GeForce RTX 3060 Ti EAGLE OC 8G (GV-N306TEAGLE OC-8GD)
専有スロット数2.1 slot
全幅41 mm
全長242 mm
全高124 mm
ブーストクロック1,695 MHz
ベースクロック1,410 MHz
単精度性能16.48896 TFLOPS
倍精度性能0.258 TFLOPS
発売日2020年12月
TensorCore性能131.91168 TFLOPS
メモリ容量8GB
メモリタイプGDDR6
メモリクロック14 GT毎秒
メモリバス幅256bit
メモリ帯域幅448 GB毎秒
補助電源8pin×1
推奨電源容量600W
冷却機構空冷
ファン数2基
最大表示モニタ数4画面
DisplayPortDisplayPort 1.4a×2
USB Type C非搭載
HDMIHDMI 2.1×2
DVI-D非搭載
D-Sub非搭載

2スロット占有で1,695MHzを実現している小型グラボですが、ZOTAC製の「GAMING GeForce RTX 3060 Ti Twin Edge OC ZT-A30610H-10M (ZTRTX3060TWINEDGEOC-8GBGDR6) VD7449」の方が全長が短くより小型なのでZOTAC製をおすすめします。

14位: INNO3D GeForce RTX 3060 TI TWIN X2 OC N306T2-08D6X-1190VA32D

GPU NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti
型番INNO3D GeForce RTX 3060 TI TWIN X2 OC N306T2-08D6X- 1190VA32D
専有スロット数2.1 slot
全幅42 mm
全長240 mm
全高120 mm
ブーストクロック1,680 MHz
ベースクロック1,410 MHz
単精度性能16.34304 TFLOPS
倍精度性能0.255 TFLOPS
発売日2020年12月
TensorCore性能130.74432 TFLOPS
メモリ容量8GB
メモリタイプGDDR6
メモリクロック14 GT毎秒
メモリバス幅256bit
メモリ帯域幅448 GB毎秒
補助電源8pin×1
推奨電源容量650W
冷却機構空冷
ファン数2基
最大表示モニタ数4画面
DisplayPortDisplayPort 1.4a×3
USB Type C非搭載
HDMIHDMI 2.1×1
DVI-D非搭載
D-Sub非搭載

ELSAの製造委託先のINNO3D製RTX3060Tiグラボです。今後たとえELSA製のRTX3060Tiグラボが発売されたとしても、実質的にこのINNO3D製グラボと同一スペックなのでどちらを選んでもほぼ同じです。ファンの形状と、日本国内で検品しているかどうかの違いです。

15位: ZOTAC GAMING GeForce RTX 3060 Ti Twin Edge ZT-A30610E-10M (ZTRTX3060TWINEDGE-8GBGDR6) VD7448

GPU NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti
型番ZOTAC GAMING GeForce RTX 3060 Ti Twin Edge ZT-A30610E-10M (ZTRTX3060TWIN EDGE-8GBGDR6) VD7448
専有スロット数2.0 slot
全幅38.2 mm
全長222.1 mm
全高115.6 mm
ブーストクロック1,665 MHz
ベースクロック1,410 MHz
単精度性能16.19712 TFLOPS
倍精度性能0.253 TFLOPS
発売日2020年12月
TensorCore性能129.57696 TFLOPS
メモリ容量8GB
メモリタイプGDDR6
メモリクロック14 GT毎秒
メモリバス幅256bit
メモリ帯域幅448 GB毎秒
補助電源8pin×1
推奨電源容量750W
冷却機構空冷
ファン数2基
最大表示モニタ数4画面
DisplayPortDisplayPort 1.4a×3
USB Type C非搭載
HDMIHDMI 2.1×1
DVI-D非搭載
D-Sub非搭載

このグラボはオリジナルファンモデルにも関わらず、リファレンスモデルと同一のブーストクロック1,665MHzに設定されている製品です。わざわざ工場出荷時のブーストクロックを引き上げなかったのは外形サイズの小型化を優先するためです。厚さは38mmで2スロット占有を余裕で下回っており、全長も222mmであるため9インチを下回っています。Mini-ITXサイズの全長17cmよりは長いものの、ファン×2のデュアルファンモデルとしては十分小型化されているグラボです。

16位: 玄人志向 GALAKURO GAMING GG-RTX3060Ti-E8GB/DF

GPU NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti
型番玄人志向 GALAKURO GAMING GG-RTX3060Ti-E8GB/DF
専有スロット数2.1 slot
全幅41.5 mm
全長247.5 mm
全高112 mm
ブーストクロック1,665 MHz
ベースクロック1,410 MHz
単精度性能16.19712 TFLOPS
倍精度性能0.253 TFLOPS
発売日2020年12月
TensorCore性能129.57696 TFLOPS
メモリ容量8GB
メモリタイプGDDR6
メモリクロック14 GT毎秒
メモリバス幅256bit
メモリ帯域幅448 GB毎秒
補助電源8pin×1
推奨電源容量750W
冷却機構空冷
ファン数2基
最大表示モニタ数4画面
DisplayPortDisplayPort 1.4a×3
USB Type C非搭載
HDMIHDMI 2.1×1
DVI-D非搭載
D-Sub非搭載

この玄人志向製のグラボは、ZOTAC製の「RTX 3060 Ti Twin Edge」と同じブーストクロックですが全長が長く全厚も大きいです。より小型で同じブーストクロックを実現しているZOTAC製「RTX 3060 Ti Twin Edge」の方がおすすめです。

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GeForce RTX 3060Ti&第13世代Intel Core(Raptor Lake)搭載デスクトップパソコンの比較

GeForce RTX 3060Tiかつ第13世代Intel Core(Raptor Lake)プロセッサを搭載したデスクトップパソコンを比較しています。第13世代Intel Coreは2022年10月に発売されたので、すでにGeForce RTX 4000シリーズが存在していますが世の中のデスクトップパソコンではGeForce RTX 3060Tiを搭載したRaptor Lakeデスクトップも存在します。

FRONTIER GHシリーズ FRGHZ790 【メモリ16GB~, SSD500GB~, 43.7ℓ】

商品名Frontier GHシリーズ FRGHZ790/A,B,C(通常デスクトップ)
CPUCore i5 13600K, Core i7 13700K, Core i9 13900KF
GPUNVIDIA GeForce RTX 3050, GeForce RTX 3060, GeForce RTX 3060Ti, GeForce RTX 3070, GeForce RTX 3070Ti, GeForce RTX 3080 10GB
メモリ16GB, 32GB, 64GB or 128GB (DDR5-4800 / PC5-38400)
SSD500GB, 1TB or 2TB (+2台追加可能)
HDD無し, 1TB, 2TB, 4TB or 6TB
OSWindows 11 Home or Windows 11 Pro
サイズ43.71ℓ / 全幅200mm × 全高465mm × 奥行470mm
価格\ 242,800(税込)

FRONTIER製のパソコンの中ではGBシリーズより一つ下のグレードのGHシリーズです。CPUの選択の幅は広いので、安いCPUを選べばパソコン価格を低く抑えられます。メモリは16GBから、SSDは500GBからなので最低価格が安めなのはメリットです。当然カスタマイズでハイスペック構成にすることができます。

GeForce RTX 3060Ti&第12世代Intel Core(Alder Lake)搭載デスクトップパソコンの比較

GeForce RTX 3060Tiと第12世代Intel Core(Alder Lake)プロセッサを組み合わせたBTOデスクトップパソコンを掲載しています。各モデルにおいてGeForce RTX 3060Tiをカスタマイズで選択した上での価格を表示しています。その他、メモリ, SSD, CPUクーラー, 電源等カスタマイズできる部分はおすすめの構成にカスタマイズした上でのスペック表と価格にしています。特に日本国内メーカーのPCパーツや、日本のメーカーでなくても日本製の部品を多く用いているPCパーツが選択できる場合はカスタマイズで日本国産品を優先して選択した上でのスペック表と価格になっています。

TSUKUMO G-GEAR Aim GB5J-B221/B

商品名TSUKUMO G-GEAR Aim ミニタワー
型番GB5J-B221/B (第12世代Intel)
CPUIntel Core i5 12400 (P-Core×6コア)
GPUNVIDIA GeForce RTX 3060 Ti / 8GB (DisplayPort×3, HDMI×1)
メモリ16GB(8GB×2) DDR4-3200/PC4-25600 【他:32GB~128GB センチュリーマイクロ製(日本製)メモリモジュール選択可】
SSD1TB NVMe M.2 WD BLUE SN570 【他:WD Black,Crucial, Samsung選択可】
HDD無し 【他:1TB~8TBのHDD1台選択可能】
光学無し(内蔵型搭載不可)
WiFi等LANポート(2.5GBASE-T)×1、Intel製Wi-Fi6 (IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)+Bluetooth 5.2 【他:WiFiモジュール非搭載可】
USBUSB Type-C×1, USB Type-A×8
電源750W ATX電源 80PLUS GOLD Seasonic製FOCUS 【他:Seasonic FOCUS 650W, Thermaltake PS-TPG-0850FPCGJP-R 850W】
OSWindows 11 Pro 64bit
サイズ幅約210mm×高さ約415mm×奥行約521mm (34.9ℓ) / 重量約9kg
その他CPUクーラー:Noctua NH-U12A(空冷式)【他:簡易水冷240mmラジエータ選択可】、 CPUグリス:Ainex JP-DX1(ダイヤモンドグリス)、 マザーボード:Intel B660 MicroATX(ASUS TUF GAMING B660M-E D4)
価格\ 247,500(税込)

CPUはCore i5 12400のみを選択できるPCです。GeForce RTX 3060 Ti以外にも多数のGPUから選択できるカスタマイズ自由度の高さがあるためもっと安いGPUや逆に高価なGPUも選択できます。このパソコンの強化ガラスパネル&RGB版が「TSUKUMO G-GEAR Aim GB5J-C221/BRGB」です。このパソコンはスチールパネルであり装飾部品がないため耐久性ではこちらの方が上であり価格も少し安くなっています。選択できるPCパーツの幅広さもRGB版のモデルと同じです。Seasonic電源が選択可能でNoctua製のCPUクーラーを選択できるのもメリットです。

TSUKUMO G-GEAR Aim GB5J-C221/BRGB

商品名TSUKUMO G-GEAR Aim ミニタワー
型番GB5J-C221/BRGB (第12世代Intel)
CPUIntel Core i5 12400 (P-Core×6コア)
GPUNVIDIA GeForce RTX 3060 Ti / 8GB (DisplayPort×3, HDMI×1)
メモリ16GB(8GB×2) DDR4-3200/PC4-25600 【他:32GB~128GB センチュリーマイクロ製(日本製)メモリモジュール選択可】
SSD1TB NVMe M.2 WD BLUE SN570 【他:WD Black,Crucial, Samsung選択可】
HDD無し 【他:1TB~8TBのHDD1台選択可能】
光学無し(内蔵型搭載不可)
WiFi等LANポート(2.5GBASE-T)×1、Intel製Wi-Fi6 (IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)+Bluetooth 5.2 【他:WiFiモジュール非搭載可】
USB【前面】USB3.1 Gen2(3.2 Gen2) Type-C×1, USB 3.0(3.1 Gen1) Type-A×2、 【背面】 USB3.1 Gen2(3.2 Gen2) Type-A×2、USB 3.0 (3.1 Gen1) Type-A×2, USB2.0 Type-A×2
電源750W ATX電源 80PLUS GOLD Seasonic製FOCUS 【他:Seasonic FOCUS 650W, Thermaltake PS-TPG-0850FPCGJP-R 850W】
OSWindows 11 Pro 64bit
サイズ幅約210mm×高さ約415mm×奥行約521mm (45.4ℓ) / 重量約11kg
その他CPUクーラー:Noctua NH-U12A(空冷式)【他:簡易水冷240mmラジエータ選択可】、 CPUグリス:Ainex JP-DX1(ダイヤモンドグリス)、 マザーボード:Intel B660 MicroATX(ASUS TUF GAMING B660M-E D4)
価格\ 256,400(税込)

CPUの選択肢はCore i5 12400のみです。強化ガラスとLED装飾を採用しているのがこのPCの特徴で、姉妹モデルとしてスチールサイドパネルのタイプも販売されています。どちらかというとそちらのスチールサイドパネル版の方が人気で品切れになっていることが多いです。PCパーツの選択肢はこの強化ガラス版モデルでもスチールサイドパネル版モデルでも全く同じになっています。

OMEN by HP 25L Gaming Desktop GT15-0765jp 【Core i7 12700F, GeForceRTX3060Ti, メモリ16GB, SSD1TB, Win11Pro, 29.3ℓ】

商品名OMEN by HP 25L Gaming Desktop GT15-0760jp / GT15-0765jp
CPUIntel Core i7 12700F (第12世代Alder Lake-S)
GPUNVIDIA GeForce RTX 3060 Ti
メモリ16GB(8GB×2) DDR4-3200 HyperX製
SSD1TB NVMe M.2 WD Black (PCIe Gen4)
電源500W ATX電源 80PLUS認証BRONZE CoolerMaster製
OSWindows 11 Pro
サイズ29.3ℓ / 13.81kg
価格\ 191,500(税込)

ゲーム用のパソコンとして提供されていますが実質的には事務作業用途として最適なパソコンです。KIOXIA製の国産NANDを用いたWestern Digital BlackシリーズのSSDを用いたり、HyperXメモリを用いたり、CoolerMaster製の電源を採用しています。OSがWindows11Pro固定なのも思い切った製品だと感じさせる部分です。普通はWindows11Homeにするか、Home or Proの選択制にするからです。スペックが過剰ではなく必要最低限になっているのも良いところです。このサイトで何度も記載していますが、メモリ容量については16GBで十分だと私は考えています。8GBでは少なすぎるけど32GBは過剰です。よくあるのが、CPUやGPUがハイエンドなパソコンだとなぜかメモリも32GB~の構成となっていて、カスタマイズで16GBを選択できない悪い構成になっているパターンです。またSSDは最低でも1TBは必要だと考えているので、512GBをそもそも選択できないところもいいですし、ハイエンドパソコンにありがちな「SSDとHDD抱き合わせ構成」になっていないのも評価できます。自作する時間と手間を惜しむならこのパソコンを買ってしまえば十分だと思ってしまうほどです。

マウスコンピューター G-Tune HM-B-3060Ti プレミアムモデル (12世代Intel) 2206HM-B660W11-3060Ti 【Core i7 12700F~Core i9 12900, GeForceRTX3060Ti, メモリ16~64GB, SSD512GB~2TB, Pro or Home, 31.9ℓ】

商品名マウスコンピューター G-Tune HM-B-3060Ti (プレミアムモデル) 【第12世代Intel】
CPUIntel Core i7 12700F (第12世代Alder Lake-S) 【他:Core i9 12900】
GPUNVIDIA GeForce RTX 3060 Ti / 8GB ( DisplayPort×3 / HDMI×1 )
メモリ16GB(8GB×2) 【他:32GB~64GB】
SSD1TB NVMe M.2 【他:512GB~2TB】
電源700W ATX電源 80PLUS認証BRONZE 【他:800W~850W】
OSWindows 11 Pro 【他:Windows 11 Home】
サイズ31.9ℓ / 10.3kg
価格\ 282,690(税込)

マウスコンピューターのミニタワーパソコンで、GPUがGeForce RTX 3060Ti固定のものです。CPUは2択ですがメモリやSSDの容量は比較的幅広く選べます。可もなく不可もない無難な構成のパソコンです。スペックの割には少しケース容量が大きすぎると感じるので、もっとコンパクトなパソコンを探すのも選択肢に入れた方がいいです。