入門 金融リスク資本と統合リスク管理(第2版)

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リスク計量化入門より高度な本です。単に金融モデルや数学だけの本ではなく、組織としてリスク管理をどのように運用していけば、金融規制ルールを遵守してると言えるのかという観点での記述が多いです。そういった意味では金融機関以外の人に使える部分は絞り込む必要があります。

まず金融規制や金融全般に興味がある人には間違いなく有益です。シャドーバンキングについての正確な説明もあります。シャドーバンキングシステムが、最近中共で肥大化しているとニュースでよく言われていますが、この本を読めばシャドーバンキングが誤った意味でニュースで語られていることがわかるでしょう。単に法律の抜け穴を使った銀行という意味ではありません。中共のものは単なるシャドーバンキングシステムではなく、国際標準の金融規制を逸脱している不法銀行と言ったほうがいいと思います。後半には数式が載っておりリスク合算について詳しく述べられているので、数理理論を目的としている人にも有用です。

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