FXシグナルの見方

スポンサーリンク

数量について

数量は絶対量ではなく比率を指しています。例えば[金/円]が1単位の買い、[銀/円]が100単位の売りだった場合、[金/円]0.01単位、[銀/円]1単位でも同じ結果が得られます。ペアとなる各銘柄の売買数量の「比率」は重要ですが、数量の絶対量は全く重要ではありません。絶対量は各自のリスク許容量で決定されるべきものです。

(数量とロット数の関係についてお問合せがあったため本欄にて回答します)
金/カナダドル(Gold/CAD)の数量は1、カナダドル/スイスフラン(CAD/CHF)の数量は757.43とあった場合、この「数量」はロット数ではなく「通貨単位」と比較します。Goldはそもそも金額が大きいので1通貨単位から取引できる業者が多いはずです。Gold/CADが1ロット=100通貨単位で設定されている業者の場合、最小数量で取引するならば0.01ロット=1通貨単位になります。次にCAD/CHFの数量が757.43ですから、1ロット=10万通貨単位の業者の場合は0.0075743ロットになります。もしCAD/CHFの最小取引単位が0.01ロットだった場合はこれでは取引できないので、例として両方10倍します。つまりGold/CADが10通貨単位=0.1ロット、CAD/CHF=0.075743(切り捨てて0.07)ロットになります。ここでは10倍しましたが、2倍でも1.5倍でも同じです。重要なことは両銘柄に乗じる倍数を揃えること、つまり片方の数量を100倍したらもう片方も100倍、片方の数量を半分にしたらもう片方も半分にすることです。

手数料について

現物株式は1%の手数料、FX・貴金属・原油・穀物・株価指数の手数料は0.1%の手数料を差し引いた上で計算しています。例えばUSD/JPYの手数料は、1ドル100円だった場合、10pipsの手数料を差し引いたあとのリターンを表示しています。同様に1ドル70円だった場合は7pips、1ドル150円だった場合は15pipsの手数料を考慮しています。勝率やプロフィット・ファクターもこの手数料をマイナスした後の結果を表示しています。

通貨同士のみのアービトラージペア

「FXアービトラージ」というタイトルの投稿は、通貨ペア同士のみのアービトラージペアです。

通貨と貴金属、通貨と原油などは掲載していません。これは日本国内の金融規制に配慮したものです。

現在の法規制では、為替先物と商品先物を同じ勘定(口座)で取引することはできません。

よって通貨のみの組合せでアービトラージペアを閲覧できた方が利便性が高いと考えられるため、通貨だけでアービトラージペアを組めるものを独立した投稿で掲載しています。

緑色のアイキャッチ画像になっているものが該当します。

あらゆる金融資産を対象にしたアービトラージペア

前述のように通貨同士に絞った投稿を用意しましたが、その元になっているのが「FX・金銀銅白金・原油・天然ガス・穀物・株価指数アービトラージ」というタイトルで掲載しているアービトラージペアです。黄色のアイキャッチ画像になっているものが該当します。

通貨に限らず、原油や天然ガス、穀物や株価指数などを横断的に分析し、シグナルを算出しています。

この投稿には前述の通貨同士のアービトラージペアも含まれています。

つまりこの投稿を見れば全てのシグナル(現物株以外)を網羅的に閲覧することができます。

約2000通りの組合せについて網羅的に統計分析を行っているため、取引機会が増えるのがメリットです。

各種数値について

参考価格

シグナル発生時点での当方で確認している価格です。この価格からそれほど離れていなければ、シグナル発生から時間が経った後でもエントリーすることができます。

数量

統計的アービトラージの肝であり、極めて重要な数値です。

例えば金/円 数量1、銀/円 数量100となっていた場合は、金:銀=1:100の割合でポジションを保つ必要があります。

このとき、絶対量は関係なく「比率」のみが重要なので、金10通貨単位、銀1000通貨単位でもOKです。

手数料

株式アービトラージの場合は往復で1%の売買手数料、

FX・コモディティ・株価指数の場合は往復で0.1%の売買手数料をマイナスした上で計算しています。

例として金と銀のアービトラージをする場合を考えます。

金/円が150,000円だった場合は150円の手数料を差し引いています。

もし取引する銘柄が金/ドルである場合は、金/ドルが1,500ドルだった場合は1.5ドルの手数料を差し引いています。

もう片方のペアの銀/円も同様に手数料を差し引いています。銀/円が1,500円だった場合は1.5円です。

金:銀=1:100の比率で取引する場合、150円+1.5円X100=300円の手数料を引いた上で、リターン、勝率、プロフィットファクターを算出しています。

金/ドルを取引するのに0.4ドルで済む業者もあります。当サイトのシグナルでは手数料を1.5ドルと見積もっているので、とても大きい手数料を見積もっていることがわかると思います。

為替の場合も手数料0.1%を見積もっているので、AUD/JPYが80円だった場合は8pipsの手数料を考慮しています。

USD/JPYが120円だった場合は12pipsの手数料をマイナスした上で勝率やリターンを算出しています。

USD/JPYで12pipsもの手数料を見積もっていることからも、とても大きい手数料を見積もっていることがわかると思います。

たとえ1ドル70円の円高水準であっても7pipsの手数料がかかるという前提でシグナルを計算しているのです。

さらに統計的アービトラージはペアで取引するので、もう片方の銘柄でも同様に手数料を引いています。手数料をこれだけ引いても利益が出るようにできるのが統計的アービトラージです。

手数料が小さくないと成り立たないロジックは良いロジックとは言えません。良いロジックとは手数料がとても大きくても利益を出すものです。

2つのポジションで一つのエントリー単位

本サイトに掲載しているのはマーケット・ニュートラル戦略を統計的アービトラージを用いて実現し、さらに2銘柄に絞ったペアトレードを用いたシグナルです。

なので同時に2つの銘柄を取引する必要があります。

例えばAUD/JPYの買い、NZD/JPYの売りのようになります。このときはAUDとNZDが似た動きをしていると言えます。

中には両方とも「買い」のペアになることもあります。これは両銘柄が反対の動きをしている場合に起こります。

勝率

バックテストした取引のうち、利益がでたトレード回数を総トレード回数で割ったものです。このとき、上述した手数料を引いた上での損益で、利益か損失かを判断しています。

プロフィットファクター(PF)

プロフィットファクター(PF)とは利益総額を損失総額で割ったものです。プロフィットファクターが1のときは利益と損失が釣り合っている、損もしなければ得もしていない状態だと言えます。

プロフィットファクターが2の場合は損失額より利益額が2倍になっていることを示します。

このプロフィットファクターは個人投資家の世界ではよく使われるようですが、あまり優秀な指標ではありません。

しかしこの指標に慣れている人が多く、閲覧したいという要望があることから一応算出して表示しています。

平均経過日数

バックテストの結果から、平均的に何日でポジションが閉じたかを算出して表示しています。

2日とあったら暦上で平均2日でポジションが閉じるという意味です。

暦上というのは、営業日ベースではないということです。

つまり月曜にポジションが開いて、翌週月曜にポジションが閉じた場合は、営業日ベースだと5日ですが、暦上は7日になります。

当サイトは後者の7日で表示しています。

金曜にポジションが開いて、月曜にポジションが閉じた場合は1日ではなく3日と表示されるということです。

推定リターン

推定リターンとはアービトラージペアから得られるであろうリターンのことです。これはオープン時点での情報を元に算出しているため、実際そのリターンが得られるとは限りません。

相場の状態が維持され、素直に市場の歪みが収斂すればこの推定リターンそのものが得られますが、実際は相場の状態が刻一刻と変化しているため異なる結果となります。

実現リターンは推定リターンより小さくなる傾向にありますが、大きくなることもあります。

平均実現リターン

バックテストの結果、ポジションクローズ時にどれだけのリターンが確定できたかの数値です。推定リターンより小さくなることが普通ですが、まれに大きくなります。

この平均実現リターンを見て、そのアービトラージペアを取引するかどうか決める方法もあります。

この実現リターンは手数料を差し引いた上で算出しています。

例えば1ドル100円の水準で、実現リターンが0.2%だった場合、これは20pipsの利益が得られたことになります。もしFXでレバレッジ10倍を使っていれば2%の利益が得られることになります。

この平均実現リターンの大きさがペアの優秀さ、実績の大きさとも言えるので、この平均実現リターンを参考にすることは有力な選択肢です。

テスト結果が良好なアービトラージペア

過去10年近いデータでテストした結果、結果が突出しているアービトラージペアを紹介します。

金と銀

取引数が多い上、累積リターンも極めて大きいペアです。強い閾値を用いなくても素直に平均回帰するため取引機会が多く、さらには平均回帰するまでの期間も短い部類に入ります。2日に1回は取引がある結果になっています。

オーストラリア・ドルとニュージーランド・ドル

オーストラリア・ドルとニュージーランド・ドルが似た動きをすることは経験的に知られているようです。その性質を使ったトレードを見たけたことがある人も多いでしょう。

ですが、いつも統計的アービトラージができる「似た動き」をしているわけではありません。取引すべきでない、適切で無い期間が確かに存在します。

数理モデルを用いずにいわゆる「サヤ取り」をしようとしている人は「今は相場が変わったからうまくいかない」で済ませるかもしれませんが、実は相場の変化は数理モデルで客観的に判別可能です。

それが統計理論の検定です。検定を通過しない時期は、いわゆる「似たような動きをする」関係が崩れている時になるわけです。本サイトでは検定を通過しないときはオープンシグナルを出さないようにしています。

この「似たような動き」をしている状態を学術的に定義した言葉があり、さらにはそれを客観的に定量的に判断する理論も存在します。ですがここではその紹介は控えます。

スポンサーリンク